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FOREVER, MICHAEL

マイケルジャクソンの音楽とアート。ジャズ・ロック・ブルースなど黒人音楽の歴史とライブ魅録。

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去る29日。マーレー医師は4年の禁固刑を申し渡された。執行猶予の申し立ても却下。
判事は怒っている。マーレー医師のインタビューを含んだドキュメンタリーが有罪の評決後、イギリスとアメリカで放映されたから。このなかで医師は患者のプライバシーを暴露。のみならずコンサート関係者との会話や、弁護戦略の裏話などを公開して、結果的にMJを誹謗中傷している。そして自らもMJへの批判的なコメントを語っていたのだそうだ。
審理が再開された時点で、判事は裁判関係者に緘口令を敷いているから、マーレーのインタビューは明らかに規則違反。しかも死者に鞭打つようなこの行為。陪審員の感情を逆撫でするのは必至。ほとんどクレージーとしかいいようがない。
判事はそのドキュメンタリーが陪審員の量刑判断に影響したことは明らかで、結果的に一番重い量刑を下すに至ったと、指摘。マイケル・フラナガン弁護人も後日このドキュメンタリー放映は過ちだった、とTMZのインタビューで語っている。審理の流れをみてもわかるように、弁護団はなにやら統制がとれていない。
判事はまたマーレー医師に「適切な賠償金」をエステートとMJの子供たちに後日支払うように命じた。検察側は1億ドル(77億円)を要求している。ほかに800ドルの罰金が科せられる。
ドキュメンタリーに言及し、判事は怒りを表し、非道徳的だ、とマーレーを糾弾。そして、マーレー医師の行為を「薬品漬けの狂気」そして「医療を汚すもの」と呼び、彼は患者を見捨てたのだ、と結んだ。
 
ジャクソン家の弁護士、ブライアン・パニッシュの声明文:・・・私たちは報復を求めているのではない。ただ本日この場所にマイケルを戻してほしいだけ。医師たちはその医療サービスを一番高い入札者に売るまねはできないのだ、ということを彼らに思い出させる、そんな量刑を望んでいます。

検察官、デビッド・ウォルグレン: マーレー医師はマイケルが亡くなった寝室での出来事について、嘘に嘘を重ねて報告した。彼の治療は「薬学的実験」だった。被告は毎夜マイケルジャクソンにロシアン・ルーレットをつきつけていたのだ。MJの子供たちには1億ドルの賠償金(This IsItのツアーで得られたであろう収入)、そして180万ドルの葬式代支払いを求める。

