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FOREVER, MICHAEL

マイケルジャクソンの音楽とアート。ジャズ・ロック・ブルースなど黒人音楽の歴史とライブ魅録。

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マイケルを愛した家族、友人、(Dedicated)ファン・・・みなに贈られる言葉だと思う。
「それでも僕たちは生きていくしかないんだ。」

フランクがその著書「MY FRIENDMICHAEL」で語った言葉1 。生きてゆくしかないのなら、じゃあ、よりよく生きていこうじゃないか。。。そういうポジティブな気持ちが感じられる。

最近はデンジャラスが好きで、ご飯作りながらイヤホンで毎日聴いています。。。これ、あらためて凄いアルバムですね。
そのアルバムを引っ提げてのデンジャラスツアー以後、メディアで語られたネガティブなマイケル像。ほんとにそうなの?と、わりきれない思いがあった。なぜならヒストリー(ディスク1)以降のその作品も、あまりに美しく斬新で繊細でエネルギーに満ちているから。気持ちが高揚し、元気になり、癒される、そんな作品を、自己崩壊し、ドラッグ依存症だと言われた人がつくれるのだろうか、と。
しかし、著書を読んでいてその疑問が氷解してゆくようだった。 「9つの命を持つ猫」2 のように叩かれたくらいでは死なない、強い人だった。
人生に影を落としたかのように言われた時期。実際は鋭気に溢れ、新しい音作りに取り組んでいた。家族のために資産トラブルに向き合い、ドラッグ依存の治療も受けていた。

そしてマイケルの行動原理は全て〔愛〕のため。 It’s All ForLove3 - そんな単純な公式に当てはめれば、彼の奇妙だと思われる事々がすんなり理解されるようだった。とくにどうして(企みを引き寄せ、訴追されるという)同じ過ちを犯したのか、という疑問についても。

イメージ 1意外だったのは、マイケルが「家族の絆」をとても求めていたということ。だって、血縁の「家族」から距離をおいたのは本人だったわけだから。しかし、カッシーオ家をひとつの理想像とみなしていたようだ。息子―マイケルもその中に含まれる― をあくまで信じ、サポートするカッシーオ・パパの話は随所で描かれている4。ある意味マイケルはカッシーオとの交流を通じて父親業を学んでいたのではないか、とフランクは想像する。
子沢山の一家。シシリー島出身の剛毅なパパは理想の父親像。
パリスの恋人と初めて会う場面を想像し、伴侶としてふさわしいかどうか見極めてやるぞ、と、既に花嫁の父と化していたマイケル。「それぞれ10人の孫をプレゼントしてね」と子どもたちによく冗談を言っていた。 バーレーンにもドイツにも擬似家族がいたようだ。ここには人を愛し、絆を求める人なつこい人間マイケルがいる。 
そういえば、慕っていた故盛田会長はさしずめ日本のお父さん?? 理想の父親に出会ったらちゃっかりと息子に納まってしまうマイケルがあまりにも可愛い。。。
不完全なゆえにマイケルは美しい
内容に関して、ダークな一面の記述が取りざたされた。なにをもってダークだというのか(パラノイヤとか?)。私にとってショッキングな内容はべつになかった。この世に完全な人間がいるはずはないし。著者が最近のインタビュー6 で語っているように、「不完全なゆえにマイケルは美しい」というのはとても共感できる。 (「美は乱調にあり」という本のタイトルが思い浮かんだ。) 不完全だからこそ「完璧」を求め、切磋琢磨する・・・その創造の苦しい過程を経てこそ、あの研ぎ澄まされたシンプリシティが生まれるのだろう。
そして菩薩さま、魔王様、天使・・・いろいろなパーソナリティが不完全に複雑に絡み合った人間だからこそ、ここまで人を魅了してやまないのだと思う。もっとも著者は20年も身近にいた関係だから、それこそ公には出来ないダークな事柄も見聞きしているだろう、と想像できる。それはきっと著者の胸奥深くにしまわれているんだろうね。
著者が伝えたかったこと:

     マイケルの精神は自分たちの心のなかにある。だからよりよく生きよう。
     マイケルは最期まで創造的だったこと。

     マイケルの信念― IT’S ALL FORLOVE 

     家族の絆。
 
マイケルが象の章 (ダンシング・ウィズ・ドリーム) で残したメッセージは
〜どれだけ裏切られても傷ついても、それでも象は行進する。それが神様との約束だから〜
行進するということは生き続けるということ。それはマイケルの生き様であると同時に今、残されたものへのメッセージだ。 「僕たちは生きていくしかない。」 だからよりよく生きていこう。。。マイケルの作品が今語る言葉だと思う。
 

1.  本文 p.317: We have no other choice but to live on.

2.  本文 p.307

3.  本文 p.324

4.  マイケルとフランクが決定的に仲違いしたとき。ネバーランドで迎えるクリスマスには例年通りカッシーオ家の面々も招待された。カッシーオパパは行かないと決めたフランクと過ごすことにし、他のメンバーはマイケルのもとに。このエピソードがとても好きです。。。

5.  本分 P.313

6.

http://www.edgelosangeles.com/index.php?ch=entertainment&sc=celebrities&sc2=features&sc3=&id=132289    My Friend Michael’ :: A personal look at ’TheKing of Pop’

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    カシオ本はカシオとソニーに都合のいいことばかり書いてありますし、全面的に信じるのではなく、カシオの言い分に対しても批判的視点が必要な本ですね。

    [ アップル ]

    2018/11/17(土) 午後 5:28

松
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