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さて、本日は無線ネタです。忘れないうちに投稿しておきます。
第1級アマチュア無線技士の資格を取得して、念願叶って無線局を開局したという記事を、約1年前頃に投稿したかと思いますが、結局のところ、アマチュア無線は所詮アマチュアですので、これで仕事をして食べていくことは出来ません。 今後、リストラをされた際など、単なるサラリーマン・エンジニアだと、この歳では、簡単に再就職口は見つけられそうにありません。何か世間に客観的にアピールできて、できればそれで食べていくことができるような無線関連の資格はないものだろうか?と考え、本屋で資格試験の本を探したのが去年の 10月15日のことでした。 すると、第一級陸上無線技術士(通称「一陸技」)の「無線工学B」という本が目に止まりました。不得手なアンテナについて詳しく勉強できそうであることが分かり、面白そうなので、趣味と実益(?)を兼ねて、早速この資格に挑戦してみることとしました。 試験科目は、以下の4つです。 ①無線工学の基礎 ②無線工学A ③無線工学B ④法規 ①と④は、アマチュア無線の電子工学や法規と似てはいますが、この「一陸技」という資格は、プロの無線技士の最高峰の資格です。勉強する内容は1アマよりも難易度は高く、特に②、③ については、専門性が問われます。 私は、大学の学部こそ機械工学科専攻でしたが、物理や電気は高校の時から得意だったので、多少は自信があります。また、仕事としても約30年、半導体の設計(でもASICですが...)に携わってきましたので、一応、電気の基礎はあるつもりです。挑戦してみるのには、ちょうど良い難易度だと、その時はそう思いました。 早速、その本屋にあった①〜④の4冊の参考書(オーム社のやさしく学ぶシリーズ)と、5年分の過去問題集1冊の合計5冊を購入、帰って勉強の予定を立てました。 調べると、一番間近な試験日は1月の 16, 17日であることが判明。 この時点から試験日まで3ヶ月だったので、参考書を1ヶ月で2冊ずつのペースで終え、最後の1ヶ月では過去問題集をやることで、万全な体制で試験に臨もうと決めました。 が、いつものことですが、計画というものは、とかく遅れるもの。 意外と①の基礎が、難しくて捗らず。やっぱり、一陸技、侮れません。会社の仕事も色々と忙しくなって、気が付くと既に 11/14 になってしまってました。 この時点で、まだ、①が 12分の2, ②が 18分の1 終わっただけで、③、④は全く手付かず状態。 到底試験に間に合いそうにありません。 そこで、当初計画を変え、過去問は最後の2週間だけにすることとし、飽きてきて、なかなか進まなくなった①に代わって、自分にとって新鮮な科目である②、③を先にやることで、気分転換を図ることにしました。 今、思うと、これが良かったのかも知れません。少しずつ、ペースが上がり始めました。 11/29 には ②が終わり、11/30 からは③に着手。 ただ、12月に入ると、ここ1年間ハマっているポケモンGo やら、地域の写真部の活動やらで時間をとられ、またペースダウン。 計画変更後、②、③を 11月中に終わらせるつもりであったが、やはり、③は思った以上に手強く、③が終わったのは 12/7 となってしまい、変更後計画に対し1週間遅れの状態。 ここで、試験まで約40日。 「残りの ①、④ を 20日で終えて、過去問 に 20日かければ、まだまだ勝機はある!」 そう自分に言い聞かせて、頑張ります。 でも、①は、どうも進まず。結局④を進めて精神的に楽になる方向に舵を切りました。 他の工学系の科目は、一問ずつ頭をひねって解いていくので、時間がかなり疲れます。が、法規は覚えるだけなので、少なくとも進みは早く、楽でした。 法規は、あっという間に進み、12/11の1:40 AMに終了。これで、残るは①だけです。 しかし、この後、インド出張が 10日間あったのですが、数日は、出張疲れもあって、全く進まず。 