マーレー弁護人、エド・シャーノフ:(パスター判事に語る)マーレー医師は法廷で語るをよしとしなかったが、ジャクソンの死は処罰を求める悲劇であった。しかし、マーレーの「自分史」はこの一件・一章よりもずっとすばらしいものだ。マーレーはグラナダの貧民街に生まれ、模範的な生活が彼を心臓外科医になしめた。しかし、マーレーはこれから「マイケルジャクソンを殺した医者」として知られることになろう。マイケルは薬物を求め、マーレー医師はそれを供給するという過ちを犯した。
賠償について、シャーノフは周知の事実−ジャクソンは死してより多く稼ぐ−には触れずに、ただマーレーに支払い能力はない、とだけ述べた。
ところで、カリフォルニア州の新法により、マーレー医師は州のプリズンではなくロスアンジェルス郡の刑務所に入ることになるであろう。半分の2年の刑期で、残りは自宅で過ごすことになるという。
マーレー医師の生涯・・・判事も感銘をうけるほどの人生だった。貧民街に病院を開いたり、彼に救われたという患者、MJのこどもたちも慕っていたくらい人望のあった人柄なのだろう。ハリウッドのモンスターが彼をお金の亡者にしたのだろうか。ひとたびモンスターに取りつかれたら、自分を守るためにモラルも失い、嘘に嘘を重ねてゆくのだろうか。。。反省なきマーレー医師。この先彼はどう生きてゆくのだろう。
以上をもってマーレー裁判の締めくくりといたします。
審理やドキュメンタリーで明かされた数々のMJのプライバシー(真実かどうかは別にして)。しかしだからといって、もはや悲しいともかわいそうとも思わない。マイコーのレガシーの輝きはそんなものでは消せないし。これからはあらためて、マイコーのきらきら輝く断片を掬い取ってゆきたい。
 シャーノフ弁護人の最終弁論・要約
検察は有罪を証明することはできなかった、とし、陪審員に向かって、「検察はマイケルジャクソン自らが取った行動をマーレー医師の罪にしようとしているのです。」と語った。マーレーの「最大の人格の欠点は最大の強みである」とし、「マーレー医師は自分の知らないところで起こっている事のために、事態をコントロールすることができなかった。彼は大きな汚れた池に放たれたちっぽけな魚にすぎないのです。」と付け足した。
マーレーは過ちを犯した。しかしこの裁判は民事ではない。罪状に対し、検察はマーレーがMJを殺したとう証拠を示さなくてはならない。 アルベルト・アルバレスの証言は信用できない。マーレーが彼に証拠を隠すように言ったなどは論外である。なぜなら二人はお互いほとんど面識がないからだ。彼は両手で点滴袋を掴んだ、と証言した。しかしそれに彼の指紋はなかった。彼はまた点滴袋の中に乳白状の物質があるのに気づいた、とも証言した。しかし、その中にプロポフォールの痕跡は見られなかった。
点滴袋の中の薬ビンを示す写真はない。検視官は写真を撮る前に袋からその薬ビンを取り出した、と証言した。ロス市警のスコット・スミス刑事は、袋の中の薬びんをみたことはない、と証言。マーレーは空の点滴袋に薬ビンを設置するという、そんな込み入った用意をする必要はなかった。プロポフォールのビンについている取り付け用のタブを使うことができるのだから。MJの寝室で見つかった管にプロポフォールは混入していなかった。
プロポフォールについてはシェーファー博士よりホワイト博士のほうが詳しい。ホワイト博士は真実を述べている。シェーファー博士の想定実験は本件となんら関係がない。たとえMJの胃にローラゼパムが発見された、としても、シェーファーはそれがどうやってそこにあったか説明をしていない。それは彼の理論にあわないからだ。
何が起こったのかを説明する二つの合理的なシナリオを(弁護側)は提示している。そしてもしそれが妥当だと判断するなら、陪審員は罪に問うてはならない。「もしマイケルジャクソンでなかったら、被告の医師は訴追され、ここにいるでしょうか?」有罪とするために陪審員はマーレーが人間の命を軽視した、ということを信じなければならない。マーレーの患者が面倒見の良い遺書であったと証言していることを思い出してください。
マーレーは911を呼ばなかった。なぜなら彼はMJの命を救うのに忙しかったから。 彼はフルマゼニールを注射しても効果がなかったので、すぐにCPRを試みた。それからMJのシェフに助力を求めた。911との通話は163秒。マーレーはMJを蘇生させる手を止めて、その時間を911に電話することに使った。だから検察はそれが通常の救急処置から逸脱している、と主張したのであろう。
マーレーを悪人として糊塗したい要望はかなり強い。でも完璧な悪人も完璧な被害者も存在しない。検察はERを出てゆくマーレーを追った監視ビデオを公開した。それは彼が逃亡したと誤解させるものだ。彼はただ病院内の違う場所へ移動し、家族がメディアに向けた声明文の原稿を書く手助けをするだけであったとしても。
プロポフォールを邸内で使用していたことは不適切であったと認めるが、マーレーは決してMJに不法な薬物を与えてはいない。アーロン・スタインバーグ博士の証言-MJを寝室に放置するのは赤ん坊をキッチンのカウンターの上に置き去りにするようなものだ、というのは(MJに対する)侮辱である。MJは自分で決断できる成人男性だからだ。陪審員のみなさんにはマイケルジャクソンだという理由だけで、マーレーに責任をとらせるのは止めていただきたい。
「審理は再現ショーではないのです」

