|
バイオ燃料に優遇税制、混合分をガソリン税免除に
経済産業省は、地球温暖化対策につながるバイオ燃料の普及を後押しする新たな優遇税制を、来年度にも導入する方針を明らかにした。
ガソリンにバイオ燃料を混ぜた場合、バイオ燃料分のガソリン税を免除する。同省と農林水産省、環境省が共同で来年度の税制改正要望に盛り込み、政府税制調査会で本格的に検討される見通しだ。自動車などの運輸部門で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすため、税制面で支援する。
具体的には、バイオ燃料をガソリンに混ぜた場合、1リットル当たり53・8円のガソリン税(揮発油税と地方道路税)を、軽油に混ぜた場合は同32・1円の軽油引取税を、それぞれバイオ燃料分について非課税とする方針だ。
3%のバイオエタノールを混ぜたガソリンは、1リットル当たり1・61円の減税となる。現在はバイオ燃料をガソリンに混ぜても、すべてにガソリン税が課せられている。
一方、バイオエタノールの価格はガソリンよりやや高い。ガソリン価格を1リットル当たり145円、バイオエタノールの輸入価格をガソリンより1割ほど高いと仮定すると、単純計算では3%の混合燃料は1リットル当たり0・43円ガソリンより高くなる。しかし、バイオエタノール分が非課税なら逆に1・18円安くなる。
現在、国内ではガソリンへのバイオ燃料の混合割合は3%が上限だが、今後、割合を増やす技術革新が進めば、非課税によるバイオ混合燃料の割安感は一段と高くなる。低燃費車などの自動車税を軽減する「自動車グリーン税制」と同様に、燃料についてもグリーン税制を整備して、バイオ燃料の普及を図る。
(2007年8月12日9時41分 読売新聞)より転載
|