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板倉ニュータウン見直し
住宅半減、企業誘致に軸足
県企業局は、板倉町に建設中の「板倉ニュータウン」について、建設事業計画を大幅に見直すことを決めた。分譲地の販売不振が続いているためで、建設住宅戸数を当初計画の3400戸から戸建て住宅のみの1500戸に半減させる。すでに住民説明会で説明を始めており、今後は、軽工業を中心とした企業の誘致に軸足を移すという。
見直し計画によると、ニュータウン建設用地218ヘクタールのうち、未利用地の多い65・2ヘクタールの用途を変更する。うち51ヘクタールを「住居専用地域」から「準工業地域」に変更したうえで、周辺環境保護に配慮した企業を誘致し、地域の産業振興と雇用創出を図る。
定住人口1万2000人を想定した板倉ニュータウンは当初、1994〜2000年の7年間に、戸建て・集合住宅を計3400戸を分譲する計画だった。しかし、6月末までに分譲できたのは、戸建て住宅用のうち2割程度の745戸に過ぎず、集合住宅の建設は着手もできていない。
企業局は、景気低迷と人口減を販売不振の理由に挙げ、今のペースで残り2000戸を販売すると、完売までに50年かかるといい、担当者は、「都心回帰が進む中、バブル期に立てた計画を続けることには無理が生じた。見直しによる地域発展を模索したい」と話している。板倉ニュータウンを巡っては、ニュータウン内にある東洋大学の国際地域学部が2009年4月から都内に移転することが決まっている。
(2008年7月1日 読売新聞)より転載
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