(ソース: CNN.COM; TMZ.COM)
評決は未決。

4日朝。ジャクソン一家が法廷前で待機。陪審員は既に協議
(DELIBERATION)に入っている。評決(VERDICT)が出次第、法廷に戻り、読み上げられる予定。・・・だったが、協議の一日目はなんと、評決がでないまま終わってしまった。どきどきして待っていたけど、陪審員の結論はでなかった。評決は来週に持ち越しということか。。。
3日朝。ジョー、キャサリン、ラトーヤ、ランディが入廷。最終弁論を前に結束の固さを見せ付けた。
ディビッド・ウォルグレン検事とエド・シャーノフ弁護人による最終弁論が行われた。
 ウォルグレン検事の最終弁論・長いので抜粋要約
2009年6月24日、MJはステープル・センターでリハーサルを行い、それはすばらしいものであった。12時間後、彼は自宅の寝室で亡くなった。MJは完璧を目指すクリエイティブな天才だった。自身と子供たちのために長期的な計画を立てていた。彼はこのツアーでいろんなものを清算し、子供たちもようやく正常な生活を得られるだろうと思って、とても楽しみにしていた。MJは子供病院を開きたかった。彼には企画や希望や夢があった。彼は子供たちが父親のショーをロンドンで見ることになると、張り切っていた。しかしこのうち何一つ実現することはなく、50歳で亡くなった。ジョー、キャサリン、ラトーヤ、ランディも今次々に到着し、最終弁論を聞くためここにいる。
法律は医者と患者の特別な関係を認めている。医師は患者に対する義務を負い、その義務を怠ったことがマイケルジャクソンの死をもたらした。マーレーがもしその結果を予測できたとすれば、それは怠慢という不法行為である。彼自身の告白により、マーレーはMJが自分の持っているプロポフォールを好んで使用することを知っていた。彼は決して薬物にかこまれた寝室にMJをひとりにするべきではなかった。マーレーは救急医にプロポフォール投与のことを言わず、誤った方向に導いた。そのことは彼が自分の行動を正しくないと認識していたことに他ならない。それは罪の意識からだ。マーレーは4ガロン以上ものプロポフォールを注文し、それをロスに住む彼の女友達のアパートに配送させた。
6月19日にケニー・オルテガはMJの健康が危ぶまれる、とAEGライブ社のCEOEメールを送った。20日の緊急会議でもマーレーはMJは大丈夫だ、と念押しし、オルテガに大きなお世話だ、といった。21日にジャクソンは身体の半分が熱く、残りが冷たいという症状を訴えたので、彼のボディガードは看護士に電話をした。23日、MJはステープルセンターでリハーサルを行い、それはすばらしい出来で、トンネルの先に光が見えていた。24日のリハーサルもうまくゆき、誰もがツアーも大丈夫だと喜んだ。MJは翌日リハーサルが予定されていた「イリュージョン」をことのほか楽しみにしていた。
MJの死後、マーレーとマリーナデルレイ市で面会する手筈をとった。彼は弁護士と共に現れた。この時点では捜査官はほとんど何もしらなかった。死亡原因はまだ特定されていなかった。刑事は夜遅くまで捜査していた。彼等はすわりこんで、マーレーが話すことを聞いた。マーレーは彼がMJにプロポフォールを与えた、と語った。刑事が回数を聞くと、彼は毎日だった、と答えた。マーレーは2ヶ月に渡り、ほぼ毎日MJに50mgのプロポフォールの注射をし、引き続き点滴を行った、と告白した。
事情聴取の間、マーレーはMJに午前10時にプロポフォールを投与することを懸念していた、と警官に語った。なぜなら、MJは2時間後の12時には起きなくてはならなかったからだ。それは、マーレーがMJに点滴するつもりだったことを示唆している。なぜなら25mgの注射では5分間しか効き目がないからだ。
マーレーは911を呼ばなかった。なぜなら彼が主張するには、オペレーターと話す間、患者を放置することになるからだ。それではいったいかわりに何をしたのか?彼はマイケル・エミール・ウィリアムズに電話をかけ、彼に伝言を残したのだった。ほかの全ての奇妙な行動は横に置くとして、彼が言わなくてはならないことは「911を呼べ」ということだ。しかし彼はそうしなかった。 マーレーは遅れて911を呼んだ。なぜなら彼は自分のことを心配したからだ。彼は証拠を隠す必要があった。 
