原稿掲載
このところブログを掲載する人々が増えた。ホームページなどとちがって、制作ソフトを買い求め、何ヶ月もかかって苦労のあげく自分のホームページを立ち上げるのとは違って、ブログと云うものはまことに手軽な手続きでインターネットの俎上に上げることができるようになっている。
初めにパソコンを購入したのが1997年発売のPowerBook1400cs/166だから、すでに一昔前の器具でホームページを立ち上げたことになると思うと感慨深いものがあるが、ホームページ作成ソフトで初めに購入したのがPage Mill。初心者には比較的扱いやすい代物で何の苦労も無く最初のホームページを立ち上げた。
ホームページを立ち上げ得意満面だったのはわずか半年たらずで、人様が作ったホームページ、とくに企業が作ったものを見るたびに、自分の作品がみすぼらしく見えてくる。無理も無い、相手は企業お抱えのプロの集団が作った作品なのだ。それにしても何と出来映えの差があることか。
ここから私のパソコンへののめり込みが始まったと云ってもさしつかえなかろう。暇さえあれば当時各地にあったMacの代理店を訪れ、ソフトのみならずパソコン本体をもグレードアップにいそしんだのは持って生まれた凝り性のせいだろう。
パソコンもPowerBook1400cs/166からPower Mac G4,さらにPower Mac G5、Mac mini intelへと進化し、ホームページ作成ソフトもAdobe GoLive CSへと発展し今日に至っている。
GoLiveを買った迄は良かったが、あまりにも専門的でどこから手を付けてよいのが分からぬままに時間がすぎた。更に企業の作成しているホームページのスタイルを取り入れてアクションや動画までも取り込もうとしたので、同梱のヘルプくらいでは問題を解決するに至らず、GoLive、Photoshop, Illastratorの解説書を買い込み、3ヶ月ほどかかって何とかそれらしいものが出来あがったのだが、動画などをアップすれば当然容量はふくらみ重くなってしまう。そこで従来使っていたプロバイダーからYahooへ引っ越す事となってしまった。
Yahooへ移転してみると、そこには簡単な手続きだけで作れるホームページ、いわゆるブログというものがあるのを知った。レイアウトやデザインなどはお仕着せのものだが、何と云ってもこの手軽さがついつい別宅を構える意欲をそそられてしまう。これなら子供でも作られそうだと思った。しかもYahooブロガー仲間の紹介まで取り持ってくれるので、自分で開いたホームページとはヒット数が比べ物にならぬ。さらに最近ではホームページよりも各界著名人のブログの方が目につくようになってきたのはその手軽さとヒット数によるところが大きいのではなかろうか。
かくしてブログデヴューしたのが2年前の暮れ、現在までアップした記事は190本だから、週2本弱のペースは決して頻度数の多いものではないが、ダイアリーのような扱いではなし、世の中かに訴えたいものとして選んで書いているのでこのような数になるのだろう。
もう一つ、原稿の書き方にも原因があるのではないかと思われる。左に掲げたのは私の原稿だが、ワードソフトを使って一旦B5判1600字の用紙に原稿を書き込み、推敲した上でブログの新規投稿にコピーするやり方が定着している。これだとじかに書き記すよりも誤字脱字を未然にふせげる事と、じっくり原稿を推敲できる事、さらに必要に応じて他の出版物に即時転載が可能である事などの利点が挙げられ、おまけに1ブログの制限字数5,000字の見当も原稿書き込みの時点で把握する事ができる。
このようなわけでブログの別宅生活がむしろ主たる活動になりつつあるが、レイアウトやデザインの独自性は出せないまでも、世の中に対するアピールの度合いを考えればむしろ自然な流れと云えるかもしれない。
いよいよ来春は拙著第2弾「実用美声学」が刊行されYou Tubeに関連DVDがお目見えするが、そのためにも携帯電話からでさえアクセスできるブログが威力を発揮する時がくるであろう期待をブログに込めている。
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