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皆様、こんにちは。
先日、小売店様から
洗い張り済みの黒留袖のお仕立てをお預かりさせていただきました。
かなり古いお品のようで
黒の地色の部分は、少し茶色味がかった感じでございます。
菊紋と熨斗がポンッポンッと描かれた
シンプルな感じの柄でございますが
少し違和感を感じます…。
んんんん〜???
金箔と銀箔だけを塗り直されたようでございます。
他の色の染料や金彩、金糸の刺繍の部分などは
アンティークといたしますと「いい感じ」に
色褪せているのですが
箔の柄の部分だけ、ノッペリと塗り直されております。
何だかちょっと…ちょっとでございます(^^;)
3年ほど前に、同じような状態の黒留袖をお預かりさせていただきまして
地色の部分と柄を全部塗り直しをさせていただきました。
塗り直しの代金だけで7万円ほどになってしまいました。
お仕立て代や裏生地代も入れますと
10万円を悠に超えてしまいました。
お母様の思い出のお着物とのことで
承らせていただきましたが
悩みどころでございますよね…。
タンスに眠っていた留袖をお持ち下さるお客様は多いのですが
お直しに必要な加工や代金のご説明を差し上げますと
半分以上のお客様は
「新しいのを買う」又は「レンタルで済ませる」ことになります。
よほど思い入れのあるお品でございませんと
10万円以上かけて仕立て直す勇気は出ませんよね。
私もお勧めはできませんし…。
今回拝見させていただきましたお着物のように
ちょっと、ちょっとな出来上がりになる可能性も
なきにしも有らずでございますので
ご相談をお受けいたしますのも、とても難しいです。
皆様、大切なお着物は大切に保管なさってくださいましね〜。
そして年に一度の点検をお忘れなくでございます(^^)
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