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京都大学 品川セミナー 「免疫の不思議-なぜ免疫の病気は先進国で増えているのだろう-」

                                             2010年9月16日   提供:読売新聞

再生医科学研究所 坂口志文所長
 再生医療というのは壊れた臓器を再生し、治療につなげることだが、免疫が自分の体を攻撃する病気では、何をターゲットにするかが重要になる。
 
 例えば、1型糖尿病はインスリンを作る膵臓(すいぞう)の細胞がリンパ球によって壊される。膵臓の細胞を再生しても、すぐそばからリンパ球が壊すわけだから、ターゲットにすべきは膵臓ではなくリンパ球だ。
関節リウマチも同じで、変形した骨や軟骨をいくら再生しても根本的な治療にはならない。 
リンパ球とは、体内を網の目に走るリンパ管や血液中を流れる免疫細胞で、二つに大別でき
る。
一つは心臓の上にある胸腺で作られるT細胞で、もう一つは骨髄で作られるB細胞だ。
 
 病原体から体を守ってくれるが、自分の体を壊す自己免疫病を起こしたり、毒物でも何でもない花粉に反応して炎症を起こす花粉アレルギーの原因になったりもする。
 
人の腸には腸内細菌がたくさんいて通常は共存するが、免疫が細菌に反応して腸炎を起こし、毎日下痢になる病気もある。
 
 自己免疫病には、糖尿病や関節リウマチのほか、脳の神経が壊れる多発性硬化症や、甲状腺の組織が侵される甲状腺炎とバセドー病などいろんな病気がある。
重要なのは、人口の約5%が何らかの自己免疫病にかかっているほど頻度が高いということだ。
 モナリザの指をよく見ると、関節リウマチの人のように関節が腫れている。
ルノワールは関節リウマチがひどくなって指が変形し、亡くなる直前には筆が握れないため包帯で指に巻き付けて描いていた。
こういう病気は決してまれではない。
 
自己免疫病のカギ握る「制御性T細胞」
 それでは、免疫はなぜ自分の体に反応せず、どういう状況で自分と反応して病気になるのだろうか。
現在の免疫学には、三つの考え方がある。
 
一つは自分に反応するリンパ球が出てきても、すぐに壊されて排除されるというもの。
 
二つ目は、自分を認識するリンパ球はいるが、反応しないように不活化されるという説。
 
三つ目は、誰の体にも自分に反応するリンパ球がいるが、悪いことをしないように別のリンパ球が抑えているという考え方だ。
 
 このうち、最近は三つ目の考え方が注目されている。
ある時は自分に反応して悪いことをするかも知れないが、自分の体から生じた"自分もどき"のがんをやっつけるなら、そういうリンパ球もいた方がいいからだ。
あまりに悪いことをするなら抑えるが、体にいい行いをすれば抑えるのを緩める、というバランスをうまく保っているという考え方だ。
 
三つ目の説を証明するため、自分に反応して病気を起こすリンパ球を抑え込む「制御性T細胞」というリンパ球を取り除くと、自己免疫病が起きるはずだと考え、マウスを使った実験を始めた。すると、甲状腺炎や胃炎、1型糖尿病、炎症性腸疾患、関節リウマチといった病気が実際に起きることが分かった。
逆に、制御性T細胞を補えば、いろんな自己免疫病を抑えられることも確かめられた。
 
 病気の原因を考える際には、この制御性T細胞と、自分の体を攻撃する「自己反応性T細胞」のバランスが重要だと明らかになった。
 
健康な人も自己免疫病を起こすリンパ球を持っているが、うまくコントロールされている。
しかし、遺伝的、環境的な影響でバランスが崩れると自己免疫病が起きる。
逆に、バランスを是正すれば自己免疫病の治療や予防が可能になること分かり始めた。
 
 制御性T細胞の重要性を示す証拠になったのは、自己免疫病、アレルギー、炎症性腸疾患がすべて現れる「IPEX症候群」と呼ばれる希少疾患だ。
「Foxp3」というたった一つの遺伝子異常で起きる。
この遺伝子は制御性T細胞で特異的に働き、変異が制御性T細胞の機能異常を引き起こすことを発見した。
マウスの普通のリンパ球にこの遺伝子を組み込むと、制御性T細胞に変えることができ、遺伝子治療への応用も可能になることが分かった。
 
