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FOREVER, MICHAEL

マイケルジャクソンの音楽とアート。ジャズ・ロック・ブルースなど黒人音楽の歴史とライブ魅録。

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このアルバムからは


  • XSCAPE (Original Version)
  • LOVE NEVER FELT SO GOOD
  • DO YOU KNOW WHERE YOUR CHILDREN ARE (Original Version)


の3曲のみをITUNE ストアからダウンロードしました。
 
CDジャケに愛が感じられなくて、アルバムは今回見送りました。ジャケ買いがあるくらいだから、大事だと思うんですけど。でもIPODの小さなフレームで見ると、ゴールドのイメージがきれいで、モバイルで見る分にはいい感じです。
 
楽曲は若手やメジャーなヒップホッパーたちがプロデュース。
もはや「MJ のアルバム」だと、私には感じられません。 
BAD25のヒップホップバージョンBADは1回聴いたきり。
ヒップホッパーが嫌い、なのではなく、MJ のアートが本人の意思と関係なく、単にヒップホップに変換(Convert)されたものだから。
それはMJの哲学、Transform 〔前進や改良、良い方向に進化する〕じゃないから。 


完全主義で作られたBADの別バージョンを作る意義って何??と考えますに、新しいヒップホップ世代のファンを増やすことができるのかも、とか思います。。。確かに、そこから入って、オリジナルに辿りつく、のもよくあることで、その結果、MJ をリアルタイムで知らない若い世代のファンが増える。そういう意味ではソニーとエステートの儲け主義的アプローチにも、(MJ ファンにとって)プラスの面があるのでしょう。 


世界のあちこちでリリースされたアルバムは軒並み1位。なんにしても、そうやって儲けたお金で、MJ 美術館を作って欲しいですわ。〈アルバム売り上げはMJ美術館設立資金の一部になります〉とでもいわれたら、カバーが貧弱でも買わせていただきましたものを。
 
だけど、上の3曲はとても好きです。 
 
ホロフォニック・サウンド〜80年代に発明された録音技術で、頭の中で音が左右、前後に駆け巡り、3Dの世界を作る感じ、でしょうか。。。「イヤフォンで聴くと凄いわーたまらん」と、今まで何気に聴いてたんですけども、当時の最先端の技術が使われていたんですね。マイケルが耳元で囁くような声やらハートの音。最近ではホロフォニック・サウンドを意識して、またMJを聴き始めました。音が頭の中に満ちてゆく感覚にはまってます。特にイントロはこの技術が駆使されているので、我が脳は「魔王さま。これから何をなさるつもり!?」と、トランス状態に。。。って、ちょっと大げさに言ってみました。ゴージャスでリッチな音つくり・・・ホロフォニックサウンドは、この3曲にも縦横に使われてます。
 
この技術が開発されるまでは、スタジオセットでその効果を出すようにしていたんですね。以前、マイルスデービスの「スパニッシュ・キー」(アルバムBitche’s Brew 3曲目)をイヤフォンで寝入りばなに聴いていたら、まじに身体が浮く感じがして、びっくりしたことがあります。マイルスはスタジオで革命的な音つくりを開発。完ぺき主義の贅沢な音つくりはマイケルと似てる、とか思うんです。マイルスの録音には、電子ピアノを右、センター、左に、ドラムスを右と左にセット。ベースも2種類。そうやって作られた音はまさしくホロフォニックサウンド。脳を駆け巡るような音が浮遊感を生んだのでしょう。
 
ビルボード誌記事によれば、XSCAPE のレコーディングで、プロデューサーを務めた、Timbalandは1日1作品という早いペースで、Stargateは1週間でトラックを完成させたそうです。今では、テクノロジーでこの感覚を簡単に作ることができるのでしょうか。。。しかしながら、私は生のスタジオ収録でマイルスがバンドメンバーに声をかける、そのかすかな音に心惹かれます。
 
Do You Know Where Your Children Are (Original Version) のテーマ は、ハリウッド・トゥナイトやアボーション・ペーパーズに連なる系譜。グルーブの美しさ、ボーカルの素晴らしさが際立っています。
 
 
 
 

感謝祭とBAD25


 
22日(木)。サンクスギビングの夕食に呼ばれ、伝統の七面鳥とハム、前夜から調理したという並びきれないほどのお料理をいただく。私の担当はワインということで、ジンファンデルを選んで持っていった。細長い紙とグラスボールがおいてあって、子どもたちがいうには感謝のメッセージを書いて折りたたんで入れて、とのこと。ディナーのあとで、読み上げ、そのメッセージが誰かあてっこする、というゲームらしい。

