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路線価 17年連続下落・09年県内
前橋税務署は1日、県内9税務署の2009年分の路線価(1月1日現在)を発表、約5800地点の標準宅地(住宅地、商業地、工業地)の評価基準額の平均は前年から2・5%下落し、1平方メートル当たり3万9千円となった。現行の調査方式となった1992年から17年連続の前年割れ。平均額は同年の約3分の1に下がった。税務署別の最高路線価は増減率ゼロが昨年の4地点から2地点に減り、3地点で下落幅が拡大。景気後退が底打ち感の出ていた不動産市況を再び冷え込ませた。前橋の最高路線価は都道府県庁所在地別で3年連続最下位だった。
県内全地点の平均額は92年の11万7千円から下がり続けている。下落率は01年のマイナス9%をピークに07年の同2・3%まで縮小傾向にあったが、08年(マイナス2・4%)、今年と下落幅を拡大。今年は都市部で大きく下落した。
県内最高路線価は、18年連続で高崎市八島町の市道高崎駅・連雀町線の38万円で増減率ゼロ。これに対し前橋の最高路線価は、本町2丁目の本町通りの17万円で、5・6%の下落。下落率が5年ぶりに拡大した。
他の税務署別の最高路線価の変動状況は、太田市飯田町の太田駅南口線が評価を維持したものの、前年は増減率ゼロだった草津町・湯畑前と伊勢崎市・本町通りが下落に転じ、前橋のほか桐生、富岡は下落率が拡大した。沼田、藤岡は下落率が縮小した。
用途別の主要標準地の評価基準額は、住宅地が前橋市三俣町3丁目の5万6千円と太田市東別所町の3万9千円、商業は高崎市八島町の38万円と太田市飯田町の7万9千円でいずれも増減率ゼロだった。工業地は前橋市鳥取町が1万8千円で5・3%の下落だった。
不動産鑑定士で、3月発表の公示地価調査で代表幹事を務めた君島准逸(じゅんいち)氏は「昨年秋以降の急激な景気後退で、不動産市場が一気に冷え込んだ。特に前橋は相対的な市場競争力が落ち込んでいる」と分析する。
上毛新聞より転載
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