マーレーは何人かと電話で長い間話していた。プロポフォール点滴のおかげでMJは眠っていたから、彼は電話に時間を費やすことが出来た。(電話で話していた)セード・アンディングはマーレーが電話を落としたその瞬間に背後で声を聞いた。マーレーは別室にいたのか? MJが大声で助けを求めていたのか?彼は息が止まっていたのか?喉がつまったのか?私たちに知るすべはない。ボディガードのアルベルト・アルバレズが到着したとき、マーレーは薬ビンをつかみ、彼にそれをバックに入れるよう指示した。それから911を呼ぶように頼んだ。911を呼ぶまで20分が経過した。救急隊は6分で到着した。1マイル半という短い距離だ。救急隊がMJを救急車に運んだとき、マーレーは床から何かを拾い、それをゴミ袋に入れた。なぜか?救命の医師がマーレーに投与した薬のことを聞いたが、プロポフォールには言及しなかった。MJの死亡が発表されたあと、マーレーは「クリーム」の回収を気にした。MJはそれを人に知られたくなかったから、と彼は主張したが、マーレーはクリームを心配したのでない。自分自身のことを心配したのだ。
マーレーはMJの死後2日のちに、刑事の聴取を受けた。なぜなら、彼は警察が彼のバッグを発見したと思ったからだ。彼は毒物のレポートもほぼ出来ているのを知っていた。彼は自己保身のために(聴取に)応じたのである。彼は一歩先んじようと話をしたが、彼の話は証拠と一致していない。
証言した医師は全員陪審員に言った。マーレーがしたことを自分なら決してしない、ということを。プロポフォールは高度に管理された環境で使われるべきもの。個人の寝室で使用するなどは誰も聞いたことがない。マーレーが登場するまでは。それは犯罪にあたる職務怠慢である。マーレーが(監視すべき時間に)Eメールや電話や携帯メールをしていたことは職務放棄である。マーレーが治療日記を記録していなかったのは、彼が自分の異常な治療を文書にして残したくなかったからである。
マーレーの元患者は彼を良い医者だというが、それは彼らがみなマーレーが訓練で学んだ事を、病院という環境で治療されたからだ。被告証人の医師ですら、どれだけお金を積まれようと寝室でプロポフォールを使用するなど承諾できない、といった。MJは無謀なのではない。将来も、3人のお子さんもいた。彼はプロポフォールを自分で手に入れる手段を持っていたが、彼はそうしなかった。常に医師に管理してもらうことを望んだ。マーレーはその薬をかぎのかかるところに置くべきであった。被告側の証人、ホワイト医師が提示したものはがらくたのサイエンスであった。ごみである。科学や真実を追究するにはあまりにおそまつなものだ。おそらく彼はお金目的で作ったのであろう。しかも彼は自分で何も研究していない。被告弁護人のマイケルフラナガンにインディアナ州に住む一人の研究者に電話をしてもらい、彼の代わりに研究をするように頼んだ。
MJはマーレーを信頼していた。彼は命で報酬を払った。マーレーは嘘を言い、だまし、事実をあいまいにした。より重要な点は、彼の行為が職務怠慢であり、保身を図ったことである。それは医師がすべきことではない。マーレーの行為がMJの死を招いた。しかし、検察側はそれを証明する必要はない。なぜならたとえ弁護事実が本当だとしても、マーレーはやはり(MJの死に医師として)責任を負うべきだから。
陪審員のみなさんにはマーレーが有罪だと認識していただきたい。彼は患者を見捨てたのだ。
「正義は有罪の評決を求めます。」
4週間に渡る検察の証人喚問が終わり、5週目は被告弁護団側の証人喚問。
「裁判」という言葉を使用してきたけれども、原語ではTRIALと呼ばれる。ここで、トライアルの意味を確認しておきたい。トライアルとは「実際の審理」「法廷での弁論と証拠調べの手続き」を意味する。この事実審理がアメリカの場合一回限りで、やり直しがきかない。それゆえに周到な準備が必要とされるそうだ。(参照:松本直樹:陪審トライアルのテクニック)だから、よく指摘されるように、まるでショーみたい、という印象を与え、今回のケースでは判事の交代により、審理再開までに半年以上も時間がかかったわけですね。
