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深海水の栄養で藻類繁殖、CO2吸収…温暖化防止へ新構想

 「ガイア理論」で有名な英国の生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士らが、新しい地球温暖化防止策を考案し、27日付

 栄養価に富んだ深海の水をパイプで水面近くに吸い上げて藻類の繁殖を促し、より多くの二酸化炭素(CO2)を大気から吸収させようというユニークな構想だ。

 使用するパイプは、長さ100〜200メートル、直径10メートルほどで、海中に垂直に浮かぶように設置。パイプの下部に開けた穴には弁をつけ、海面に向けて一方通行で海水が吹き上げる構造にする。海水の圧力だけで、大量の水を吸い上げる仕組みができるという。

 藻類は太陽光とCO2を材料に「光合成」を行い、繁殖する。しかし、太陽光が降り注ぐ海面近くは栄養価が低く、光合成がうまく進まない海域が多い。このため、博士らは、栄養価が高い深海の水をくみ上げることで、藻類のCO2吸収能力を高められると考えた。

 ラブロック博士が提唱したガイア理論は、地球と生物が相互に関係し合い環境が出来上がるという考え方。博士は「人間が温暖化防止策を示せなくても、地球の自浄能力に手を貸すことはできるはず」としている。
(2007年9月29日19時27分 読売新聞)より転載

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