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豚インフル「新型」認定 WHO警戒水準「4」に引き上げ
メキシコや米国で発生した豚インフルエンザの人への大量感染を受け、世界保健機関(WHO)は二十七日、インフルエンザの世界的大流行に対する警戒水準(フェーズ)を現行の「3」から、ウイルスが人から人への感染力を十分に得た段階を意味する「4」に初めて引き上げた。新型インフルエンザ発生を認定したことになる。WHOによる警戒水準の引き上げを受け、県内市町村の多くは二十八日、相談窓口の設置や、防護服の手配など国内で発症者が出た場合の準備を急いだ。
高崎市は、休日も市民からの電話による問い合わせに応じられる態勢を整えたほか、秋に購入を予定していた防護服やマスク、ゴーグルを前倒しして注文。榛東村も防護服と高機能マスクを急きょ手配した。
藤岡市は感染の予防法や発症者への対処法を記したチラシを緊急に印刷し、全戸に配布する準備を進め、玉村町も同様の内容のリーフレットを三十日に区長を通して全戸配布することを決めた。複数の市がホームページを使って感染予防対策を掲示。高山村は防災無線で注意を呼び掛けた。
市町村教委は、うがいや手洗いを徹底するよう管内の小中学校に通知。今夏に子供の海外派遣事業を計画している教委は「今後の様子を見て(実施の可否を)判断したい」(大泉町)と、事態の動向を注視している。
県内中核病院も国内発症者が出た場合の態勢づくりを急いでいる。
国立病院機構高崎病院は二十八日までに、豚インフルエンザの疑いのある患者を張り紙と職員の誘導で決められた診察室に案内、マスクなどで防備した医師が診察に当たる態勢を整えた。伊勢崎市民病院も感染が疑われる患者を一般患者とは別室で診察することなどを知らせる張り紙を院内に掲示した。他の病院も同様の対応を予定している。
上毛新聞より転載
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