金曜日。パリス・ヒルトンの母親キャシーが裁判所に姿を見せ、ジャクソンファミリーを元気づけた。彼女が13歳で、MJが14歳のときに、ともに同じ私立の学校に通っており、ジャクソン家との交流は長い。キャシーはUCLAの医療センターで最後のお別れをいい、MJの頭や腕や足をさすった、という。
予定された弁護人証人の証言が終わり、パスター判事は陪審員に終了予定時間が遅れたことを詫び、慰労した。 
検事、ウォルグレンは木曜日に判事部屋で弁護人と打ち合わせをした。そのとき弁護人が提出した新しい証拠を検証する時間がもっと必要だ、と判事に訴えた。その中には弁護側証人のポール・ホワイト医師による新しい実験結果が含まれ、それは死亡時MJの体内にあった薬物の作用をシュミレーションしたものである。検事はそのシュミレーショングラフをまるで理解できない「象形文字」と呼んだ。判事は検事の懸念を認めるも、予定が延びることに難色を示した。というのは、陪審員は裁判の他にも、生活や仕事を抱えているからだ。ウォルグレン検事はそれによる陪審員の損失は州政府が負う用意がある、と述べた。判事はホワイト医師への反対尋問を月曜日(31日)に行うことを認めた。検察はこの週末に新しい証拠を検証することになる。
ホワイト医師の証言をもって、ひとまず弁護団の証言は終わる。その後、検察は反証を提示することになる。もしその過程が速く進むなら、裁判の結審は月曜日になるであろう。しかしその可能性はほとんどない。もし証言が月曜日に入っても続いたり、その日に終わるなら、結審は火曜日ということになる。しかしそれも断定できない。弁護人は最終弁論の準備時間が必要だからだ。そうなれば、結審は水曜日に持ち越されるであろう。。。
(ソース:CNN.com
以下今週(24日〜28日)の証言。
27日は、麻酔医でプロポフォールの専門家、ポール・ホワイト医師。弁護団最後の証人である。冒頭陳述で、弁護側はキング・オブ・ポップがプロポフォールを自らの経口摂取により死亡に至ったのかもしれない、と述べたが、麻酔剤の飲用によって死亡することはない、という研究が明らかにされて以降は、その主張を取り下げた。 従って、ホワイト博士は、彼の最初の主張(プロポフォール飲用による致死の可能性)を、手探りで進むような示唆にすぎなかった、とし、確固たる結論ではない、と述べた。
弁護人のマイケル・フラナガンはホワイト博士に、プロポフォールを投与し、それから患者のもとを離れることを正当化できるか、と聞いた。博士は「もちろんできない」と答えた。ホワイトはマーレーがMJに投与したと主張するプロポフォールの量で死亡するとは考えられない、と述べた。
弁護団最後の証人の二人目は、中毒症の専門家ロバート・ウォルドマンMJが死亡する数ヶ月の間に鎮痛剤、デメロール依存症になっていたことを指摘した。
ウォルドマンの証言
MJは2009年の3月から6月にかけて、皮膚科の主治医のもとを少なくとも24回は訪れ、「異常に多い」量のかなり中毒性のある薬物を受け取っていた。その薬物の禁断症状のひとつが不眠症である。
弁護人、エド・シャーノフはMJの皮膚科医アーノルド・クライン医師の医療記録を検証した。記録にはMJがボトックスと抗汗の施術を受けるたびに、多量のデメロールを入手したことが書かれてある。MJは3月にその治療を始め、200mgのデメロールを通院のたびに受け取っていた。5月までには300mgに及ぶ。
厳しい反対尋問を受け、ウォルドマンはMJがデメロール中毒だったとはっきり言うことはできない、と認めた。しかし少なくとも「依存症」であると診断できるだろう、と述べた。
26日にはマーレー医師の元患者5人の証言。心臓発作を起こしたとき手術で命を救われた、貧民街にオフィスを開き、貧しい私たちを診てくれた、などマーレーが良心的で優秀な医師であることを強調。
25日は、This Is It のコンサート・興行主、ランディ・フィリップスの証言。AEGライブ社が最初の10回のコンサートを発表したときに、チケットが瞬く間にさばけた。需要があまりに高かったので、フィリップスはMJに電話をかけ、追加のショーを打診した。MJは条件付で承諾した。ひとつはロンドン郊外に川が流れ、子供たちのために馬を置いた16エーカーの地所を用意すること。ふたつめはギネスブック社から人を呼び、最後の50回目のコンサートで『世界記録』であることを発表してもらいたい。ということ。