滞在しているホテルでの週末から、やっとエンジンがかかり、12/18(月)の 9:15AM に①も一通り終了、ようやく4冊の参考書すべてを一通り終えました。 ここからは、1ヶ月弱は、過去問との勝負です。 この時点では、「多少は遅くなったものの、まだ、余裕かな... 」と思っていたのですが、とんだ思い違いで、ここからが本当に地獄でした。 過去問は5年分あり、年2回ですので、試験としては10回分。そして4科目あるわけですので、合計で40回分あります。1日2回分を解いていくとしても、20日間かかります。 本番では、工学系は 2時間半のテストですので、それを2回分となると、1日5時間を費やす必要があるかもしれないほどの分量なので、これでも如何に無謀な計画なのか、お分かり頂けると思います。 そして、実際に解き出すと、... 「全く解けない!」のです。 参考書では、例題の直前に、説明をみているので、ある程度、公式などは覚えているため解けていたのですが、これだけの量を短期間に詰め込んだため、頭は既に飽和状態。意識も朦朧とし、頭はすっかり空っぽになってしまい、何一つ思い出せず、全く解けないのです。 ガーンッ! 一問やっては、参考書を見直して、確認して解いて、大切な要点を自分でノートにまとめる、ということをこの頃からやり始めたのですが、これが非常に時間がかかるのです。 「このままでは、過去問を終えれないどころか、復習にムラが出てしまい、絶対に落ちる」 そう思った時、この先何をやるか、非常に悩み、焦りだしました。 ネットでは、「ただ、ひたすら過去問をやれ!」という意見が多くありましたが、「そんなことをしている時間はもうない」、という結論に達し、参考書の例題をやる際、完全に理解できなかった場合に印した「Again」と書いてある問題を、もう一度全部なめ、それから最後に過去問をやろう、と決めました。 そして、4冊の参考書で 「Again」 と印されたページすべてに付箋をつけ、片っ端からその問題をやり直しました。 当然、長かった今回の年末年始の休みは、全て、この「やり直し」に費やし、どこへも出かけられず。 唯一、1月3日、近くの神社に初詣に行ったのですが、その際、おみくじを引いたら「大吉」でした。 進学も勝負事も、全てうまくいく、ということだったので、気を良くしたものの、このやり直しにも思った以上に時間がかかり、試験初日までには、①〜④の見直しは結局全部は終わらず。特に、一番難解の③「無線工学B」が、残ってしまう結果となりました。 試験前日は、第2日目の科目である②、③を勉強するのか、それとも、第1日目の科目である ①、④をちゃんと勉強するか、悩みに悩みましたが、結局、第1日目の科目を見直し後、①、④の過去問をやりました。 暗記が大の苦手な私は、予想通り「法規」がかなり曖昧になってました。 そして、前日は早く寝て、試験当日に備えます。 起床は 6 時のつもりだったけど、やはり、緊張のためか、5時には目が覚めてしました。 なんか、非常に疲れているし、眠いです。 朝食を多めにとって、身仕度を整え、早めに会場へ。 この時、いつも朝飲んでいるコーヒーを飲み忘れました。私も家内も、緊張していたのでしょう。 それが、響いたのか、最初の「無線工学の基礎」の試験で、頭が全然回りません。 「あれ、これ、参考書の例題にあったなあ、見直しでは解けたじゃないか...。何で解けないんだ...」 2時間半は長いです。が、焦れば焦るほど、全く頭が回らなくなるのです。 「このままでは、落ちる....」 基礎は大丈夫だろう、と思っていたのですが、大きな誤算でした。 そんなことで、時間一杯まで粘って、終了。 ビルの下に降りて、食事する場所を探しますが、どこも混んでます。試験がウェークデイなので、サラリーマンでどこのお店も一杯です。結局、値段の高そうな店で、自分を慰めるため奮発して鰻を注文。 急いで食べて試験会場に戻ると、もう、試験官の説明が始まっており、法規の試験間際のチェックが全くできず。