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立体交差道路で県 冠水懸念の23カ所点検
栃木県で八月に集中豪雨のため冠水した道路に車が水没し女性が死亡した事故を受け、県は地表より低い位置にあり冠水の危険性がある立体交差道路(道路アンダーパス部)について緊急点検を実施、十二日に結果を公表した。調査対象の二十三カ所のうち、一カ所で排水ポンプの機能が低下していたほか、冠水への注意を促す標識が整備されてない実態も判明。これを受けて、県は安全対策に乗り出すことを決めた。
今回調査したのは、県が管理する国道や県道にある二十三カ所の道路アンダーパス部。内訳は、七カ所が車道、十六カ所が歩道となっている。
調査の結果、十一カ所に設置されている排水ポンプのうち、桐生市相生町二丁目の国道122号とJR両毛線の交差部で、車道のポンプが老朽化により機能が低下していたことが分かった。冠水の危険性について注意を促す標識もほとんどの場所に設置されてなかった。
県は冠水被害を防ぐため、この排水ポンプ施設を更新するほか、すべての場所に冠水注意標識を新設することを決めた。また、水位が上がったら自動的に警告などを出す自動冠水表示板を未設置の車道四カ所に設置する。
排水ポンプや排水路は十年に一度の大雨が道路アンダーパス部に降ることを想定して設計されているが、周囲からの水の流れ込みは計算されていないという。県道路企画管理課は「ポンプなどでは限界がある。関係機関と協議することが必要」としている。
上毛新聞より転載
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