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日本中枢の崩壊

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みなさん、もう、この本は読まれましたか?
 
「日本中枢の崩壊」 著者は、古賀茂明さんです。
 
この本を知ったのは6月。TVでワイドショーのコメンテーターが
 
「とにかくすっごい本なんですよ!」と興奮気味に話していたのを覚えていました。
 
8月に入って少し暇になったので、読んでみようかと近所のいくつかの
 
図書館に検索をかけたら、どこもかしくも、この本の予約で一杯。
 
 
 
・・この古賀茂明さんっていう方は、本の中にも自身で書かれているのですが
 
経済産業省のキャリア官僚なんですが、身内の公務員制度を批判する
 
言動が目立つめ(この本もそうです) 窓際族になってしまいました。
 
省庁のエレベーターで誰かとあっても、みんな彼に顔をそむけるんだって・・・
 
よくそんなところでめげないでいつも霞が関に出勤してるよな・・と感心した。
 
 
 
年収や職業によって、みなさんの経済感覚もまちまちだとおもいますが
 
世界的には豊かと言われている日本にくらしながら、
 
豊かな感じがさっぱりしないとなげく人は多いのではないでしょうか。
 
働いても、働いても、税金は高いし、安い居酒屋でしか酒飲めねーぞみたいな・・・ww
 
それで、一生懸命働いて年取ったら、年金本当にもらえるの?って。
 
それなのに、政府は何をやっているんだか毎日ニュースみててもいまいち解らない。
 
なんで、日本の総理大臣かコロコロ変わるの?そんなに変わっちゃっていいの?
 
 
・・・こういう、沢山の人たちがなんとなく感じている疑問ってありますよね。
 
この本を読むと、それがどういう理由で起こっているのか見えてきます。
 
私たちの生活が、中央省庁の役人たちによっていかに大きな影響を受けているか。
 
霞が関というところは、日本株式会社見たいと思ったらいいでしょうか。
 
日本で一番大きなお金を動かす巨大企業です。
 
そこに勤めるキャリア官僚(国家公務員Ⅰ種)は、東大などを出て真面目で優秀。
 
しかし、歳を取るに従って国民の利益よりも、自分たちの省庁の利益や
 
天下り先のことを優先し国民の税金を配分するようになっていきます。
 
天下り先の企業さえも 役所の感覚にそまっていきます。
 
まさに東京電力なんかいい例です。
 
 
 
国家公務員制度が、国民の生活に大きな弊害をもたらすと、古賀さんは
 
切実に訴えるのです。東日本大震災の対応の不手際も例外ではないと。
 
まさに渦中の人が言うんだから間違いなし。
 
読んでみましたが、すごくセンセーショナルな本ですね。
 
公務員に限らず、日本人に多い身内意識というのがあるんです。
 
牛乳メーカーの日付改ざんや、自動車のリコール隠しなど記憶に新しいです。
 
彼らは、会社を守るため、自分がクビにならないため
 
消費者である国民をだましつづけました。
 
しかし、どこかでそれが漏れる。
 
身内を裏切って外部に告発する者にたいして、死に値するような制裁を課すのが、
 
日本の村社会とか身内社会です。やっていることはおかしいことなのですが。
 
 
この本の著者の、古賀さんは、まさに告発者だった。
 
霞が関の日本株式会社の「身内を売った人間」とおもわれても仕方ありません。
 
これは怖いですね。相手が超巨大組織ですから。
 
よく、こんな本を書いたなと思うばかりです。
 
 
私だったら・・・よくないと解っていても・・・
 
適当に仕事して天下りしちゃうかもしれない。
 
その方が、家族だって守れるし。ウン千万という高額な退職金も
 
もらえるし・・(^^;
 
退職金もらいながら、天下り先で年に数回だけ出社して
 
何百万ももらう生活。
 
うひー
 
・・・ま、こういうことって国家公務員だけでなく、市区町村のレベルでも
 
小さいながらあります。
 
地元の体育協会の理事は元市役所の人だもんね。
 
社会福祉協議会とか、商工会の偉い人もそうです。
 
そういう色んな団体作っては天下りしています。
 
当然、団体の数だけお金が動くわけ。
 
 
 
民間企業にお勤めの普通のサラリーマンの皆様、
 
公務員の既得権益は私たち民間人が考えている以上のものがあります。
 
みんな美味しい汁が好き。そこに群がる。
 
でも、美味しい汁の原材料は、私たちの税金です。
 
 
ということで、この本はお勧めします。
 
 
 