基礎の試験に時間を掛け過ぎました。 そして、法規ですが、こちらは、知っていれば解けるが、知らないと全くだめ。要は記憶ものです。 ですので、あっという間に終わります。 自分としては、「これはなんとか大丈夫かな」という感触。1時間で退出し、帰路に。 当然、帰りの電車では、A と B の見直しを必死でやってました。 そして、帰宅してからは、方針を再度、大転換。 基礎や法規が、ほとんど過去問と同じ感じの問題だったので、この時点から、過去問中心の勉強に変えることとしました。しかも、もう、こうなってしまっては、一々きちっと解いていられないので、解かずに、選択肢のなかから正解を見つけ出すための技をみつけて、それを覚えることとしました。 半分ヤケクソです。 アマチュア無線の3級は、リハビリも兼ねて講習会で取得したのですが、あの時教わった要領です。 理論はなし。完全に、答えを選び出すためのテクニックです。 例えば、後半にある B-1 ~ B-5 には、幾つかある選択肢のなかから当てはまるものを選んでいく形態の問題がありますが、1つについては、2つ候補の中から1つを選び出す、という感じになっている場合が多いので、正しいものが誤ったものとどう異なるのか、の特徴を覚えてしまえば、簡単に答えを思い出すことができるのです。 しかも、それが、「大きい」 or 「小さい」といった、定性的な場合だけでなく、「π/2L」 or 「π/4L」といった値の係数の違いだったりする場合もあるのですが、兎に角、理屈はそっちのけで無理やり覚えるのですが、これが印象付けられる何かの鍵を見つけると、結構意外と覚えられるのです。 家内からは、「そんな勉強の仕方じゃ、意味ないじゃない...」と、軽蔑の眼差しを向けられましたが、もう、時間がありません。 試験2日目の朝も、早めに試験会場へ行って、上の勉強法で、とにかく片っ端から過去問の答えを見ながら、解答を選び出すテクニックを考えては、覚えていきました。 そして、A の試験が始まり、問題をみてビックリ。一問目が、さっき数分前に覚えたばかりの問題ではないですが。その後にも、数問、直前に覚えた問題が続きます。「ラッキー!! やっぱり大吉だ!」思わずニンマリ。 このためか、A は早く終えることができ、終了1時間前には退出、早めに昼食を済ませ、外の空いている椅子に座って、禁断の勉強法で B も続けます。 午後の B の試験開始です。 B は、A と比較すると、公式が頭に入ってないと解けない問題が前半にあり、禁断の勉強法を直前までしていたため、公式がすっかり頭から消えてなくなってしまってました。 「全然、駄目だ...」と、思ったのですが、試験の後半、B-1 ~ B-5 に、さっき禁断の技で覚えた問題が、何問か出ているのが分かりました。 「よし、ここで稼げば、まだ何とか、脈があるかも」 気を取り直して、最後まで粘ることと決め、問題文を良く読みながら、出来そうな問題から挑戦しました。 そして、終了。兎に角、疲れました。 ここまでが、試験前3ヶ月から試験日まで内容です。 で、今日、試験の解答がネットに発表になっているのを発見。恐るおそる答え合わせしてみました。 その結果、なんと、4科目中の2科目(法規とB)は、本当にギリギリなのですが、ひょっとすると、「一発合格」できているかもしれません。 万が一、合格したら、次は、「電気通信主任技術者」と「第一級総合無線通信士」を受験すべきでしょうか。 また、ネットで調べると、無線の資格で食べていくのは結構難しそうなので、合わせて電験も受けることを決め、とりあえず今度は、「電験三種」の参考書を購入してきました。こちらは、次は 9/2 (日) が試験日です。 大学受験では、あまり好成績を収めることができなかった私ですが、国家試験については、いまのところ分が良さそうです。 この際、資格をできるだけ取ろうと思います。頑張るぞー!! |
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