IAM THANKFUL FOR ○○ (わたしは○○に感謝してます)
わたしは、○○にマイケル・ジャクソンといれましたわ。。。
(あぁ、今年もありがとう、マイケル。)
 
ほろ酔い加減で帰宅してからは、楽しみにしていた BAD25 のドキュメンタリー(ABC)を見た。知らなかった(おもしろ)エピソードは・・・
 
1.     スムクリの傾斜ポーズはバスター・キートンの映画にヒントを得た。
動画をリンクしておきます。(傾斜シーンは1:45から)無声映画ですが、ベストのボタンがぶちぶち弾けたりして、おもしろいですよ!
 
2.     タチアナはSFの収録中、ラストのシーンでマイケルにキスをしちゃいけない、ときつく言われていた。彼女はとてもアグレッシブな女性だったそうだ。「マイケルの息はミントの香だった」と語る彼女はJ5時代からマイケルが大好きだった。
 
3.     サイーダとのデュエット録音では二人真向かいで収録。マイケルはサングラス。サイーダは目を閉じて歌った。
それはマイケルが笑わせて、クインシーに怒られるのは彼女だったから。でもポップコーンだかなにかが顔に飛んできた。
 
スタッフや役者さんと談笑しているとき、ダンスの稽古をしているとき、リハや打ち合わせのとき、マイコーはステージやSFの映像で見る以上に男前でびっくり。クレジットが流れるときのエンディングは、DON’T BE MESSIN’’ROUND
 
夜の11時に番組は終了。10時も過ぎる頃から既に、ショッピングモールはブラック・フライデーというイベントで賑わっている。お買い得の家電や服などが提供されるので、お店の前は長蛇の列。。。でもニュースで見ているだけ。この列に加わる元気はないな・・・。
 







私事:


他日、別のお宅に、感謝祭ディナーに呼ばれた。彼らは趣味でワイナリーを作り、今年が初めての収穫。ラベルも貼った自家製ワインが並べてあった。 フドウだけでなく、チェリーやざくろといった果物やジャスミンやハイビスカスから醸造したもの。ありがたく試飲させていただく。香も味もフレッシュだったな。
 
12月に2週間ほど実家へ帰る。その間、猫の面倒をみてくれるご夫婦を近いうちに招待する。日本食の家庭料理でおもてなしするべく、メニューを考えてる。。。豚肉のしょうが焼き、海老と野菜のかき揚げ、きゅうりのたたき、春雨サラダ、お味噌汁・・・って感じか。
ェンブリーのライブDVDを見た。 圧倒的な存在感。最高のリーダーとサポート・チームが作り出す空間はとても大きくて、暖かい。
私はライブのインターミッションが好きである。。。ほっと一息ついて、個々のミュージシャンや楽器を余裕で見ることが出来る。そしてアーティストが衣装替えをしてふたたびステージに登場する瞬間、空気がはじけるようにぱっと変わる。ステージに緊張が走り、歓声が雪崩のように湧き起こる。その瞬間がライブ会場であれ、DVD鑑賞であれ、大好きなのだ。
マイケルをひたすら追うカメラワーク。アップの生々しさにどっきり。汗で額にへばりつく髪をなんとかしてさしあげたい・・・。つくづく思うけど、ショーを演じるマイコーは世界を支配する魔王さまだ。同じ空間を共有して、アーティストとオーディエンスの距離は近いのに、その存在は、遥かかなた雲の上。たとえ数万分の1のグッドラックで、触れる事ができたとしても、その存在を身近に感じることはできないのではないか。ライブという、夢の時間が終われば、切なくて哀しくて、もう泣くしかないのかもしれない。

イメージ 1


・・・なのに、作品というフィルターを通すと、何故こんなに近くに感じることができるのだろうか。息吹や肉体すらも感じるような臨場感に幻惑させられる。ファンとして、MJをまるごと受け入れていることも理由だけど、MJの詞が、寄り添うようなリアリズムを感じさせるから、だろう。
そんなリアリズムと芸術としての美しさの統合を求めて、道半ば・・・という印象を受けるのが、アボーション・ペイパーズ
この曲はとてもセンシティブな問題を扱っている。 政治や宗教で決めるようなことか ― その是非はともかくとして、いまだに論争を続けている答えのない問題。特に政治家はその立場を明確に表明することが求められる。10月の副大統領候補のディベートでも質問のひとつにあがったほどだ。もしこの歌が当時リリースされていたら、物議を醸すは必至。どういう立場を取るにせよ、センセーショナルな非難は免れない。 80年代に、それほどの覚悟をして作られた歌。マイケルの命へのスタンスは明白だ・・・。
(コーラス部)

