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館林市暑さ対策本部設置
暑い館林 抑制と活用
館林市役所玄関に設置された暑さ対策モニュメントを除幕する安楽岡市長(右から2人目)ら(5日)
日によっては最高気温が全国一になる館林市が、夏の猛暑を抑制しつつ活用する“2正面作戦”を充実するために新たな取り組みを次々と始めている。「環境の日」にあたる5日は、安楽岡一雄市長を本部長とした、今夏向けの「日本一暑いまち館林市暑さ対策本部」を庁内に設置したほか、庁舎正面玄関に、気温と熱中症予防指針をわかりやすく表示した「暑さ対策モニュメント」を掲げた。また、5月末には、板倉、明和町と連携し、沖縄名産で健康にも良いとして人気のかんきつ類「シークワーサー」の試験栽培を始めている。
◇対策本部設置
暑さ対策本部は、気温抑制から熱中症予防まで幅広く対応できるようにするのが目的。9月30日まで、猛暑日には警報発令や学校に飲料水を提供するほか、商店街の打ち水作戦など、市独自の事業を実施する。同市によると、常設の対策本部の設置は県内初。
5日に除幕されたモニュメントは、高さ2・3メートル、幅90センチ。温度計の模型で、職員が毎日5回、手動で気温の表示を変えると、熱中症対策指針を、「運動中止」「警戒」など5段階で、市民にわかりやすく示せる仕組みになっている。
◇市役所で実験
また、市は今月下旬からは、市役所屋上が暑くなるのを防ぐ「クールルーフ」実証実験にも取り組む。特殊な工法など、業者から提案を募って、効果を検証する一方、データや施工現場を公開し、会社や一般住宅にも普及させる弾みにしたい考えだ。9月末まで、屋根下の室内の温度などのデータを集め、それぞれの抑制効果を調べる。
◇シークワーサー
一方、「シークワーサー」の試験栽培は、館林邑楽地区の猛暑を生かした特産品第2弾にするためで、露地栽培でも冬を乗り切れるかを試す。同市と板倉町職員ら計10人が5月30日、同町内蔵新田で苗木63本を鉢植えにした。農家に管理してもらい、根付いた晩秋に、農家約10軒に配り、来年秋の収穫を目指す。同地区は数年間で、沖縄料理などで知られるゴーヤ(ニガウリ)の一大産地に成長している。
(2008年6月6日 読売新聞)より転載
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