先進国で増える自己免疫病
 
 先進国では、感染症が減少する一方で、自己免疫病やアレルギーの増加がみられる。
フランス免疫学者による2002年の報告では、はしか、おたふく風邪、結核、A型肝炎といった感染症は減っているが、自己免疫病の1型糖尿病や多発性硬化症のほか、ぜんそく、アレルギーも増えていることが分かった。
特にスウェーデンやノルウェーは傾向がはっきりしていた。
日本でも、最近は花粉症になる子どもが多いが、私が子どもの頃は花粉症の同級生はいなかった。
 こうした逆相関は何を意味するのか。
衛生的な先進国で免疫病が起きやすくなる現象は「衛生仮説」と言われる。
理由はよく分かっていないが、筋肉を使わなければ細くなるのと同じで、制御性T細胞の力だって弱まってくるのだろう。
 
 ひと昔の子どもたちはしょっちゅう風邪をひいて青っ鼻を垂れ、小学校に上がる前までにほとんどの感染症にかかっていたが、こういう状況はある意味では重要なことかも知れない。
今はちょっと風邪をひくとすぐに抗生物質を飲むが、これが本当にいいのかどうかはなかなか難しい問題。
 
 我々の体は、石器時代の環境に合うようにできているのではないか、とも思う。
今や衛生的な環境になったが、体そのものは石器時代からそんなに変わったわけではないのだから。
 
がんと免疫
 次にがんについて触れる。
自分の体から生じたがん細胞に反応するリンパ球の半数は、異常な細胞ではなく、正常な細胞を認識して攻撃する。
つまり、がんに対する免疫反応は、自己免疫反応の一部だという考え方が成り立つ。
制御性T細胞は、自己免疫病が起きないようにするが、同時にがんに対する免疫も抑えていることになる。
 実際に、マウスにがんを植え付ける実験で確かめたところ、正常なマウスではがんがどんどん大きくなって死んでしまったが、制御性T細胞を除いたマウスではがんが小さくなった。
詳しく調べると、制御性T細胞は通常、リンパ節に約10%含まれているが、がんの中には多数存在していることが分かった。
がんを攻撃するリンパ球以上に、抑えるリンパ球が集まるので、うまくがんを攻撃できないわけだ。
 制御性T細胞を壊す抗体を投与すると、攻撃するリンパ球が増えた。
このように、自己免疫病の理解は、自分もどきのがんに対する治療につながる。
がん細胞は自分もどきなので、正常な自分の組織も若干壊れるぐらい強い免疫反応がないと、免疫だけでがんを治すのは無理だろう。
言わば「肉を切らせて骨を断つ」ということだ。
 
臓器移植と免疫
 臓器移植も免疫と深いかかわりがある。
自分でない臓器を入れるため、免疫が排除しようとする拒絶反応が問題になるからだ。
例えば、白いマウスに黒いマウスの皮膚を移植すると1か月以内にすべて拒絶される。
ところが、白いマウスの制御性T細胞を投与すると、ほとんどのマウスに拒絶反応が起きなくなった。
他者の臓器を排除しようとする免疫細胞の働きを抑えたわけだ。
 
 つまり、免疫抑制剤を使わなくても、制御性T細胞を増やせば臓器が拒絶されなくなる。
実際に、人でも免疫抑制剤を使わずに臓器移植がうまくいった症例もある。
 
 今の医療では免疫抑制剤を使うのが標準だが、副作用がある。
免疫をすべて抑えるために感染症が起きたり、長期間使っているとがんが生じたりすることもある。
今後は、制御性T細胞を増やすことで、免疫抑制剤を使わなくても拒絶反応を起こさない移植が可能になると期待している。

