|
食器洗い乾燥機 節水、洗浄力など進化
最近の家電製品は環境保全の観点で開発が進められているものが多い。
中でも食器洗い乾燥機はそのいい例だ。手洗いの5分の1以下の水量で洗い物ができ、節水になるというのがメリットの一つ。
都内の家電量販店によると、家庭への普及が進み始めたのはここ3、4年のこと。各メーカーが競って商品を発売し機種が豊富になってきたこと、7〜8万円台の価格に落ち着いてきたことなどが後押しした。内閣府の調査では、2005年の普及率は24・4%に達している。
新築マンションなら標準装備されているケースも増えており、身近な家電になりつつある。
薄型テレビや冷蔵庫などボーナス期に購入することの多い大型家電と違い、年間を通してコンスタントに売れており、共働きの若い夫婦と同じくらい高齢者の購入があるという。
たしかに立ちっぱなしで水を扱う食器洗いは、体への負荷が大きい家事のひとつだ。しかも、外食をする機会が少ない高齢者家庭ではそれが1日に3度行われることになる。食器洗い乾燥機は、どうやら高齢化社会にとっても強い味方になる家電のようだ。
さて、いかに少ない水で洗うかに加え、いま各メーカーがしのぎを削っているのはやはり食器洗いの神髄、いかにきれいに洗うか。
松下電器産業が開発に力を注いでいるのはミスト洗浄で、微細なミストで汚れを浮かし、落ちにくい口紅などのたんぱく汚れまできれいに落としてくれるところが魅力だ。ミストに対し、スチームで洗いあげるタイプを打ち出しているのは東芝。高温スチームを大量に発生させて洗うパワフル派だ。また、シャープは塩洗浄という独自の技術を開発。専用洗剤を使うより経済的という。
主要メーカーだけを比較しても、それぞれに特色を打ち出しながら、手洗いを超える洗浄力を生み出しているようだ。
洗浄力とは別に、省スペースをうたったタテ型タイプで人気なのが象印だ。マンションなどでは、置き場所の確保が難しくて新しい家電の購入に踏み出せないこともある。
食器洗い乾燥機は水道から専用ホースで給水し、シンクへと排水するため、シンクの脇に設置するのが便利だ。店に出向く前に、自宅のキッチンのシンク周辺のサイズを測っておくと機種選びがスムーズになる。
また、蛇口から水を引くための分岐水栓金具は別途購入が必要だが、蛇口のタイプによって金具の種類も違うので、蛇口のメーカーと型番もメモしていくと購入がスムーズだ。
(2008年1月24日 読売新聞)より転載
|