沈黙のクレオパトラ

忌野清志郎に三沢光晴・・・二人が今生きていたら、どんな行動をしただろう?

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学習塾の破産

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金曜の朝刊の片隅に、以下のような記事が載っていた。

『学習塾の学樹社 破産手続き開始 負債9億6千万円』

学習塾「学樹舎」を経営していた学樹社が破産手続きを開始した。
港北ニュータウン地区を中心に、小中学生向けの塾を経営し、
最大で20ヵ所、3千人を超す生徒数を抱えたが、
少子化を背景とした同業者間の競争で採算がとれなくなり、
事業縮小を図っていた。
9月末に全9ヵ所の塾を閉校していたという。

*

うちの長男も次男も、かつて学樹舎に通っていた。

長男は、小学校4年生から3年間通い、
運良く私立中学の第一志望校を突破することが出来た。
校舎の前に貼られた祝合格の張り紙の前で、
恩師ふたりと記念写真を撮った。

次男も兄に倣って、小学校3年生から3年間通っていたが、
ある日、通っていた校舎が突如閉鎖され、
隣駅の校舎への転籍を進められた。
この塾を信じられなくなっていた私はそれを断り、別の塾を選んだ。
それが2年前の3月末のこと。
その頃から経営は傾いていたのであろう。

うちの次男の場合は、閉鎖されたのが3月末であり、
受験本番までまだほぼ一年あったので、
別の塾で頑張り、何とか合格することが出来た。

しかし、9月末での全校閉鎖は
この塾を信じて通っていた受験生にとってはとてつもなく痛いであろう。
環境がいきなり変わって、
それに適合してほいほいと勉強がはかどるほど
小中学生は大人ではない。

*

うちの子供たちが通った学樹舎の校舎は、
閉鎖から一年半経った今もなお、
そのままの姿で存在している。

看板は外れかけ、校舎前には雑草が満ち溢れ、
生徒募集の張り紙はそのままである。
中を覗くと事務室がそのままの形で残されており、
資料や教材が山積みになっている。
まるで夜逃げしたかのようだ。

授業終了が21時を過ぎるため、
私が座って子供を待っていたベンチも、
雑草に覆われて、その姿を見ることは出来ない。

前を通るたびに校舎の廃墟化は進み、
この校舎の前で記念撮影をしたことが信じられないほどだ。
かつて、ここには多くの子供たちで満ち溢れ、
ある時は志望校を突破して歓喜の声を上げ、
またある時は悔し涙に暮れたのだ。

少子化の影響で競争に敗れたとのことだが、
横浜地区は若い家庭が多いため、比較的、子供は多い。
また残念ながら、横浜には評判の良くない公立中学があるため、
中学受験をする子供は非常に多い。
特に女子などは、かなりの割合で私立中学に進学する。
やはり講師の質が問題だったのであろうか。
幸運にも、うちの息子たちはそういう講師に当たったことはなかったが、
中堅私大の現役大学生を
その学力をよく確認することなく、
バイトとして雇って講師に仕立てるということもあったのであろう。

ともあれ、中学受験というのは、
子供が生まれて初めて経験する試練であり修羅場だ。

業績が悪くなりました

学校を閉鎖します

あとは各家庭でご自由にどうぞ

これでは済まない問題だということを、
受験をビジネスにしている人間は胸に刻んで欲しい。

単純なビジネスとして考えるには
現在の中学受験はあまりに過酷で、
親はほとんど命懸け。

大人たちの思惑に反比例して、
子供達はどこまでも純粋なのだから。

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