Those abortion papers
Signed in your name against the words of God
Those abortion papers
Think about life, I'd like to have my child

アボーション・ペイパー
聖書の教えに逆らい、あなたたちは名前を記入した。
アボーション・ペイパー
命というものを考えて。僕は自分の子どもが欲しいよ。
Those abortion papers と、複数形にしたことに、注目。申請書の枚数だけ、失われてゆこうとする『命』。それはずしり、と重い書類を渡されたかのようなリアリズムをもって聴き手に訴える。この歌は、一人の女の子が申請書にサインし、出奔した話だが、彼女のその行為をとがめたり、やめさせようと説教をする(マイケルは説教好きだが・・・)内容ではない。ただ、「あなたたち」が中絶を考えているのなら、その前に命のことを 『考えてほしい』といっている。
以前ご紹介した曲、シャウト。ドラッグ漬けの母親のおなかにいる子供は、既にドラッグに侵されている、という衝撃的な一節がある。MJは胎児をリスペクトすべき命とみる。
美しいグルーブが際立つこの曲。そのグループに乗せて語られる、女の子の時系列的なストーリー展開とその間に入るコーラス。歌詞の構成はシンプルだ。彼女はキリスト教の精神に則って生きることに価値を見出せない。MJは彼女に言わせる。神様も愛もなんだっていうの?何が手に入るって言うの?見たものが全て。生活を縛られ、聖書を読んだところで、どうなるの?と。 シスターや神父、家族を混乱におとしたまま、彼女は出奔する。
宗教界への痛烈な皮肉にも感じられる。クリスチャニティの世界で生きてきたのに、彼女は結局「愛」の価値も信仰も見出せないまま、出奔してしまった。宗教で救われなかった彼女の人生はこれからどうなるのだろう。「神様」で結ばれたアメリカの価値観が揺らいでいることへの危惧、とも受止められる。地雷を抱えたこの曲は完成することなく、ひそやかに金庫にしまわれたのだろう。
ズムを聴け。
 中山 康樹さん風に
イヤホンを通せばマイコーのスクラッチボイスが生々しく響いてくる・・・。臨場感溢れる、迫力の未完成、6曲イン・ディスク2。スリラー後の、一層パワフルでエネルギーに溢れるボーカル。私はこの6曲をアルバム 「リズム&グルーブ」と (勝手に)名づけた。
アルバムの中では、3曲目の SONG GROOVE(AKA ABORTION PAPERS) に衝撃を受ける。アップビートとダウンビートを繰り返すシンセにボーカルを重ねて生み出されるグルーブの美しさ。 ABORTION PAPERS・・・と繰り返すコーラスが耳に焼き付いて離れない・・・。 そして何よりも歌の主題が衝撃的だった。
これについては後日ということで、今日は、アルバムの冒頭を飾る、DON’T BE MESSIN’ ROUNDについて書きます。 スリラーで言えば、ワナビー。オーディエンスをアルバムの世界に引き込むための、とても華やかな一曲め。
まず、ジョゼフ・ボーゲルさんの新刊 (1) に、この曲の記事があったので、以下記録(一部)しておきます。


 

1986年。このトラックはふたたびマイケルの手に戻り、プライベートスタジオ「実験室」(注:ネバーランドではなく、ヘブンハーストの自宅にある方)で仲間 (ビル・ボットレルとマット・フォージャー) と自由な音作りを試みていた。ジャムやセッションでダンスのグルーブを得ることが、彼のいつもの目的であった。 
MJのダンスグルーブはとても変わっていた。未知のビート・パターン、テクスチャー、ニュアンスで私たちを驚かせてくれる。
「この曲の長いバージョンにはとても面白く聴こえるところがままあって、それは違うセクションで違うことが起こっているからなんだ。」「この曲は8分間じっと座って聴いていて、えらく長いなと、思わせるような曲じゃない。その長い流れの中で 『かっこいいなあ』 と感じさせる音になっているんだ」 とフォージャーは言う。
マイケルはその年、後半まであれこれ音作りの実験をねばっていた。ところが、クインシーがいよいよ出張ることになると、現実のアルバム作りに真剣に集中しなくてはならなかった。だから実験は床の上に投げおかれ、またの機会を待つことになった。
今回のデモは、この当時、最後にフォジャーによってミックスされたもので、「これが思っていた音だ(This is how it has to be.)」 とマイケルに言わしめた、おすみつきのもの。
この1986バージョンにおいては、ボーカルも歌詞も完成されていない。 シンコペーションのリズムが印象的に使用されている。グラミーウィナーのエンジニア、ブルース・スウェディエンも、お気に入りの曲で「ただただ美しい」、とべたほめ。
洗練されたシンコペーションと複雑なリズムのアレンジが、一度聴いたら耳に残らずにはいられない魅力を与えている。