Q&A
Q:制御性T細胞は、自己と非自己をどうやって認識するのか。
A:まさに今、世界中で競い合いながらその機構を解明しようとしているところ。約20の仮説が提唱されており、ここ2、3年のうちに解決すると思う。
Q:制御性T細胞を増やしたり減らしたりする方法はあるのか。
A:今のところ決定的な方法はないが、次世代の免疫抑制剤と言われており、製薬会社などが開発を進めている。
Q:自己免疫病と先天的な因子との関連はどれほどか。
A:がんも自己免疫病も、遺伝的因子と環境因子のどちらも重要。ただ、どんな人でも数多くの病の原因を持っているが、それらを表に出さないようにできるはずだ。
さかぐち・しもん
1976年京都大医学部卒。米ジョンズ・ホプキンス大客員研究員、米スクリプス研究所助教授などを経て、99年京大再生医科学研究所教授、2007年から同研究所長。同年から大阪大招請教授も務める。専門は免疫学。
 
自己免疫疾患は、低血圧の人に多い症状ですね
腸内細菌との因果関係も大きいでしょう
 
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転載元転載元: ドクトルかっちゃん{笑顔で元気}井草克一の食と腸内細菌(乳酸菌)

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まよすらさんご無沙汰しています
自己免疫の記事、私もリウマチなので
勉強になりました。

2010/9/20(月) 午前 11:25 na*no*hana

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こんにちは♪
かなり難しいお話ですね。
免疫って一言ではいい表せない程
奥が深いみたい・・。
1日でも早く、困っている人の
治療法が確立されるといいですね^^。

2010/9/20(月) 午後 7:00 yas

まよさん
こんにちは〜

今回はかなり難しい内容でした・・
幸いなことにまだ自分自身健康なので真剣に理解しようとしてないからでしょうね。。
でも最近はやっかいなウイルスやらが流行したり★
他人事ではないですね。。

2010/9/21(火) 午前 11:50 こゆき

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ポチ&ランキング応援ポチ☆^^

2010/9/21(火) 午前 11:52 こゆき

こんにちは〜
読んでも読んでも難しい内容なんだけど、
自己免疫疾患と低血圧の関係・・・気になります。
早く治療法が解明できることを祈っています。 ポチ☆

2010/9/21(火) 午後 3:58 natsunokaori

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まよ〜〜〜♪

ヽ(~∇~* )お (*~∇~*)ノは ( *~∇~)ノよ〜
この日、これ携帯から読んでいたのだけど^^ 途中で眠ってしまった^^;
かっチャン先生 難しいもん^^;
ポチ・・・

2010/9/22(水) 午前 6:23 ☆    N a n a    ★

ドナちゃん、リウマチって
歴史の長い病気なんだね
でも今は、抗リウマチ剤や、免疫抑制剤、生物学的製剤が
出てきたおかげで、昔のように重症化せずに済んでいるって
昔はどうやって痛みをこらえていたんだうね
これから、副作用がない薬の開発されたらいいね^^

2010/9/22(水) 午後 2:33 まよすら

坊やさん、さすがですね
この記事がわかりやすいとさらっと言ってのけるなんて
坊やさんぐらいでしょ
私も3回読んでやっと頭に入りました(笑)
本当に医学の進歩望みますね
しもんせんせいがんばって〜ですね♪

2010/9/22(水) 午後 2:36 まよすら

miekoさん自己免疫って目に見えなくて
外科的傷のように完全に治るってこと難しいのかも
しれないけど、でもいつかは今わかんないことも
解明されて特効薬ができたらいいですよね