ランディの証言
MJは死の間際、非常に強いプレッシャー下にあり、それが結局は彼を崖っぷちへと追いつめた。MJが個人付の医者を雇ってもらいたいといったので、ロンドン在中の誰かを紹介したかったが、MJはマーレーの雇用を強く主張した。MJの健康状態についてはオルテガ監督からのeメールを受け取って初めて問題があることを知った。それには、MJが集中できずにリハーサルをすっぽかす、とあった。それからMJのマネージャー、フランク・デリオから電話があり、MJの健康状態について相談がある、といわれた。6月20日の緊急会議で、MJはショーの準備はできている、「あなたは家を建て、僕がドアを付け、ペンキを塗るだけだ」といった。薬物使用については何ら話あうことなく、オルテガはMJの答えに満足した。
弁護人、エド・シャーノフはツアーが中止されたことで生じた損失についてMJに責任があるかどうか聞いた。ランディは「はい」と答えた。しかしそれ以上の質問は許されなかった。当日、マイケル・パスター判事は事前にAEGライブ社とMJの契約について、いかなる質疑応答も禁じていたからである。「これは契約違反の裁判ではなく、殺人の案件だから」と。マーレーの弁護団は契約を持ち出すことで、MJが名誉以上のものを危険にさらしていた、ということを明らかにしたかった。 
24日。ロス市警の刑事、ダン・マイヤーズとオーランド・マルティネスの証言。MJのボディガード、アルベルト・アルバレスはMJの死後2ヶ月、プロポフォールのことを黙っていた、と彼が正直に話していないことを示唆。(アルバレスは検察証人として、マーレーが911に電話する前にプロポフォールの薬ビンを袋に入れ隠すように命じた、と裁判第一週目に証言。)
アラン・メッツガー医師MJが15年間不眠で悩んでおり、2009年の4月には点滴用の薬物を医師に懇願した、と述べた。
看護士のシェルリン・リーは涙ながらに、MJにプロポフォールを止めるように懇願し、何度もその薬で死ぬこともあるんだ、と警告したことを証言。検察のウォルグレン検事はリーの医療記録を読み上げた。「あなたが意識を失うほどぐっすり眠りたい気持ちはわかります。でも目が覚めなかったらどうするのですか」
リーは最初プロポフォールがどういうものであるか知らなかった。リサーチをして始めて、これが安易に投与すべきものではないことがわかってきた。リーはMJに「あなたを心から心配している人は決してこの薬をあなたに与えない」と言った。MJはモニターで監視されている限り、その薬は使用しても安全だ、とリーを安心させようとした。MJは次第に彼女の、お茶やビタミンの投与といった全身ケア的な治療に嫌気がさし、リーを呼ぶのを止めるようになった。
リーが最後にMJのことを聞いたのは6月21日。MJのボディガードがMJの具合がよくないと電話をかけてきたとき。リーは背後でMJが叫び声を上げているのを聞いた。「彼女に伝えてくれ。僕に何が起こっているか・・・身体の半分が熱くて、あとの半分が冷たいんだ。」と。リーはボディガードにすぐにMJを病院に連れてゆくように言った。
監視カメラの専門家、アレックス・スパールの証言。
ロス市警の捜査員には2,3分の監視カメラの映像を渡しただけ。それには、当日12:45AM前後、MJが帰宅した様子が映されている。
マーレーの弁護人はロス市警の捜査員が監視カメラから証拠集めをした際、ずさんな仕事をした、と暗に非難している。当日の監視映像の僅か数分を記録しただけで、そのやり方が大きな問題だとして、24時間分のテープを見せるよう要求した。彼等は当日誰がMJの家に入っていったのか、を特に確認したかった。その映像はMJの家で収集された証拠が勝手に変えられたとする彼らの見解を証明することができるかもしれないからだ。問題は、カメラの映像は24時間の単位でテープに記録される。だから、もしテープの記録を他に移して保管しなければ、それは新しい映像を記録し、前の映像は消去され、取り戻すことは出来ない。スパールはMJが24日のリハーサルを終え帰宅したときの時刻を確認するために、捜査員に渡したこの数分のテープをコピーしていただけで、他の記録はもはや全て消えている。
(ソース:tmz.com

