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県内36校の給食、病院にも事故米のでんぷん 4−5万食分で使用
カビや基準を超える残留農薬を含む事故米の不正転売問題で、県は二十二日、県内の小中学校三十六校などで今年四月から九月二十日までに給食で提供された卵焼き類六品目四千九百九十八パック(約四−五万食分)に事故米が使われていたと発表した。でんぷん製造業「島田化学工業」(新潟県長岡市)が事故米を原料として製造したでんぷんが含まれていた。健康被害は報告されていないという。
事故米を含むでんぷんが使われたのは「こだわりだし巻玉子500」「手づくり厚焼玉子500」「寿厚焼玉子」「う巻玉子300」「五目厚焼玉子500」「だし巻玉子300」の六種類。「すぐる食品」(東京都目黒区)が島田化学工業製のでんぷんを使用して製造したものを、高崎市綿貫町の給食原料納入業「関東食品」が十一市町村を通じて学校給食調理施設に販売した。
提供された学校は小学校二十二校、中学校十四校で、生徒数は約一万五百人。そのほか、病院や社会福祉施設など三十施設、飲食店や弁当調理施設など十七施設にも販売された。
二〇〇三年九月から〇七年十一月三十日までにすぐる食品で製造された同様の商品にも、事故米が入ったでんぷんが使用された可能性があり、県は過去の関東食品の商品販売状況についても調査する方針だ。
ただ、でんぷんに使用された事故米の割合は1%未満で、さらに問題の商品に含まれるでんぷんは1%程度とわずかなため、健康への影響は小さいとみられている。
学校給食を指導する県教委スポーツ健康課は「市町村と連携しながら、子供たちに安全で安心できる給食を確保したい」と話している。
上毛新聞より転載
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