 
 
 

難しかった・・

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2カ月ぐらい前に書店でたまたま手にとって買った本。
 
読むのにだいぶ時間を食いました。
 
「哲学」と言う言葉からしてどうもモノモノしい。
 
わかりづらい、理屈ばっかりこねくり回しているというイメージが強い。
 
『難解なカントの哲学をなるべくわかりやすく書いた・・』
 
とこの本は書いてあるのですが、哲学勉強するレベルにしては、簡単なんでしょうが
 
なにしろ、文章が全部抽象的。
 
私には難しくてよくわかりませんでした。
 
 
 
でも、この本は面白かった。
 
普通、哲学というと、美とは何か、善とはなにかという究極の命題を徹底的に突き詰めて考える。
 
これ以上、人の言葉で説明できない「絶対的真理」なるところ
 
までたどり着こうとします。
 
しかし、哲学の大家のセンセたちといえども、
 
美とは、善とは幸せとは・・いまだかつてちゃんとした答えなんか出ていない。
 
 
 
この本によると、カントという哲学者はそれまでの哲学者がやってきたような
 
「絶対的な真理」のような物は人には解らないと言い切った。
 
なぜならば、そう言うのは、神様の世界であって、人間の人知を超えた
 
世界なのだから、人間があーでもない、、こーでもないと説明できるのは
 
おかしいよな〜?と言ったのです。
 
 
 
 
例えば、洋服選びなんてどうでしょう?
 
昔は身分によって着るものは決まっていました。
 
現在の日本だったら、どんな服を着るかなんて、人それぞれです。
 
でも、人それぞれといいながら、職場にトンチンカンな格好をして行ったら
 
上司や先輩に注意を受けるでしょう。
 
人それぞれで、自由といいつつ、人々の間でやっぱり何か共通認識がありますよね。
 
その共通認識の正体は何なのでしょう。
 
何か、絶対的真理の世界があって、人はそこから何かを引っ張ってくるのでしょうか。
 
カントはそれを否定します。 
 
人それぞれと言いながら、人それぞれでないものはあるけれど、
 
絶対的な法則や真理というものがどこかにあって、そこから世界を見るという
 
それまでの物の考え方ではなく、人間の経験から発生した
 
個人の主観の中に『普遍的なもの』があるのだといったのがカントなのでした。
 
それも、個人の主観の中にあるということで、『普遍的だと思われる
 
ものであって、絶対的法則だとか真理ではないとカントはいったのでした。
 
 
 
だいぶ前置きがながくなりましたが、私がこの本を手に取った理由は
 
丁度こういう問題に疑問を感じていたからなのでした。
 
私の好きなオートバイ。
 
ライディングのノウハウに関して「絶対的法則」がある。
 
「絶対的真理」「真実」があるのだ強く主張するグループがあります。
 
そこに行きますとね、金型で成形したようなみんな同じフォームで走っています。
 
指導者の考えに合わない走りをすると厳しい口調で怒られます。
 
 
 
反対に、人間の体形もまちまちだし、キャリアもまちまちなのだから
 
人それぞれな乗り方があるはずだと思っている人がたくさんいます。
 
そういったグループ寄りの人たちは、上記のような
 
「絶対的な○○」なんて言われて、
 
一つの乗り方を押しつけられるのを非常に嫌悪します。
 
楽しく乗るのが一番といってのびのび乗ることをよしとする傾向にあるようです。
 
 
 
この両極端な考え方はどこから来るのかな?
 
この水と油みたいな考えが融合する局面はあるのだろうか?
 
というのがこの本を手に取ったきっかけです。
 
 
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※写真は去年の12月に行われたオフロード女子祭りで撮ってもらったものデス。
 
 
・・・でも、この本を読んでも結局答えはよく解りませんでした。
 
私のオツムの程度がたかしれているということでしょうか。
 
もっとも、この本にも、結局○○だという結論のようなことは書いていませんでした。
 
哲学という学問が今もなお成り立っているということは、逆を言えば
 
答えが出ないから論争が続いているわけです。
 
 
 
結局私はどうしようと思ったかと言うと、
 
絶対的法則や絶対的真理を声高らかに謡うことも
 
また、人それぞれ自由だと主張することも
 
両極端でバランスを欠いた考え方に思えてきました。
 
 
 
