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美声学ブログ(松尾篤興のブログ)
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書庫Voice(声楽)

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=美声承り候=
 
008:美声で歌おう(3
 
007回「青い山脈」では歌唱実技ではかなり細かい所まで言及しましたが、その前に歌う前の準備、いわゆる発声練習を行わなければなりません。私達演奏家もステージに上がる前には必ず発声練習をしますが、これは丁度プロゴルファーが試合前にドライビングレンジで様々なクラブでその日のショットの具合を確認しているように、その日の自分の声の調子や歌唱に必用な身体の各器官の動きなどをチェックするもので、気休めで闇雲に声を張り上げるものではなく、その日の歌唱技術に必用な準備運動なのです。
先ずブレスのチェックからやってみましょう。寝息のチェックです。鼻から息を吸い横隔膜が下がるので自然にお腹が膨らみます。無理に吸おうとせずある時点で息を吐きたくなりますので口からプーと吐いてみましょう。この自然に吸、呼気できるブレスの流れをそっくりそのまま歌に利用すれば良いのです。次は声帯のチェックに移りましょう。眉を上げて瞳孔が開いた状態で寝息のブレスを吸うと軟口蓋が広がるので声を出してみましょう。ビブラートの無い柔らかな響きの通る声がでます。音程を変えながらこの声を嗜んでみましょう。次は跳躍の練習、ある音から3度程高い音に移行するのですが、この時寝息の流れを変える事無く声帯の操作によって音程が上昇するかが最も難しい問題となります。従来の発声技術ですと息の圧力や勢いなどで音程を押し上げる方法が取られてきました。腹筋の強さや丹田の重要性を説いたのはその所為ですが、ここでは声帯を引き延ばす事で音程の上昇を計らねばなりません。つまり喉仏が前傾し甲状軟骨が傾けば声帯は引き延ばされ高音が出る様になる技術の習得です。具体的には喉仏を下げるために腹筋が下方にスライドして行くと同時に瞳孔が広がり軟口蓋が広くなる、と云った具合でしょうか。高い音を歌う時、どうしても高く背伸びをしようとし勝ちですが、寧ろ喉は下へ引っ張られる感じで、それと同時に軟口蓋も広がると云う動きが必用なのです。
前回の話に出てきた57小節目の音程の跳躍について、少し専門的な話になりましたが、歌はアクセントや拍の強弱に関わらず跳躍した音の方が強く聞こえてしまうのは、振動数の関係から高い音の方が良く通ると云う事と、高い音に跳ぶ為に息の圧力や量を増やして歌おうとするからに他なりません。だから「花模索」になってしまいます。
跳躍を如何にレガートに歌うかはかなり高度な歌唱技術が求められますが、挑戦してみる価値はあると思います。考え方として、跳躍する要素をブレスの圧力や勢いで声を出すのではなく、声帯を確り閉じたまま引き延ばす事によってより高い音程を出す技術です。例えて云えば、弦楽器の弦を短く使って高い音を出すのではなく、弦の張力を増して高い音を作ろうとする考え方は、004:声帯の使い方でお話しました甲状軟骨を前傾させて声帯を引き延ばす発声技術の事です。甲状軟骨を引き下げる筋肉、輪状甲状筋や胸骨甲状筋を使って引き下げなければなりませんが、それと同時に口蓋咽頭筋や茎状咽頭筋などの引き上げ筋も動員して甲状軟骨を前傾させ声帯を引き延ばします。更に胸骨甲状筋を引き下げるために腹直筋などにも手伝ってもらわなければなりません。
これらの跳躍の技術を習得するのに彼のルチアーノ・パヴァロッティーは3年もの歳月を費やしたと云うのですから、覚悟してこの難易度の高い技術習得に励むべきでしょう。
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