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「売り渋り」で販売戸数低迷 上半期の首都圏マンション
2007年07月17日
不動産経済研究所が17日発表した07年上半期(1〜6月)の首都圏の新築マンション販売戸数は、前年同期より17.2%減って2万8284戸だった。マンション大量供給が始まった94年以降で最低。同研究所は地価上昇を背景にした東京23区での「売り渋り」や、在庫が積み上がった郊外での新規販売時期の先送りが影響したとみている。
地区別では東京23区が30.8%減、埼玉県が28.8%減と落ち込みが激しかった。一方、平均価格は4646万円で前年同期より484万円上昇、率にして11.6%上がった。特に東京23区は19.3%増の6020万円で、92年以来の6000万円台となった。
同日発表した6月の首都圏販売戸数は、前年同月比10.9%減の5716戸で、6カ月連続で前年割れとなった。同研究所は07年年間の販売戸数の見通しを8万2000戸から7万1000戸に下方修正した。
マンションは着工から発売まで1〜2年かかるが、国土交通省によると、首都圏の新築マンションの着工戸数は05、06年度とも12万戸を超えている。同研究所は実際の販売戸数と大きく差が出ていることについて、業者が地価上昇を待って販売価格を引き上げる戦略をとっているほか、集計に反映されない不動産ファンドへの「1棟売り」の増加も背景にあるとしている。
ある大手不動産会社は「都内の開発用地は少なくなっており、手持ちの物件をすぐに手放すことは長期的な販売戦略上できない」としており、東京23区での売り渋りはしばらく続きそうだ。朝日より転載
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