ガーデナーの雑記帳

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ダイスギ(台杉)

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ダイスギ(台杉 Cryptomeria japonica D.Don var. radicans Nakai/アシウスギ/シロスギ)スギ科スギ属・常緑高木(針葉樹)(樹高20mくらい)日本自生アシウスギの仕立て物
(撮影12/5)


最近とても気になる木の一つがこのダイスギ(台杉)です。
針葉樹ですが、コンパクトにまとまって葉張りも出ないし、
スギ花粉の心配もありません。
和っぽいと言えばそうかも、とも思うのですが、
これが意外とモダンな雰囲気に良く合うのですね。

背の高いものもありますが、伸びる枝を更新することで背丈を低く抑えられます。
最も古く長く伸びた主幹を元から落とすことで更新しますが、
大きくなりすぎると、これは造園職人さんにお願いしないとできません。
先日圃場に伺った折に見ると、
2〜3mくらいの比較的お手ごろな背丈のものがたくさんありました。
このくらいからスタートすれば管理もそんなに難しくないな〜と思います。

「台杉」という杉があるわけではなく、
もともと建築材として、一本の杉から多くの建材を採るために
「台木に何本もの枝を仕立た杉」で、その歴史は室町時代までさかのぼります。

そのために使われたのが、萌芽力の強い「アシウスギ」。
「アシウスギ」は吉野杉を代表とする太平洋側の『表スギ』に対して、
日本海側に自生するもので『裏スギ』と呼ばれます。
吹き付ける積雪の重みで幹が折れ、その横から新芽を吹き…を長い年月繰り返したことで、
萌芽力の強い杉が生まれたということだそうです。
また長く伸びた枝が雪の重みで地に着き、根を出して幹となり、新しい株に更新する
「伏条更新(ふくじょうこうしん)」によるものもありました。
自然の中で、仕立てた台杉のような樹形となった巨木もあり、
天然記念物となっているものもあります。


さて、室町時代、京都北山地方の急峻な山地で
真っ直ぐな杉丸太を効率よく生産するための手法として「台杉」が生み出されましたが、
昭和の時代にはすでに増大する需要に追いつかなくなり、
台杉による杉材の生産は姿を消しました。
その後は観賞用として和庭に植えられるようになり、今に生きることとなりました。
人の手により手間隙かけて作られ、その優雅な姿から高級造園樹木の代名詞にもなり、
バブル期には数百万円の高値で取引されたものもあったそうです。

ちなみに写真の台杉は、聞いてみたらそんなに高くはなかったですが…(^^ゞ
今では台杉には「シロスギ」という品種を使って、挿し木生産するらしく、
他の品種と交配する事のない純粋種として作られたものです。
実がなりにくいので花粉は非常に少ない、ということですので
「花粉症」はあまり心配しなくてもよいそうですよ(^.^)


●伏条台杉の巨木 参考HP:巨大杉、すごいですね〜(゜.゜)
「京都片波川源流域の巨大杉群」http://www.sizen-daigaku.com/~kankyou/071012katanamigawa.htm
「下黒田の伏条台杉群」http://homepage2.nifty.com/Hiro-Akashi/kyotofu/daisugi.htm
「井ノ口山の巨大杉群」http://www.abaxjp.com/inoguti/inoguti.html

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ボックスウッド(Buxus sempervirens 西洋柘植[西洋黄楊] セイヨウツゲ/ボックスツリー/英名:boxwood)ツゲ科・常緑低木(花3〜4月・樹高1〜1.5mくらい)イヌツゲの園芸種/地中海沿岸〜西アジア原産
(撮影12/5)


この1週間、ドタバタの缶詰状態。なかなかブログアップできずです。
今日は久しぶりにゆっくり散歩ができました(^.^)

さて、撮影したのはちょっと前ですが、常緑のボックスウッドです。
これはイヌツゲの園芸種ですが、英国のフォーマルガーデンなどでは
幾何学的な低層の生垣や、トピアリー、コンテナ植えにもよく使われています。
トピアリーの本には必ず登場する木ですね(^.^)
苗木は葉が粗いのですが、剪定をするごとに密生してきます。

イヌツゲというよりは、葉は扁平でキンメツゲに近くて、少し大きめ。
何よりも黄緑色の光沢のある柔らかくて明るい葉が特徴で、
ボックスウッドを植えると、パッと明るくなりますね。
写真の葉で1.5cmくらいです。
寒さに当たると紅が入って紅葉します。
最終樹形も1.5mくらいで、日陰地にも耐え、剪定で30cmくらいにでも抑えられるので
用途は広いですね。丈夫で、萌芽力もあって遠慮なく刈込みできます。生長はやや遅め。
ツゲと同じで花はあまり目立ちませんが早春に香りのある白い花が咲いて
冬にはタネができます。
●ボックスウッドの花(季節の花300さんHPより)
http://www.hana300.com/tuge00.html
●ボックスウッドのタネ
http://www.mmjp.or.jp/fuji/g/05_02boxwood2.html

枝変りの園芸種に黄色の覆輪の入る斑入り種があります。
こちらはきれいな斑を楽しむためには日当たりが大事です。
●斑入りのボックスウッド参考HP
http://www.hanahiroba.com/niwaki-bokkusuuddo.htm

ツゲにもつきやすい害虫ですが
ツゲノメイガ、ハモグリガ、ハマキムシなどがつくことがあります。
これらは浸透移行性の殺虫剤でないとなかなか駆除できません。
美しい葉を楽しむ木なので、食害を見つけたら、早めの対処が肝心。
オルトラン乳剤などが有効です(^.^)

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