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ある晩、職場で仮眠に就こうとしていた。ふと何者かの気配を感じて目を開けると、
同僚の霊が立っている。「これから迷惑をお掛けします。」それだけ言って消えたのだ。
近い内に何かあるのかなと思って眠りに就いた。
その同僚は口八丁手八丁で、仕事はできるし人望もリーダーシップもあるという人だった。仕事で何回も助けられており、一目も二目も置いていた人格者だったのである。
しばらく後、職場で彼と仮眠を取る事になった。ベッドに入り横になっていると、アラーム音が鳴った。彼の腕時計のようだ。30分おきに鳴るアラームがセットされたままになっているらしい。
アラーム掛かっているようなので、消してくれるよう彼に頼んだ。すると、驚いた事に彼は怒り出した。彼は訳の分からない理屈を述べ、怒り口調でこちらを責め立てる。これは性質の悪い冗談だろうと思って、とりあえず話は明日にして寝ようと言い、その晩は寝たのである。
数日後に、職場の他の同僚に話を聞いて驚いた。一緒に寝た彼が、私が変な寝言を言ってたせいで寝れなかった。彼の腕時計のアラーム音が誰かのいびきに似ているという寝言を一晩中言っていたと、同僚達に言い触らしているというのだ。
驚いて彼に会いに行くと、目の下にクマが出来て目付きが完全に変わっていた。まるで別人だ。ケンカ腰で私に挑んでくる。「言いたい事があったら直接私に言ってくれ。変な噂は流さないで欲しい」と伝えた。
それからというもの、事ある毎に彼は私を挑発してくるようになった。なんせ元が出来た人だったので、邪霊に憑依されるとこんなにも変わるものかと驚いていたのだ。しかし、彼の霊の侘びが先にあったので腹は全然立たなかった。
その約1月後に職場の変更で彼とは別れることになった。私のカルマの解消の為に必要な出来事だったのだろう。霊能者の江原啓之さんも言ってるが、霊の憑依現象というのは日常的に頻繁に起きているのだ。これ程極端な例は珍しいが。
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