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突風が市街直撃、住民ら恐怖/館林
車、家が吹き飛んだ・・・
(上)突風で屋根が吹き飛ばされた家屋(27日午後4時35分、館林市で、本社ヘリから)=立石紀和撮影 (下)突風で壊れた車(同4時53分、同市大街道のスーパー「ベルク」で)
粉々に割れた窓ガラス、吹き飛ばされた屋根、宙に浮く車――。27日午後2時頃に館林市中心部で発生した竜巻とみられる突風は、市内の住宅や公共施設など234棟や車などに大きな被害をもたらし、けが人は21人に上った。被害が集中した地域では、長さ約1・6キロ、幅約50メートルにわたって、通り道のような跡が見つかった。住民らは「ソファや机が屋外を飛んでいた」「あっという間の出来事だった」などと、恐怖の瞬間を語った。
館林地区消防本部には、突風被害のあったスーパー「ベルク館林大街道店」から、同2時14分に最初の119番通報があった。成島や大街道地区などでは、屋根などを損壊した家屋、横転した車両、街路樹や電柱が倒れるなどの被害も確認されている。
突風によって壊れた車(27日午後4時53分、群馬県館林市大街道のスーパー「ベルク」で)=中村光一撮影
大街道会館には、3人が自主的に避難し、市が毛布などを提供した。市は現地に対策本部を2か所設け、28日以降、本格的に被害状況を調べ、被災者への支援も検討していく方針。
3000世帯一時停電 東京電力群馬支店によると、電線が切れるなどしたため、館林市栄町、大街道など市街地を中心に同2時頃から約3000世帯が停電し、午後6時現在、300世帯が復旧していないという。
東武鉄道広報部によると、突風により架線が一部断線したため、同2時10分頃から館林駅付近の送電ができなくなった。このため佐野線、小泉線の全線、伊勢崎線の羽生―太田間などの運行を夜まで見合わせたため、2万8000人に影響が出た。
(2009年7月28日 読売新聞)
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