ンコペーションと複雑なリズム・・・の関係
師匠であるR君(大学院で音楽理論と作曲を専攻)がご飯を食べにきたときに、この曲を聴いてもらった。7つの要素 ― イントロからアウトロまで、ドラムス、続くピアノ、ボーカル、ギター、電子ピアノ、2台めのドラムス、ベース ― が異なるリズムでシンコペィテッドしているという。 音が重なると、その結果、とても複雑なリズムが生まれた。 アウトロではベースのシンコペーション。なんとも美しい、ハーモニックな音のレイヤーだ。
メロディ1&2の繰り返しから、マイコーの『ブリッジ』という掛け声がかかって、スキャットで歌っている。なぜスキャットだったかというと、ブリッジ用の歌詞がまだなかったわけですね。
やはり、この曲はオリジナルの8分で聴きたい。変化するリズムとグループ・・・延々と聞いてみたい。この音のシャワーをもっと浴びていたい。。。ボサノバのリズムはシンコペーション。だから、ポップソングでありながら、ラテン・ジャズやボサノバのグルーブが感じられる。ほんとにおしゃれで洗練された曲。
贅沢なデコレーションが施されていないから、マイコーのボーカル生地がシンプルに透けて見える。まだ本番の気合で歌っていない、ハスキーなスクラッチボーカル。歌の途中で声が途切れたり。。。
であっても、やはり魅力溢れるボーカル。ただパパラパ。。。と歌っているだけで耳目を集める歌手がどれほどいるだろうか・・・。(となると、由紀さおりさんはやはり凄い歌手ですね。) ボーカル・ヒーカップも、なにやらマイコーのってるなーという感じで、楽しげです。。。



さて、バッド・アルバム作成に「必殺仕事人クインシー」がいよいよ登場となれば、悠長に実験など楽しんでいられない。 スケジュールを突きつけられ、『スメリー、汽車はまもなく発つんだ!はよせんかい。』 と、お尻をたたかれ、空気がぴりぴりとしてくるんじゃないんだろうか。。。この二人の仕事っぷりをカーテンの後ろからこっそり覗き見したい。(現場だとピリピリして恐いだろうから)。 二人はこのコラボを最後に、親離れ、子離れ。。。
クインシーはこの後、自身のアルバム BACK ON THE BLOCK (2)という傑作を世に出す(1989年)。やっぱり凄いプロデューサーなのだった。
おまけコーナー:
楽器を弾くマイコー


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なんて賢そうなお子!

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あっ、ごめん。これは・・・プリンス。。。


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こちらがマイコー。

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グレッグ、ピンクのトレーナーがかわいい。マイコー、赤シャツがかわいい!


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家族ととても幸せそうなひととき。


1. キンドル版 Featuring Michael Jackson:  Collected Writings on the King of Pop:  Joseph Vogel, 9/14/12  
  # 3. Don’t Be Messing’”:The Story Behind Michael Jackson’s Infectious Bad-era Demo:  
2. グラミーレコード大賞を含む7冠。最近CDを購入した。 ひとたび聴いて、惚れた。 リピートせずにはいられない、脳に訴えるアルバム。毎日車の中で聴いてます。 アフリカのリズム、ヒップホップ、ジャズ、R&B、ポップなどの要素がミックスされた、とても贅沢な音のシチュー。 暖かく、愛に溢れ、なんともかっこいいアレンジ。 今は亡きジャズの大御所たちを始め、多彩な参加アーティスト。 歴史的にも貴重な一枚。

 


