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県内路線価 高崎、太田下げ止まり
前橋税務署は一日、県内九税務署の二〇〇七年分の路線価(一月一日現在)を発表、七千二百調査地点の標準宅地(住宅地、商業地、工業地)の評価基準額の平均は前年から2・3%下落し、一平方メートル当たり四万二千円となった。前年割れは十五年連続。下落幅は四年連続で縮小し、比較可能な一九九三年以降で最小となった。各署別の最高路線価は高崎と太田で十五年ぶりに下落が止まった。前橋は9・8%下落し、価格は全国県庁所在地別で最下位。地域間の格差が浮き彫りになった。
路線価は相続税や贈与税の算定基準となる。
県内の最高路線価は十六年連続となった高崎市八島町の市道高崎駅・連雀町線。一平方メートル当たり三十八万円で、四百十五万円だった一九九二年から続いた下落が底を打った。太田市の太田駅南口線も七万九千円で変動率ゼロだった。
一方、前橋署管内トップの前橋市本町二丁目の本町通り(十八万五千円)は前年から9・8%下落し、県庁所在地別で前年の四十五位から四十七位に順位を下げた。下落幅は前年から3ポイント縮小したものの、県庁所在地別では鳥取に次いで下落率が大きかった。
高崎はJR高崎駅周辺でマンション建設などが活発化し、太田も東武太田駅前でショッピングセンターがリニューアルオープン。事務所需要が低迷する前橋市街地との差が際立った。
価格や形状から平均的な地点とされる用途別の主要標準地の評価基準額は、住宅地で前橋市三俣町三丁目が五万六千円(3・4%減)、太田市東別所町が四万円(増減なし)。商業地は太田市飯田町が七万九千円(同)、工業地は前橋市鳥取町が二万円(4・8%減)だった。
吉門慶良・県不動産鑑定士協会長は「景気回復や土地需要の高まりで、県内も底値感が広がっている。利便性の高い一部の土地は上昇に転じ、周辺に波及する可能性もある。利用価値による価格の二極化は一層広がるだろう」としている。
上毛新聞より転載
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