2010/9/22(水) 午後 2:39 まよすら

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殆ど当たってる気がします、多くの問題確かに過去にあってますね。。低血圧、腸内環境、確かに影響多いですよ。。
で、やはり胃腸系は栄養の吸収も悪くなるので、体力は極力落ちるのも確かでした。。
だから、運動しながら、色んな事やってます。。
5年前、は自己免疫疾患??「免疫力が強すぎる?!」ってお医者さんが不思議そうな顔してました。。その強い免疫力が狂ってる間は何かと大変でした。。今は、少しましに変って来ていると思って希望的観測ですが。。
でも、それだけ色んな問題が身体の中に有った所から、復活!したいですね。。
現代は細菌性などの病気は減りましたが、衛生的になった分、そして、精神的ストレスなどで、体調のバランス、免疫力などのバランスが崩し易いのも確かです。。
で、身体は関連して60兆の細胞が生きています。。
だから、最低1個でも、良い、健全な細胞が残っていれば、・・
そんな思いで頑張ってたのも良かった気もしています。。
「悪くなった道が有るから、逆にも戻れる筈」・・
そうして、新しい技術の開発を待つのも一法ですよね。。
また、ゆっくり読ませて頂きます。。 ポチ!

2010/9/27(月) 午後 6:29 慧 君

ichiさん、そうですね
お医者様を信頼してお任せすることも大事だと思いますが
自分で自分の病気のことを把握しておく必要はあると思いますね
今はこうやってネットでいろんな情報がもらえ
同じ病気の人とも交流できるんで
ありがたいですよね^^
それに、精神的な支えになっているんですよねブログって(*^_^*)

2010/9/30(木) 午前 10:42 まよすら

nanohanaさん、お久しぶりです。お元気ですか?
すっかりご無沙汰してしまってごめんなさいm(__)m
でもこうやってnanohanaさんのアイコン見れて嬉しいです^^
この記事は内容的には、素人には難しくて
私も何度も読みました。
とにかく早く自己免疫疾患の治療法が確立して欲しいもんですね

2010/9/30(木) 午前 10:45 まよすら

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9/20(月) 午後 1:37の内緒さん
そうですよね〜オールマイティな特効薬
開発されたらいいですね^^

2010/9/30(木) 午前 10:47 まよすら

yasさん、ありがとうございます^^
外傷と違って、免疫の病気というのは
なかなか解明が難しいのでしょうね
これだけ医学が発達しても
実際分らない部分のほうが大きいのかも・・・
でもいつかはそれも分って来てほしいと願うばかりですね

2010/9/30(木) 午前 10:49 まよすら

こゆきちゃん
健康で薬を飲まずに仕事をして
普通に生活できる
これって本当に素晴らしい事なのね
それが出来るうちはまさか自分が病気になるなんて
思いもしなかったしねえ
健康は宝なりって昔の人は良く言ったもんだと思うわ
この記事内容的にはほんと難しいと思うだけど
でも、一緒に考えてくれてありがとうね(*^_^*)

2010/9/30(木) 午前 10:54 まよすら

こゆきちゃん
ポチ&ランキング応援ポチ☆^^
ありがとうね〜かっちゃん先生も喜ばれると思うわ^^

2010/9/30(木) 午前 10:55 まよすら

夏ちゃん、そうそう免疫のことなんて
実際解明されていないみたいだし
ほんと難しいと思うよ
低血圧と自己免疫疾患が関係あるって
そうなんだね〜そういえば私も高い方ではないよ
今度同じ病気の人に聞いてみようっ!!
お祈りポチありがとうね(*^_^*)

2010/9/30(木) 午前 10:58 まよすら

Nana〜この記事を携帯から読むのは至難の業でしょ
そりゃ眠たくなりそうだわアハハ
かっちゃん先生くしゃみしてるかね(笑)
ポチはありがとうね

2010/9/30(木) 午前 10:59 まよすら

慧さん、丁寧なコメントありがとうございますm(__)m
人間60兆の細胞があるけど、1つでも元気な細胞があれば
蘇る可能性はあるですよね
希望を捨ててはいけないですね
それに、確かに腸内環境に目を向けてから
私の体調は良くなったと思うんですね
腹をくくるって言葉も、お腹が大事っていう現れですよね
どんなに良いと言われる高価なサプリを取っても
それを吸収できなかったら意味がないと思いますよ
善玉菌を増やすようにしたら良いんでしょうね^^
ポチありがとうございます(*^_^*)

2010/9/30(木) 午前 11:05 まよすら

9/27(月) 午後 7:41の内緒さん
ごゆっくりどうぞ〜^^

2010/9/30(木) 午前 11:06 まよすら

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