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こんばんは。松谷です。
先日、タウン誌「うぶすな」でお世話になった(2月5日号で松谷と『バーバの夏休み』のカバーイラス
トを描いてくれた生徒さん4人のことを第一面ほぼ全面に掲載していただきます)ご縁で、奈良の地元
FM81.4(FMハイホー)の「はい、うぶすな編集部です」という番組に出演させて頂くことになり
その収録にいってきました。放送は2月7日(木)15時〜15時30分、再放送が2月8日(金)20
時〜20時30分です。いきなり30分も公共の電波に私の声がのるのはちょっと気恥ずかしいですね。
そこではじめて「うぶすな」編集長の長田朱美さんとお会いしたのですが、実に気さくでパワー溢れるか
たでした。この方のこともこれから折々紹介していきます。実に「気持ちいいおばちゃま」でした。
そこで、「うぶすな」に今年7月から1年間、私の専門の万葉集や和歌の事で連載してみないか、と提案
していただきまして、ありがたくお受けすることにしました。「うぶすな」が手にはいるかた、ご期待下
さい(新聞折り込みされない地域の方も会員になれば入手できますので、興味のある方は「うぶすな」
のホームページをご覧下さい)。
さて、番組のなかでこれからどういうものを書いていきたいかと聞かれまして・・・『バーバの夏休み』
のような子供から大人まで広い層で読んでいただけるもの、子供が楽しく夢中になれるもの、童話・・・
本当は絵本が書きたいのだけど私は絵がどうも苦手で・・・などと話したような・・・
私は、自分では意識していないのですが、小さい子供と遊ぶのがなぜか得意です。私をご存じの方は「う
そやー」と思われるかも知れませんが・・・事実です。つまるところ子供なのです。自分自身が。
松谷の子供時代の生活は、最近の都会の子供さんとは少し違ったものだったと思います。
ちょっとしたエピソードを一つ。
家内と結婚する前、京都の動物園に出かけたことがあります。松谷は動物園が大好きです。そこでは虫類
のコーナーにさしかかりました。シマヘビがガラスで囲まれた展示ケースに入っていました。私は家内に
向かって、「子供の頃、よくシマヘビやアオダイショウを捕まえた。ある日、シマヘビを捕まえて「家で
飼って」ともちかえったら、母がドン引きやった」と話していると、横でシマヘビを見ていた子供さんが
私の方を奇妙なものでも見るような目でじっと見つめていました。その視線が痛いほどでした。
トノサマガエル、ウシガエル、オタマジャクシ、ザリガニ、蛇、バッタ、キリギリス・・・たくさんの生
き物と遊び、たくさんの命を奪いました。今では信じられない残虐なことをしました。
幼児期の子供の中にはある種の残虐性がひそんでいます。子供は純真ですが、それは正の意味、負の意
味両方をもっています。この残虐性は普通、成長と共に解消され、逆に愛情を育む基盤となると思ってい
るのですが、最近のバーチャルリアルティーの世界は、その解消を阻害する要素がある可能性がありま
す。バーチャルリアルティーと子供についてはまたいつか別の機会に書きたいと思います。
私は自分の子供の頃のことを題材に子供が夢中になれるものを書きたいと思っています。
日本の純文学作品は私にとっては思索の戯れ。個を模索し、現実社会を捉え得ても、個を実現する世界を
示し得ないところに壁を感じます。するどい切り口とその頭の良さに感心しながら・・・一種のひがみで
すね。
私は、戯れつつ私の個においてとらえたあるべき世界を描きたい。子供には愛情と夢を持って欲しいから
そういう作品をこれからも書いていこうと思うのです。
先日、とある方から葉書をいただき、「次回作、期待しています」とメッセージをいただきました。
ぼちぼち構想にはいろうかと思うこのごろです。
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