マックス賢二の「みんなで泣こうぜ!(T T)」

17/08/06 およそ一年ぶりに Airy☆SENSE を観て、迷わず DVD 2枚購入。 神DVD でした♪(^^)

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イメージ 1
                     2010年公開
・評価 ★★☆☆☆
 
 

主演: 吉瀬美智子阿部寛玉山鉄二北川景子平泉成柄本明
 
 
 
手都グループ会長、手都孝光津川雅彦)。

その妻、芽衣子吉瀬美智子)。

歳の離れた若い妻。

愛人を作るのは必然か。

彼女の色香に誘われたのは、

手都グループの闇の部分に属する男、時籐隆彦阿部寛)。

表向きは国際医療ボランティア機構という財団の医師。

しかしその実、裏で不認可の新薬を患者に投与し、

臨床データを取る人体実験に手を染める犯罪者。

こんなことのために俺は日本に戻って来たのかと、苦悩する日々。

医師としてのモラル。

地に堕ちたプライド・・・・・・。

利害は完全に一致した。

 芽衣子 「私はいつもの店で待っている。

       終わったら車で来て。私は隣りに。そして、ずっと一緒」

夫の眼を盗んで会う不自由さに、さよなら。

もどかしい日々とも、さよなら。

もっと早く、こうすればよかった。
 
 
 
11月13日。

ついに計画を実行する時が来た。

アリバイ工作のため、犯行は秘書が入り口を固める就業時間内に決行する。

この日、手都会長は最終便で上海へ向かう。

それまでの時間を、会長室で一人で過ごす。

時籐はオフィス奥のテラスから、ロープを使って6階へと登り、

サイレンサーつきの拳銃で手都会長を射殺。

すぐさま同じルートで自室へと戻り、そのまま就業時間を迎え、

何事も無かったかのように秘書を伴い退社する。

大丈夫。きっと、うまくいく。

いつの日か、私たちは誰も知らない国へ。

そして二人は、ずっと一緒・・・・・・。

 手都 「時籐か? 人体実験が人道に反するから不服だと聞いてはいたが・・・」

 時籐 「7年前、あなたに助けられたことは今でも感謝している」

本人を前にしても、時籐の決心は鈍らない。

腹部を撃たれ、倒れ込む手都
 
巧妙にセッティングし、自殺に見せかける時籐

急げ。

感傷に浸っている暇はない。

クソッ!

カギつきのロープが外れない!

退社時間のため、秘書がドアを叩いている!

クソッ! こんなときに、このロープは!
 
 
 
誤算だった・・・・・・。

なんとかその場はやり過ごしたが、退社後、秘書と別れ、

残してきたロープを取りに戻った後、

まさかエレベーター内に取り残されるとは・・・・・・。

就業時間後、守衛がビルの主電源を落とすことは知っていたが、

今このタイミングで取り残されてしまうなんて・・・・・・。
 
 
 
一方、手都ビル近くの路地では、

一人の警察官が複数のチンピラに袋叩きにされていた。

先に手を出したのは、赤城邦衛巡査(玉山鉄二)。

気が済んだチンピラたちが立ち去ろうとしても尚、ケンカを吹っかけたため、

ついには携帯の拳銃を奪われてしまう始末。

思わぬ収穫を得たチンピラたちは、その拳銃を組長へ。

赤城の見つめる先には、サングラスをした強面の男、神健太郎平泉成)が。

頭に血が上った赤城は拳銃を取り返すことに躍起になり、

近くにあった車を失敬して、を追跡。

その車こそが時籐隆彦の愛車であり、

この赤城の行為がすべての歯車を狂わせる原因となるのだった・・・・・・。
 
 
 
待ち合わせ場所で時籐を待つ芽衣子

しかし、とうに時間は過ぎているのに、一向に姿を現さない時籐

まさか、怖気づいて逃げたのか・・・・・・。

いや、そんなはずはない。

彼は私を愛しているのだから。

そう信じて待つ芽衣子の前を一台の車が通り過ぎる。

間違いない。

あれは時籐の車。

助手席に女!?

誰よ! あの若い女は!

