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博多旨かもん
名物に旨いもの無し、と云われるが、ここに挙げる私の生まれ故郷、博多の旨いものは名物と云えぬかも知れないけれど、折り紙つきの旨いものに違いない。 *あぶってかも 炙って噛む、雀鯛の一種、カジキリをひと塩して軽く干したもので、初夏が旬。酒の肴によし、ご飯のおかずにもよし、小ぶりながら脂の乗った白身は絶妙の味。 *かなぎ いかなごの釘煮、引き抜いた金釘に似ているところからこの名がある。春先になると獲れるいかなごの新子の佃煮。常備食としても重宝する。 *おきゅうと 海藻のおきゅうと草からつくられるトコロテン状の食べ物、鰹節、コウトネギ(香頭ねぎ、万能ネギよりもさらに細い、水炊きやフグの薬味として使われる)醤油で食べる、博多では関東の納豆にも匹敵する程、朝食には付きもののおかずだが、酒のつまみにもなる。 *鯖の胡麻醤油和え 博多では新鮮で極太の真鯖が豊富なところから、しめ鯖にはせず、刺身におろした鯖を胡麻、醤油で和える、脂の乗った秋鯖の胡麻醤油和えは最高、鯛茶漬けならぬ鯖茶漬けは博多の名物。 *鶏卵素麺 卵の黄身で作った和菓子、その昔ポルトガルから輸入された南蛮菓子fios de ovos。1673年松屋利右衛門が松屋菓子舖を創業し、福岡藩主黒田光之に献上した。日本三大銘菓に挙げられる。 *博多うどん 昔の博多弁はうどんの事をうろんと訛ったが、それが店名となっているうどん屋「かろのうろん」(角の饂飩)がキャナルシティの前にある。讃岐うどんほど強い腰はなく、柔らかいが腰のあるうどんのため、出汁の浸み具合も絶妙のうどん。さつま揚げの事をてんぷらと呼び、丸天、ゴボウ天うどんなどが定番。 *かしわ飯 関西以西は鶏肉の事をカシワと呼ぶが、祭り、祝い事の定番メニューが鶏肉の炊き込みご飯。なぜかうどん屋には副食としてかしわ飯のムスビがおいてある。北九州市折尾駅のかしわ飯弁当は全国版。 |
Food(食物)





