|
館林市教委が修学旅行の業者選定を透明化
館林市教委は小中学校などの修学旅行の業者選定を、保護者を加えた委員会を各校に設置して行う制度に統一する。業者選定は同市に限らず教職員だけで行っているのが一般的だが、市教委は多額の契約を学校内部だけで決めるのは保護者の理解が得られないと判断した。業者提案を点数で評価するなど、選定理由を分かりやすくする取り組みも進める。年内に選定手順を示すマニュアルを作成するほか、校長や学校事務担当者らを対象に研修会を開いて足並みをそろえる。
市教委は三日までに市校長会で業者選定制度の素案を提示、了承された。校長、教頭、学年主任、事務職員ら学校側の数人に、保護者を加えた選定委員会を各学校で組織し、選定にあたる。教委は準備の整った学校から年内にもすみやかに設置するよう求める。
選定手順は、まず交通機関や宿舎、食事、安全対策など学校が求める旅行の内容を三社以上の業者に示し、企画書の提出を求める。さらに業者へのヒアリングを行い、項目ごとに点数で評価、各種料金の見積もりと合わせて比較検討し、業者を決める。業者の公募は行わず、市の登録業者を念頭に両毛地域、東毛地域など、あらかじめ定めた枠組み内から選ぶ予定。
同市教委はこれまで、各校から修学旅行実施承認申請の提出を受け、計画内容は把握していたが、業者選定の方法や収支などは把握していなかった。
昨年六月議会の予算審議で、修学旅行の費用軽減を目的に競争原理を導入すべきとの声が上がり、臨海学校などのバス業者選定で実施していた小学校に加え、中学校でも複数業者から見積もりを取ることとなった。しかし、実際の業者選定では生徒指導面などの必要性から価格以外に重視すべき要素が多いため、最低価格を提示しながら指名されないケースもあり、市教委が業者選定の透明化に向けて検討を進めていた。
同市教委は「第三者である保護者を交えて検討することで、より公平、公正な事務処理が行えると考えている」としている。
上毛新聞より転載
|