絶句し、その場に立ち尽くす芽衣子

携帯はつながらない。

この土壇場で、時籐はいったい何を考えているのか・・・・・・。
 
 
 
一方、カーチェイスで威嚇し、を止めようとする赤城だったが、

逆にのテクニックに屈し、あえなくスピン。

しかし、威勢のいい若造に気を好くしたは、

赤城美加代北川景子)を箱根のコテージに招待。

拳銃を返す代わりに、組の犬になれと打診する。

しかし、赤城はこれを拒否。

  「いい加減にしておけ」

赤城に引金を引く度胸などないとタカをくくっていただったが、

見事に額の真ん中を撃ち抜かれ、即死。

6発全弾を派手にブチかました赤城は、通報を恐れて逃走。

この際、コテージには、時籐の名刺と愛車が残されたまま。

これで疑いの目は、時籐へと向けられることに。

当の時籐はというと、エレベーターからの脱出に失敗して疲れ果て、

今は電源の回復を待つばかり・・・・・・。
 
 
 
箱根警察署から神健太郎殺害の一報を受け、慌しく動き出す横浜署。

現場に残されていた時籐隆彦の所持品から、

時籐の勤務先である手都ビルを捜索。

手都孝光の遺体が発見された。

そして、ようやく電源が回復し、エレベーターから脱出した時籐の身柄を、

近所のコーヒーショップで確保。
 
 
 
独自の捜査で時籐の車に乗っていた女を美加代と突き止めた芽衣子

 芽衣子 「何が? どうして、こうなったわけ? 説明してよ!」

美加代に詰め寄る芽衣子

しかし、時籐の居場所は解からない・・・・・・。
 
 
 
急ぎ、箱根へと入る横浜署の柳町刑事(柄本明)。

箱根に残してしまった証拠を隠滅するため、急遽、箱根へと向かう赤城

その赤城を追う、芽衣子

箱根の古い写真館へと引き寄せられる三人・・・・・・。

横浜署で取調べを受ける時籐

はたして、この事件の結末とは!?
 
 
 

__________________________________
 
 
 

吉瀬美智子さん主演の 『死刑台のエレベーター』 です。

1957年制作の同名フランス映画のリメイク作品だそうです。

しかも、日本でリメイクされるのは二度目。

そして、出演陣には実力派がズラリ。

非常に期待して観たんですが、見事に期待を裏切られました。

なんで、こうなった!?

見たら解かるがな!

下の方に載せとるから、脚本担当、見てみ! (結局、そのオチかぃ!
 
 
 
次に出演陣について。
 
 
イメージ 2
      吉瀬美智子         阿部寛           玉山鉄二
      (手都芽衣子)       (時籐隆彦)         (赤城邦衛
 
 
まずは、手都芽衣子役の吉瀬美智子さん。当時、35歳。

彼女の履歴を見ると、結構チョコチョコ見かけてるはずなんですが、

まったく記憶なし。

唯一、印象に残っているのは、三浦春馬くん主演の 『ブラッディ・マンデイ』。

妖しげで危険な女を好演されていましたね。(^^)

本作では男を虜にし、意のままに操るという、これまた恐ろしい女の役。

しかしその実、虜になっていたのは自分の方で、

早とちりと被害妄想に振り回される悲しき女。

はっきり言って、彼女のことはよく知らないのですが、

芽衣子の嫉妬っぷりは狂気に満ちており、

芽衣子の焦りや余裕のなさを、うまく表現できていたと思います。

怒号を浴びせるシーンでも、声量・迫力とも申し分なく、

美人だし、こりゃあ使える女優さんだなぁ、と感心しましたね。

もう若くはないので、それだけでも絞られてしまう現状だと思いますが、

こういう役者さんにこそ、いろんな役が回って来て欲しいですね。(^^)
 
 
 
次に、時籐隆彦役の阿部寛さん。当時、45歳。

言わずと知れた名俳優。

もう阿部さんの初見は忘れてしまいましたが、とても印象に残っているのが、

タッキー主演の 『義経』 と、阿部さんご自身が主演された 『結婚できない男』。 

特に 『義経』 での平知盛役は、本当にカッコ好くて圧巻でした。(^^)

『TRICK』 は観ていないのですが、

あちらでも相当濃いキャラを演じられたようですね。

シリアスからコメディまでこなす、本当に幅の広い役者さんで感心します。

新作の 『テルマエ・ロマエ』 も期待せずにはいられません。(^^)

本作の演技についてですが、本当に安定していて、いつもの安心感がありました。

眼の動きの使い方については、日本でも屈指の役者さんなんじゃないでしょうか。

阿部さんほど眼の動きで表現できる役者は、そうはいませんね。

本作では見せ場となり得る場面こそありませんでしたが、

本当に素晴らしい役者さんだと再確認することが出来ました。(^^)
 
 
 