BAD 25 アニバーサリー

 BAD 25 アニバーサリー 
18日(米国)にリリースされると、やはり欲しくなった「バッド25アニバーサリー」
購入したのは・・・ボックスセットではなく、2012年リマスター版CDと未発表の曲+あらたなアレンジャーを起用してのバッドが収録されたCD、2枚組。 ウェンブリーのコンサートDVDと一緒にね。
現地では11月の感謝祭にバッド25ドキュメンタリーがテレビ(ABC)放映される。監督のスパイク・リーは、マイケルよりひとつ年上。ジャクソン5を見て育ち、マイコーにあこがれ、アフロヘアを真似た。ショートフィルム[THEY DON’T CARE ABOUT US] (1996)は彼の監督作品。 ドキュメント映画は8・31ベニス映画祭でワールドプレミア上映を皮切りに、9・15にはトロント映画祭でクロージングを飾ったそうだ。

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STUDY THE GREATS AND BECOME GREATER
マイコーのメモに残された言葉。バイブのサイトではこのアルバムを記念して特集が組まれた。ゲストのひとりグレッグ・フィリンゲインズは、ひょうきんなキーボード奏者。。。バッドとデンジャラスツアーで音楽監督も務めた。彼がこのメモ書きを裏書きするような発言をしている。
マイケルは究極の負けず嫌い。他のミュージシャンのぬきんでた音楽パフォーマンスを見ては、彼らの上を行きたい、と思った。そして言うのだ・・・〔僕はゲームのレベルを一段階あげなきゃならないね〕・・・そうやって彼らの上を行くことで、境界や限界をどんどん広げていった。
同じくバッドツアーのチームメンバー、ギタリストのジョン・クラークによれば、当時ライバル視していたアーティストはプリンス。バッド参加は実現しなかったけれど、二人の Friendly Rivalry (友好的なライバル意識)は互いのビデオや、ツアー内容を見るに明らか、だという。
ジョンはバッドツアーの音作りを、
マイケルジャクソン・ギグ
と表現する。当時マイケルが好んだギタリストはデビッド・ウィリアムズ(アルバムの参加ギタリスト)。だからといって、彼と同じ演奏スタイルができるわけじゃない。でもそこからマイケルがなにを求めているかを探り、何時間もかけて音作りをした。そうやって、ツアーのために、自身とジェニファー・バッテンのギタープログラムを作り上げていった。
ダンスチームも然り。いかにショート・フィルムのイメージをステージで再現するか、大変な課題である。かようにチーム・マイケルひとりひとりがどれほどの努力と情熱を重ねてツアーを成功に導いていったか、が伺える。ツアー中のホテルに残された汗たまりはマイケルだけじゃなかった!
・・・    腕の筋肉がたまらん!
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さて、プリンスとマイコー。口とは裏腹に相互のリスペクトと愛は随所に感じられる。マイコーの35周年記念ショーにはプリンスも現れ、スタンディングオベイションをしていたし。マイコーはプリンスの映画パープルレインを密かに見に行ったし。自分の肖像画のなかにプリンスアイテムを描かせていたし。。。
プリンスの「ダイヤモンド&パール」 は私が最後に購入したプリンスのアルバム。91年の10月にリリースされた。その後結婚で新生活に入ったこともあり、プリンスのことは急速に忘れていった・・・。それから2ヶ月近く後にマイコーのデンジャラスが発売される。当時は、このアルバムの存在すら知らず、十数年の歳月を経て、今私の手元にある。
84年6・25に発売されたパープルレイン。以後7年近くプリンスファンだったわけで、自分の熱しやすく冷めやすい気性にいささかの懸念を感じる・・・。マイコーへのこのときめきがいつまで続くのだろうか、と。
孤高の天才プリンス ― 二人の間に確執があったようにいわれてるけど、バッド期マイコーの大切なライバルであったことは間違いない。なにもお酒を酌み交わし、最近どおよ?などとジョークを交わすばかりが友達じゃない。心の友・・・なんかふたりにそんな関係を感じる今日この頃です。
発売元はソニーミュージックエンタテインメントの傘下にあるエピック。前回の騒動でそうとう懲りたのでしょう (アルバム・マイケル)。 論争を避けるべく、未発表音源はほとんどローの状態で収録した、という。未完成の曲を世に出す、ということ自体、論争を引き起こすのでしょうが、ファンとしてはやっぱりうれしい。 
まだ手元に届いていないバッド25。来週の水曜日には届くらしい。
それにしても、ここまで話題になるのだったら、いっそ世界同時発売にして欲しかったよ。タワーレコードもなくなった町。アマゾンも以前はプレオーダーしたら、リリース日の翌日には届いたりして感激したものだけど・・・。


参照サイト/書籍:
キンドル版Featuring Michael Jackson:  Collected Writings on the King of Pop:  Joseph Vogel, 9/14/12

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