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利根川洪水 最悪死者7000人超
防災会議試算
内閣府の中央防災会議の専門委員会が8日公表した「1000年に1度の洪水」による被害想定で、千代田町の利根川の堤防が決壊した場合、最悪のケースとして県内の7240人を含む1万8000人の死者が出ることが盛り込まれた。
公表資料によると、1000年に一度の洪水は、超大型台風により、現在の治水の大きな基準となっている「200年に一度」の洪水を2割上回る水量があった場合。
県内で最悪の想定は、千代田町舞木の堤防が決壊し、洪水地域外に避難する住民(避難率)がゼロで、排水施設が全く稼働しないケース。板倉町で5100人、館林市で1400人が死亡すると想定された。
ただ、避難率が向上した場合は、被害は縮小し、避難率40%では板倉町の死者は3100人、避難率80%では1000人にまで減るとしている。
被害想定に対し、板倉町の防災担当者は「ショックだが、徐々に水位は増えていくため、地震と違い避難者がゼロということはない。今年度、ハザードマップを改訂しており、避難態勢の確立も急いでいきたい」と話している。
内閣府は「板倉町周辺の危険性が特に高いことを示したわけではない。どの地域にも洪水の危険性があると考えてほしい」としている。
(2008年9月10日 読売新聞)より転載
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