次に、赤城邦衛役の玉山鉄二くん。当時、30歳。

当ブログでも、すっかりお馴染の役者さんですが、

なぜかウチではヤバイ役が多い印象の玉山くん。

今回も人殺し役。

彼の履歴を見ると、ヤバめの役はそんなに多くもないんですが、

ウチでは、まるで狙ったかのようにヤバイ役ばかりを引いてますね。(笑)

本作の演技についてですが、はっきり言って不満。

カッコ好くもなく、玉鉄らしさもなく。

赤城邦衛という役のキャラ設定自体が未成熟。

彼が赤城邦衛という役を演じる必要性をまったく感じませんでしたね。

味もない。何もない。

これでは彼が実力を発揮できないのも無理もありません。
 
 
 
最後に、柳町刑事役の柄本明さんを少しだけ。

作品後半に出て来る鬼刑事なんですが、非常にインパクトの強い演技内容でした。

本当に素晴らしい役者さんですね。

私、柄本さんの芸風というか、

役者としての雰囲気があまり好きではなかったのですが、

小日向文世さん同様、ようやくその 「好さ」 が解かって来ました。

「観る側にも、役者を見る目が必要である」

ということを実感させられる役者さんだと思います。

お見事の一言。(^^)
 
 
 
でわ、総括。

本作の根幹を支える二つの事件。

手都グループ会長・手都孝光の自殺と、暴力団組長・神健太郎の射殺。

手都会長殺害計画中に、もう一つの事件が発生したことで、

完全犯罪にほころびが生じるという図式なのですが、

そのもう一つの事件のキッカケとなる、赤城巡査の行動があまりにも突飛すぎ、

そもそも初動の時点で無理のある内容。

巡査にどのような背景があるにしろ、警官がチンピラにケンカを吹っかけ、

無抵抗の人間に対し、背後からブロックで頭を殴りつけるなど、あり得ない話し。

その直後、巡査が他人の車を勝手に乗り回す行為から、

おそらく精神異常者であろうとの推測が成り立ちますが、

その後の展開を見ても明らかに説明不足であり、独りよがりな内容。

毎度のことながら、脚本に視野の狭さを感じましたね。

さらに細かく見て行くと、神健太郎殺害後、赤城につきまとう女・美加代が、

赤城もろとも服毒による心中を敢行するのですが、

ワインに 「大粒の錠剤」 を3つほど放り込み、

数回かき混ぜただけで、口移ししようとする稚拙ぶり。

サスペンスのサの字も知らねぇんじゃねぇかと、呆れましたよ。

イチイチは挙げませんが、他にも脱力させられる部分が多数ありました。

序盤の手都会長殺害の一連のシーンと、

後半の柳町刑事の秀逸な演技を評価し、かろうじて★2つの評価としますが、

制作スタッフは本作のあまりの醜態ぶりに恥を知るべきでしょう。

オリジナルに対する敬意。

監督としての責任。

カケラすら感じることが出来ませんでしたね。

以上です。

(脚本/木田薫子

(監督/緒方明
 
 
 
≪おまけ≫
 
イメージ 8
↑本作の主人公、手都芽衣子。愛人の時籐隆彦と共謀し、完全犯罪を企む。
 
イメージ 9
↑本作のもう一人の主人公、時籐隆彦芽衣子の計画を忠実に実行するが・・・。
 
イメージ 10
↑交番勤務の巡査、赤城邦衛。精神異常者で、善悪の判断がつかない。
 
イメージ 11
↑元米軍大佐から入手した拳銃。いよいよ、手都会長を・・・・・・。
 
イメージ 12
↑侵入に使用したカギつきロープ。これが原因で、後に大問題を引き起こす。
 
イメージ 13
↑拳銃を奪われ、途方に暮れる赤城。大物ヤクザ相手に拳銃奪取を試みるが・・・。
 
イメージ 14
↑見知らぬ若い女を乗せて走り去る時籐の車を目撃し、絶句する芽衣子
 
イメージ 15
↑一方、エレベーター内に閉じ込められた時籐は、必死に脱出を試みる。
 
イメージ 3
に銃口を向ける赤城。そして彼は、迷うことなく引金を引いた。
 
イメージ 4
↑殺人犯を自ら裁くべく、服毒による心中を敢行する美加代だったが・・・・・・。
 
イメージ 5
↑乱闘騒ぎに巻き込まれ、横浜署に引っ張られた芽衣子。しかし、心ここに在らず。
 
イメージ 6
↑終始、無表情・無関心で心ここに在らずの芽衣子に違和感を覚える柳町
 
イメージ 7
↑そして、ついにエレベーターを出ることが出来た時籐。しかし・・・・・・。

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