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耐火建材 認定と異なる製品77件
国交省調査 4社7件取り消し
国土交通省は8日、大臣認定を受けた防耐火用建材のうち、建材メーカー40社の計77件が申請とは異なるサンプルで試験を受けたり、認定と異なる仕様の製品を販売したりしていたと発表した。建材は住宅やホテル、専門学校など約300棟で使われていた。同省では4社7件の認定を取り消すとともに、残り70件も再試験し、性能を確認する。
国交省によると、77件の建材は壁や天井などに使う目的で、1973〜2007年に大臣認定を取得。認定取り消しは、「ウッドワン」(広島県)など4社の建材だが、他の3社は認定を取得したものの、実際には使用されていなかった。
ウッドワンの建材は、住宅50棟の壁などに使用。同社によると、燃えにくくする薬剤の注入量が不十分だった可能性があり、すべて改修工事を行うという。
このほか、銀行の金庫室や倉庫など239棟で建材が使用されていた「イトーキ」(大阪府)では、間仕切り壁などで認定を受けたものと塗料や接着剤が異なったり、パネルの材質を変更したりしていた。
同社の金子清孝社長は、国交省内で記者会見し、「不適切な対応で多大なる迷惑をおかけすることをおわびする」と謝罪し、認定を取り直す考えを示した。
建材メーカー「ニチアス」(東京都)と「東洋ゴム工業」(大阪府)による耐火性能の偽装問題を受け、国交省は全国の1788社に対し、大臣認定を取得したすべての防耐火用建材(計1万3965件)の調査を指示。これまでに1422社が回答した。
(2008年1月9日 読売新聞)より転載
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