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現在執筆中の電子書籍「美声を科学する」より 松尾篤興 著
=舌根談義=
若い人達を教えていると「レッスンで舌根を下げなさいと云われますが舌根はどうすれば下がるのでしょう」と云う質問を受ける事が間々あります。こんな時「舌根はどこにあるのか説明してご覧なさい」と云うとほぼ全ての人が「喉の奥にあります」と答えます。
確かに舌の根っ子ですから舌の奥、つまり喉の奥深くにあると考えるのも無理の無い話ですが、それでは食べ物も喉を通らぬし、呼吸すら十分に出来なくなってしまうのではないかと心配になるのは当然の事でしょう。 図を見れば釈然とするでしょうが、舌の根っ子は下顎の裏側、おとがいの所にあるのです。 どうしてこの様な誤解が生まれ、更に歌唱技術で舌根を下げなければならぬ指導が蔓延してしまったか理解に苦しむ所ですが、推測するに恐らくKn?del【独】(肉団子の意)を指しているのではないかと思われます。 クネーデルとは歌う時の精神的な緊張から舌が肉団子の様に口内で盛り上がり、籠った暗い音色の声になってしまう事を指すのですが、これを喉の奥に舌根があるものと勘違いして「舌根を下げなさい」と云う指示になってしまったのではないでしょうか。 クネーデルを矯正するには先ず精神的なストレスから解放される事でしょう。この籠った暗い声の持主は意外にも声楽を習った経験のある上級者に多く見られるのも困った現象ではありますが、自分の声に或種の独自性を持たせようとする余り喉に余分な緊張感を持たせてしまい、所謂喉声などと呼ばれる癖が付いてしまうのです。 舌根の話のついでにレッスンで遭遇する発声技術についての勘違いについてお話しましょう。 それは「押した声」で歌う人の余りの多さではないでしょうか。押した声とは具体的に説明すれば息の圧力で声の響きや声量を増そうとする或種の癖の事です。これもどちらかと言えば或程度声楽の経験者に多く見られる現象ですが、周りの人達が良い声で歌うため、つい自分もより響く大きな声で歌おうとするのか余計な圧力をかけたブレスを使ってしまい、結果的には傍鳴りの声、つまり近くの人達には結構良く響いた声量のある声に聞こえても、大きな開場では全く通らぬ声になってしまうのです。それは恰もより大きな飛距離を望むアマチュアゴルファーのスイングにも似て、腕力の限りを尽してボールを飛ばそうとする勘違いと云えましょう。プロゴルファーは全て上体を捻れば下半身からダウンスイングに入るものですが、これらのアマチュアは上体を捻って上体からダウンスイングに入ってしまうので運動エネルギーが活かされないのではないでしょうか。 これと同様に吸気から入ったブレスをその侭押し出す事によって声を作ろうとする所に、発声技術の破綻を見て取る事が出来ます。響く声、通る声は決してブレスコントロールでは無く、声帯の操作によるものであり、ブレスは声帯の操作によって自然にコントロールされる事が理解できていないために起る現象と断定しても良いでしょう。 歌のブレスは決して声帯にストレスを与える事無く、常に自然で人体に優しい存在であるのが理解できた時、あなたの声は見違える程の響きと伝達効率の良さを発揮するに違いありません。 |
Voice(声楽)



この書き込みってちゃんと反映ってされたりしますか?
初めての書き込みなのでちょっとだけドキドキしています。(o≧∇≦)o
個人的な事なんですけど、
私自身ずっと嫌なことがあったりとか、凄くつらい時が続いてて
何度もくじけそうになったんですけど、
matsuoatsuokiさんのブログを拝見してからは
凄く前向きになれたし、いっぱい自分自身にも自信がもてたりして
本当にmatsuoatsuokiさんのブログに助けられたって言っても過言じゃないです(o≧▽゚)o
もっともっと個人的にお話しをしたいなって思っちゃいました((@^ェ^@))
ayundamon@i.softbank.jp
一応これが直接の連絡なんですけど、matsuoatsuokiさんからの連絡待ってます。(*^-^)
[ tur*l*brow*3*5 ]
2015/1/2(金) 午前 9:37
To tur*l*brow*3*5
コメントありがとうございます。
個人的なご相談がおありのご様子ですが、コメント欄に投稿し右の内緒の所にチェックを入れていただければ、他の人には閲覧できぬ様になっています。
何卒宜しく。
2015/1/21(水) 午前 6:18