では、丁度バランスのとれた思考はどんな物なのかというと
 
それもまた解りません。
 
しかし、解らないものは、ひとまず解らないとしておくのが
 
一番誠実な答えのように思えるのです・・
 
解らないものを、さも解ったように吹聴したり
 
安易に答え求めても、結局どこかでまた同じような問題にぶち当たるでしょう。
 
 人間は、いつも同じような習慣を繰り返しながら生きているのですから。。
 
 
 
結局のところ、両極端な考え方をする人たちを、一歩引いたところから
 
見つめ続けて、その事について静かに考え続けることしかできない。
 
それが一番いいのかも知れないな。。
 
というのが、この本を読んで感じたことでした。
 

反オカルト主義

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スプーン曲げやUFO・火の玉、霊視などの超常現象、そして新興宗教から、はたまた最近流行ってる
 
スピリチュアルとか、ヒーリングとか癒し系思想までを、学者・科学者の立場から考察した本2冊です。
 
簡単にいうと、これらの、オカルトチックなものは、科学的にいうと『実にインチキ』ということが
 
双方の本に書いてあります(笑)
 
そういう、インチキに騙されてはいけないよ・・と言うことも書いてあります。
 
大槻義彦教授の本の方は、『噂の真相』というスキャンダル雑誌に連載されていた記事が
 
元になっているので、文面は、非常に挑発的ですww
 
これにしたして、安斉先生の本の方は、淡々とした科学者らしい語り口でオカルトを批判しています。
 
一流の学者らしく、科学が万能であるとは決して言わず、解らない分野は当然あり、
 
今後も研究すべしといっているあたりが好感がもてました。
 
 
 
不景気になったり、世の中に閉そく感がつよくなると、必ず新興宗教がおこったり
 
妙な思想を振りまくもの、そして信じる者がでてきます。
 
どんな思想をもとうが、個人の思想信条の自由があるので他人がどうこう言えないのですが
 
かといって、人間は絶海の孤島で暮らしているのではありません。
 
偏狭的な思想をもった人の言動は知らず知らずのうちに、周り(家族・仕事仲間・友人)に
 
に影響を与えます。それが非常に厄介なのです。
 
 
私の知人に、「ありがとう教(?)」に一時染まった人がいます。
 
『ありがとう』とひたすら言葉に出すことで幸せになるという、新興宗教なんだか、スピリチュアルなんだか
 
よく解らない団体の思想です。
 
たしかに、「ありがとう」という言葉は、温かい言葉であって、基本的には
 
言われた方はうれしい言葉ですが、言葉と言うものは、その場面にきちんとあった
 
状態で使って初めて他人の心に響くものです。
 
その知人は、なにかにつけて、「ありがとう ありがとう ありがとう」と言い続けました。
 
まるで、鳥のオウムのようでした。
 
その振る舞いが、すごく不自然で、聞いているこっちが不愉快になったほどです。
 
でも、本人は自分で良いことをしているとおもっているのでタチが悪い。
 
そもそも、『○○さえすれば幸せになれる』なんてことがあるのでしょうか。
 
その人にとって「幸せ」とは一体なんなのか、この人にははっきりした答えがあるのでしょうか。
 
そうでなければ、こういった思想を盲信をするのはまことに危険です。
 
 
安斉先生の本には、こういったオカルト的なものに騙されないための秘策が書いてあります。
 
①因果関係を即断しない
 
 例えば、悪い気を持っている人は、自分に悪いことを引きよせているのだ・・
 というようなことを安易に信じないことなんかが言えると思います。
 人間いきていれば、棚ボタもあるし、貧乏くじを引くことはあります。
 
 
②AとBの関係を論じるにはAB両方の概念を明確化せよ。
 
 yahooブログで、あるスピリチュアルカウンセラーの記事をみたときに、
 「あなたが不幸から脱却するのは簡単です。あなたが幸せと思う人のまねをすればいいのです」
 と書いてあるものがありました。非常に軽薄な考えだとおもいました。
 人の不幸とはなんなのでしょうか。反対に幸せとは何なのでしょうか。それをはっきりさせないで
 こんなアドバイスを他人にするなんてしんじられません。
 他人が幸せにみえたとしても、それは、他人の芝生は青く見えるというほどの者では
 ないでしょうか・・私はそんな風に思うのです。
 
 
・・他にもたくさんありますが、ともすると、すぐ不思議な精神世界にひっぱりこまれてしまう
 
体質の人はこういった本でも読んで注意してほしいです(笑)
 
 
 
 
 
 

日本大転換

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菅直人 著:『日本大転換』 光文社 
 
もともと、政治家や政治評論家の本はあまり好んで読まない方でした。
 
言いたい放題言って終わり(?)な本が多い気がして。(^^:
 
ただ、会社でもなんでもそうですが、組織のトップが変わると、
 
ガラリと雰囲気が変わることが多々あるでしょう。
 
日本のトップの人が書いた本、一度読んでみようかな〜?
 
