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浅間山4年ぶり噴火
嬬恋住民「風評が心配」 降灰や被害なし
噴煙を上げて噴火した浅間山(10日午前2時41分ごろ、長野県佐久建設事務所提供)
気象庁が10日、浅間山(2568メートル)で2004年12月9日以来、約4年ぶりに噴火が確認されたと発表したことについて、県内では降灰や被害は確認されていないが、嬬恋村の住民などからは、風評による観光などへの影響を心配する声が出始めている。
同庁の発表によると、山頂西側の遠望カメラで噴煙の増大を確認し、同時に火山性微動を記録したため噴火と判断した。約400メートル上空まで噴煙が上がったが、県の防災ヘリで観測した結果、降灰は認められなかったという。
同庁は、今月8日に噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に上げたが、「今後も同規模の噴火が起こる可能性はあるが、影響は火口周辺のみで、現時点でレベル3(入山規制)に上げるようなデータはない」としている。
嬬恋村は10日午前7時、防災無線で村内に噴火を伝えた。同村鎌原の雑貨店経営江沢信治郎さん(50)は、「観光シーズンなので、悪い風評が広がらないでほしい」と顔を曇らせていた。お盆休みを利用して同村内の別荘に来た東京都の男性会社員(47)は、「大規模噴火の時のことを考えると不安」と話した。
北軽井沢観光協会(長野原町)にはレベル2の発表以降、「行っても大丈夫なのか」などと、1日10件以上の問い合わせがあった。職員は「夏は1年で一番にぎわうシーズンだけに影響が心配」と話していた。
(2008年8月11日 読売新聞)より転載
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