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命の泉が枯れるほど
永く深く冷たい暗闇にたたずんで
凍える叫び声にうち震えている人々に
緑色の太陽が
その暗闇を引き裂いて
大きな花を咲かせてみたのだ
大地に満ちる歓喜の声に
花びらは一枚、また一枚と
すべての人々、すべての罪をあがなって
天空高く舞い上がった
嘲笑と罵声の中で美しい花びらは
苦痛に満ちた色へと変わり
緑色の太陽に祈りを捧げた
闇の使者には闇を
光の使者には光を
緑色の太陽が人々に殺されるその日まで
我は天にあって
命の泉を掌中におさめよう
花びらの光へと変わりゆくのをみた
闇の中の人々は自らの未来の陰と光をそこに
悟ったのだ
花の咲いた日を我らの心に刻もう
緑と赤で世界を彩れ
光で闇を照らせ
その光の意味が忘れ去られても
緑色の太陽が殺されても
我らがここにある不思議さを
謙虚に受けとめるために
花は咲きそして散ったのだ
愛しい人、愛しい星、花を、大きな花を
ともにめでよう
2007年12月25日 松谷龍馬
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