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(写真はリハーサル風景)
Gruppo Sanpino3人目のリサイタル「多田美加ソプラノリサイタル〜永遠の愛を歌う〜」が無事終わった。何しろリサイタルを思いついたのが2ヶ月前という強行軍。多少の不安材料を背負ったままのスタートだったが、四国にいる母親を呼んで聴かせたいとの親孝行にもほだされて、あとはやるしか無い、とばかりに走り続けた。歌う本人も含めてかなりのハードスケジュールではあったが、一番大変な思いをしたのは企画、デザイン等を担当した夫君、壮文氏だったろう。
もともと美声歌手の範疇に入る人だから放っておいてもそれなりの形にはなる咽だから世話の無い事ではあるが、ワンランク上の声を狙うとなると、これは彼女に限らず他のSanPino会員にも云えることだが、そうは容易く問屋は卸さない。
今年は3人の会員がリサイタルを開くという、リサイタルラッシュの当たり年となってしまったが、それぞれが自分の声に対するモチベーションを上げ、音楽表現の向上を計ろうとしたのだから、私のレッスンも厳しさを増したのは云うまでもない。私とて、例え身柄はアマチュアであろうとも、あわよくばプロの演奏者に一泡吹かせてやりたいという意欲に燃えていたので、これら3人のリサイタルを引き受けることにした次第である。
結果、答えが出せた部分もあったし、課題を残した所も見受けられる。しかしこれらの演奏会にトライすることにより、自分の足下を見つめ直せる事も出来たし、次なる課題も明白になっただろう。いや彼女らばかりではない、指導者としての私の立場と責任の問題もより鮮明に浮かび上がったことは間違いない。打ち上げの席で私はこう公言してしまった。
「私の夢は、プロゴルフのオープン戦に優勝したアマチュアの石川遼、声楽界にも第2の石川遼のようなアマチュア歌手を育てることだ」と。
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