マーレー裁判4週目

検察最後の証人

「私は手術室で毎日患者さんから聞かれます・・・“わたしはマイケルジャクソンを殺したあの麻酔を打たれるのですか?”と。」 20日(木曜日)は検察の最後の証人、麻酔医でプロポフォールの専門家スティーブン・シェーファー博士が証言した。 博士は医師のMJの死に関係する17件の重大な医療基準を逸脱する違反を発見した。
博士は20年前、プロポフォールの適正な量を設定するためにプロポフォール製造会社に雇われた。適正な量というのが使用に際し重要で、少しの差で患者は2、3分眠るか、何時間も眠るか違いがでてくる。 手術室の看護士や医師がどのようにプロポフォールを使用し、心停止した患者を蘇生させるか、陪審員にビデオクリップを見せた。検察の意図はマーレー医師がMJを処置した際に緊急事態に備えた設備を整えていなかったことを、陪審員に示すことである。シェーファー博士はMJの舌が喉の奥をふさいだのではないか、と説明した。しかしあごを持ち上げれば簡単に呼吸を確保できたであろう。

証言のまとめ

薬の注入は過剰摂取を防ぐために ポンプを通してのみ行われるべきである。 「インフォームド・コンセント」は単なる一枚の紙切れではなく、医師が患者に全てのリスク、利益、選択肢を伝え、同意を得る過程をさすのである。
口頭による同意は法的拘束力はない。記録を取り続けることが最重要である。もし患者の呼吸が停止したら、まずすべきことは救急を呼ぶことである。たとえ「少量」のプロポフォールでも、ガイドラインに基づくべきだ。それを怠ったとき・・・沈静状態のときに最悪の状態が起こるからだ。 
マーレーが購入した15.5リットルものプロポフォールは一人の人間が使用するには異常な量である。マーレーがモニター器機を備えていなかったことは注意義務違反であるし、MJの死に関わるものである。 記録を何も取っていなかったなどは「信じがたい」ことだ。
不眠症治療目的のプロポフォール使用に関して実質的な研究はない。「わたしたちは薬理学的に踏み込んではならない領域にいるのだ」 (元同僚で友人でもある、被告側の証人ポール・ホワイト博士に視線を向けて)ホワイト氏がプロポフォール飲用で死ぬこともあり得たであろう、と証言したことは遺憾に思う。プロポフォール飲用に関し、ねずみ、犬、人間での実験はいくつかあるが、いずれも有効でなかった。またMJがローラゼパム8錠を服用したことで自ら死を招いた、という被告側の論点に関しても、毒物学の検証により、MJの胃で発見された量は「微量」であった。自身の計算によれば、同じ検証で報告されたローラゼパムの血中レベルに到達するには、マーレーがMJに4mgずつ10回続けて注射しなければならなかったであろう。
MJが目覚めてから致死量のプロポフォールを自ら注射することは考えられない。人は目覚めてすぐに次の服用を要求しないもので、被告側の主張は「クレージーなシナリオ」である。
考えられる唯一のセオリーはこうである: マーレーは午前9時にプロポフォール1000mg の点滴を始めた。そしてそれは昼ごろに呼吸停止を引き起こした。マーレーがMJの寝室にいたのなら、11:45頃には呼吸が遅くなり始めたことに気づくはずであり、点滴を中止してMJを救うことができたはずである。

点滴の再現

シェーファー博士はマーレーがどのように点滴を用意したかシナリオを陪審員の前で再現した。マーレーは自動ポンプを使わなかった。それが危険な量の麻酔剤点滴につながった。 被告側はマーレーは25mgを一回だけ注射したと主張している。

反対尋問

被告弁護人、エド・シャーノフは反対尋問の間中、身体を左右に揺すってシェーファーの証言  MJが自らプロポフォールまたはローラゼパムを摂取して死に至った、というのは起こりえないーに反論していた。
(2人のやりとり) 「それは大胆な陳述ですね?」「それが実際起こったことだと考えます。」「あなたのおっしゃることはすべて意見にすぎません。」「UCLAメディカルセンターに嘘を言うべきではない、というのが私の意見です。」 シャーノフ弁護人はシェーファー博士の行った点滴再現で使用された点滴バッグは現場になかった、と反論。博士はマーレーはMJの部屋を出て行く前にたやすく点滴バッグをポケットに隠すことができたであろう、と対抗。また弁護人は博士の再現では間違ったサイズの注射器と点滴バッグが使用された、と指摘。博士は「サイズが重要な論点ではない」と思う、と反論。弁護人は弁護側証人のポール・ホワイト博士との関係について、「あなたがホワイト氏を『研究優秀賞』の候補に選んだというのは、本当ですか?」と問うた。本当だ、とシェーファー博士は答えた。
(ソース: tmz.com

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