ということで図書館で借りてみました。
 
 
奥書をみると1996年に発行です。
 
丁度、旧民主党が結成された直後です。
 
この本、一般の人に向けた当時の民主党のアピール本ですw
 
中身は、自民党と霞が関の官僚が作り上げたシステムがいかに今(当時)の
 
日本人の暮らしを大変なものにしているかがメインに書かれています。
 
菅さんらしいと思ったのは、自民党がダメとか、官僚がダメといっているの
 
ではなく、建設業とか運送業とか農業とかそう言った
 
特定の産業を保護することで国民の利益を計ろうという
 
『システム』そのものがいけないと書いてあります。
 
 
本の中に『一般の方にも解りやすく書いた』とご本人さんの記述の通り
 
政治家と官僚の関係や、国会の運営とか、法律ができるまでの流れなんかが
 
例え話を用いたりして解りやすく書いてありました(笑)
 
こういった所はニュース見る上で役に立ちそうです。
 
読んでいて面白かったです。
 
 
内閣発足後は、高い支持率だったのに、選挙戦が始まって
 
消費税のことを口に出した途端、菅さんの支持率ガクッと下がりました(爆)
 
政治家ってのも大変な仕事だと思います。
 
サッカーの岡田監督もだって、ワールドカップ始まる前は、みんなに
 
ひどいこと言われてたのに、ベスト16入ったら、称賛の嵐(爆)
 
民衆の気持ちはコロコロ変わるwww
 
日曜日は参院選です。
 
この日はきっと朝から選挙関連のTV見ていると思います。
 

塩狩峠

『塩狩峠』 三浦綾子著  新潮社文庫


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先週の金曜日の夜、ブックオフの105円コーナーで久々に買ったものです。

土日であっという間に読み終えました。



私が三浦綾子の名を知ったのは、何年か前にNHKで見た「あの人に会いたい」という番組でした。



主人公・永野信夫の乗った列車が塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車の

連結器が離れ列車がバックし始めました。

信夫は客車に装備してあったハンドブレーキを操作してなんとか列車を止めようとしますが

なかなか止まりません。目の前に、先ほど通り過ぎた急カーブが見えた。

このままでは列車は脱線・転覆し多数の死傷者が出ると考えた信夫は、

線路に飛び降り列車の下敷きになって列車を止めました。

助かった乗客が列車から降りてみたものは、まっ白い雪の上に飛び散った鮮血と

血まみれになった信夫の遺体でした・・。


・・明治42年に北海道・塩狩峠で実際に起こった事故をモデルに書かれた小説です。

本の奥書きを見ますと昭和48年の発行から平成10年までに実に61も版を重ねています。

代表作「氷点」とともにいまだに読み続けられている名作です。

三浦綾子さんはクリスチャンなので、キリスト教の教えを主題にした作品が主ですが

生きること、死ぬこと、人や神の愛について、深く追求した数々の作品は素晴らしく

クリスチャンでないファンもたくさんいると思います。



小説の中の信夫の死の描写はあっけないものでした。

それでも、事故の当日、信夫の到着を札幌で待っていた婚約者のふじ子や

ふじ子の兄の悲しみは、読んでいて涙がとまりませんでした。



似たような事故で記憶に新しいのは、2001年JR新大久保駅で酒に酔った男性がホームに

転落して、助けようとした韓国人と日本人カメラマンともに列車にはねられて

死亡した事件がありましたね。



他人のために自分の命を犠牲にする行動ってどう思われるでしょうか。

はたから見れば「馬鹿な奴だ」「何もそこまでしなくても」と思う人が大半だとおもいます。


三浦綾子は小説の中で、信夫の死を「神に祝福された死」だと表現しています。

そして、信夫の信仰に根ざした「愛」だとも言っています。



私はクリスチャンでもありませんし、他人のために死ぬのは嫌なのですが(?)

それでも、自分の損得勘定ばっかり考えて生きるんじゃなくて、

自分がすこしぐらい損をすることがあったとしても、他の人のために

できることを、この小説読んでちょっとは考えてみるのも悪くないと思いました。

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