藤沢グルメ巡り
早いもので1985年藤沢へ引っ越してもはや四半世紀になろうとしている。カミサンが一人で茅ケ崎のアパートを借りていた頃、私はまだ東京雪ケ谷に住んでいた車の道中、国道1号線からみえる藤沢白旗界隈の景色がなんとも心にのこって、ついにはここへ移り住むことと相成った。
20年以上も住めばおおよその見当はついてくるもの。藤沢の旨い物屋のノレンもくぐるようになった。
今回はいわゆる地元の気の置けないグルメ巡りにスポットをあててみよう。
鮨 富
ゴルフ仲間の社長に紹介された鮨屋で夫婦2人できりもりしている。品数はあまりないが黙ってすわれば、旨い地の魚が出てくるといった寸法で、とくに小鰭、穴子の仕事振りは一級品。ゴルフ仲間の御用達の店でもある。
主人と2代目。
跡継ぎ誕生で我々の定席も安泰というところか。
カミサンを除いては全員ゴルフ仲間の溜まり場でもある。何かと飲み食いの時はここのカウンターを占拠することになってしまうが、夫婦の接客の良さも居心地のいい環境になっているのだろう。
3組夫婦の食の嗜好が鮨という最大公約数であることは間違いなく、誰云うともなく飲み会はこの「鮨富」となってしまう。お互い住んでいる場所も丁度ここが中心点であるのも具合が良いのかもしれない。鮨屋というよりどこかの家に板さんを呼んで鮨を握ってもらっている、といった落ちついた雰囲気が良い。
ポルトヴィーノ
イタリア語でワインの港の意だけに、多くのワインが用意されているイタ飯屋で、Gavi di GaviやChablisなどがあるのは白ワイン党の私にはありがたい。
少人数でもよし、大勢でにぎやかに呑むのもよし、地下にある店だがボエームにでも出てきそうなイタリアの居酒屋といったところだろう。演奏会の打ち上げなどにはもってこいの雰囲気とスペースだ。
生ハムもさることながら、子羊のロースト赤ワインソースマスタード添えは抜群の旨さ。この2品のために通いつめる人も多いとか。
心 天
韓国焼き肉店の代表格、上質の黒毛和牛を出すだけではなく、韓国の濁り酒マッコリがおいてある店もめずらしい、最後のしめに冷麺がこれまた絶品で、これだけでも店に通いたいくらいだ。
国道467に面して日大六会駅から徒歩10分ほどのところにあるが車ならば紳士服AOKIを目当てにゆけばよかろう。駐車場は十分過ぎるほどの面積がある。
鎌倉在住の野畑百合名誉教授とはよく会食をともにするが、ここもお気に入りの様子だった。
上質の黒毛和牛と冷麺はここの売り。
最近旨いものを食べにわざわざ東京まで足を運ばなくなった。歳のせいもあるだろうが、地方都市にも高水準な食の技術と文化がねづいてきたのだろう。
外国などへいけば御当地のうまいものを食べるには現地へおもむくのが当たり前のことらしいが、それだけ地方に特産品があるということだ。
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