|
最後にチーム構築の話をします。 戦略は正しくても、それを実行するチームが戦略を実践できなければ絵に描いた餅に終わるからです。 チームを構築する場合、まずビジネスの原則を押さえておく必要があります。 商品x宣伝x販売 これをケータイマンガに置き換えると、 作家マネジメントx宣伝x販売 このどれか1つが失敗すると事業は成功しません。よって、まずビジネスの原則に従って次のようなチームを構築します。 次に、このチームに戦略を落とし込んでいく情報流通を考えます。今回の戦略は作品創造という川上を押さえることにあります。よって戦略の基盤は、作家担当チームの収益性にかかるわけです。 視点として プロフィット(利益)・・いかに作家の創作意欲を上げヒット作に結びつけていくか コスト・・・いかに作家とのやりとりを少ない人数で効率的に行うか こう考えたときに作家との精神的なメールのやりとり、作品行程の確認、契約等ビジネス的なやりとり、そのすべてをIT化することによりプロフィット、コスト共優位性を持てるのではないか、そういう発想でよりチームは強化されていくわけです。 今回で最終回となります。もう1つ重要なことがあります。戦略だけではなく、このチームに如何にやる気を持ってもらうかです。ここはこのブログの本質ですので、日本型経営の書庫で記事にしていきたいと思っています。
|
■ビジネス構築実践
[ リスト | 詳細 ]
質問歓迎します。(maybebabe234@yahoo.co.jp)
|
さて、今回は販売戦略について書きます。管理している原著作の効率的な販売方法を考えます。 図を見てください。 まず以下のように思考します。 1.原著作を使って何を商品にできるか 2.どの商品を事業ドメインにするか 3.それ以外の商品はどういう役割にするか ケータイマンガ、ケータイ小説を事業ドメインとしたのは、過去に掲載した通り、成長市場であり参入しやすいからです。それ以外の商品は参入しにくいため別の戦略が必要です。 ・事業ドメイン ケータイマンガ、ケータイ小説は事業ドメインとしたため、ここでの高収益化を目標とします。つまり原著作から商品になるまでの生産プロセスを自社で行い、適正な利益率、及び他社に負けない競合性を徹底的に追及していきます。 http://blogs.yahoo.co.jp/maybebabe234/12810057.html とはいってもこの通り、自社で行えるのは商品化まで。コミック化、オーサリングまでですね。よってそこから市場への流通は取次業者、書店(ネット)にお願いする事になります。生産から販売までのトータルで得られる売上の60%程度を自社の売上にする事を目標とします。 ・それ以外の事業 それ以外の事業は、商品化する権利、販売する権利を他社に許諾します。自社のケータイマンガ、ケータイ小説と同時期に同タイトルの別パッケージ商品を他社から販売させる事によりプロモーションの相乗効果を狙うのです。また熱烈なファン層は、まとめ買いをしてくれます。購入機会を集中させる狙いもあります。 他社にすべてをお願いするので、生産から販売までのトータルで得られる売上の5〜10%程度が自社の売上になります。ここは、収益を求めずプロモーション効果に徹します。それが戦略となります。 ・起業の戦略 このように原著作から多くの種類の商品に変え、それぞれを集中的に市場に流通させる、自らの企業体力を考え事業ドメインを設定し、収益性、プロモーション効果の配分を考える事が重要です。 1つのモノを生産し、1つの流通で販売する、という従来型のやり方では、中小規模の企業の経営はハイリスクとなってしまいます。1つもモノから複数の商品を生み出す、実はこれは中小規模の企業にとって、経営的リスクヘッジでもあるのです。 こう考えていくと、起業、事業構築といったものは、一定のマーケティング理論で進めていける事がわかります。起業=ハイリスクのイメージを一旦捨てましょう。よく学びよく考えることによって、リスクは低くなるのです。 (つづく)
※次回、最終回です。 |
|
さて前回は、収益モデルについて説明しました。著作権を押さえよう、具体的な収益比率はこれぐらいを考えようという話をしてきたわけです。今回は、著作権の元となる著作物をいかに創造していくかというお話をします。 まず、この図の通り著作物の有効な創造の仕方は2通りあると考えられます。よく業界には、「私、何々という著名な作家さんと知り合いなので今度紹介しますよ。」というようなアプローチをしてくる人がいます。けれども、起業したばかりの小さい会社を著名な作家さんが相手にしてくれることはまずありません。結局交渉にかなりの人件をかけた挙句、厳しい条件を要求され話がまとまらないケースがほとんどです。 例え回り道であっても、まず自らが作品や作家を育てる努力をして、良質な作品を世に出していくことを考えましょう。ここに労を惜しまないことです。 ネットで作家さんを発見・育成するためには、まず投稿サイトを作る事を考えます。ここで必要なノウハウは、投稿サイトの開発、(サイトへの)集客のマーケティング、それを推進するための企画力やプロジェクト管理ノウハウとなります。 ※ここは別途説明していく予定ですが、ご質問をいただければ回答させていただきます。 さて、ここで初期コストとして必要となるのが、投稿サイトの開発費用です。事業を構築し起業するために、まずこれが避けられない費用となります。ただし私個人は、ベンチャーキャピタル等から出資をしてもらう方法はあまりお勧めしません。起業に上場という制約がついてしまうからです。 例えば開発会社に事業計画を説明し、利益を折半する代わりに開発費用を持ってもらったり、優秀なSOHOのプログラマーを探したりする事をおすすめします。 ※開発費の金額は公開できませんが、ご質問いただければ相場観を回答させていただきます。 ※また、このビジネスモデルで現在ご活躍されているサービス名等もご回答させていただきます。 さて、投稿サイトを運営しある程度作家さん候補が集う時期になったら、コンテストを企画しましょう。優秀な作品を集めていくため、また入賞作品にブランドをつけるためです。最初の段階では、選ばれた作品をケータイマンガにするために出版社や編集社に売り込みに行かなければなりません。 けれども、知名度が上がってくれば出版社や編集者の方から作品化を提案してくれるようになります。また、コンテストの開催には入賞作への賞金を用意する必要があります。余裕があれば会社の資本金等を使ってもいいですが、最初のお金のない頃は、ゲームメーカー等にゲームの商用化権を譲りその対価として協賛してもらうなど、自社で押さえる必要がない権利を利用できないか、色々考えてみましょう。 まずは投稿サイトを開発、集客し、そこから優秀な作品を生み出していく努力をしましょう。 もう1つ専門学校等のいわゆる作家の卵を早めにスカウトする方法もあります。けれどもこちらは既存業界のノウハウや経験と対等に競っていく事がなかなか大変です。ある程度成功作品を生み出し利益が出るようになってから、出版社勤務経験、スカウト経験がある営業系の社員を採用する事を念頭に置いておくようにしましょう。
(つづく) |
|
さて、前回は川上を押さえるという基本戦略と、起業時ならではの泥臭い(笑)ファーストアプローチの話をさせていただきましたが、今回は収益モデルの話をしましょう。 |
|
具体的な実践に入って行きます。 |


