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楽器店の音楽教室のロビーに、こんなものがありました。 YAMAHAの子供の教室で作ったものだとか。 ちなみに、画像のは、私がそれを真似て作ったものです。 受付さんにたずねます。 因みに、受付さん自身、トロンボーニストという隠れた本職さん。 「これ、なんですか」 「カスタネット」 がっくりきた私、つい「訊かなきゃよかった」とこぼしましたが、 受付さんは「これが結構、イケるんですよ」とニコニコ。 彼が言うなら、と実際に叩いてみると、 たしかにカチカチ、それなりの音がするではありませんか。 「あら、バカにできないものですね!」 と私は喜びました。 更に、受付さんの説明が続きます。 「この、かみ合わせの部分なんだけど、 パーカッションの先生が、少し位置をずらして、良い音にしていったの」 …ずらすって、このペットボトルのキャップのかみ合わせかしら。 「そう、先生がこれを耳のところに、こんなふうに持ってって(と言いながらそのしぐさをする)、 カチカチやりながら、『これは違う』とか『あ、これだ』とか言いながらね」 私の頭の中にも、この素朴な工作に、 真剣に向き合う、スキンヘッドの先生の姿が、浮かんできました。 そういうところに、感覚が向くのも、さすが専門職ですよね、と二人で感心し、 私はその日の仕事を終え、家に帰り、突然のごとく 「ねぇ、空いたペットボトルないかしら。蓋だけでもいいんだけど。 あ、蓋は2つほしいの。それから厚紙…戴いたお歳暮の箱の仕切りがあるじゃん」 と家の中でほざきながら、台所仕事をする家人の目の前で、工作に興じます。 さて、かみ合わせの位置をどうするか、という段取りに入ります。 私も、ペットボトルの蓋に、耳を近づけ、カチカチやってみます。 たしかに、微妙な位置のずれで、音が本当に違うのです。 カチ、と良い音がして、「これだ」と思った時、 よく見てみると、確かに2つの蓋の位置関係は、斜めでした。 楽器店で見たのと、同じ位置関係でした。 なるほどぉ。 さて、出来上がったカスタネットを、 忙しそうに働いている母をとめ、彼女に持たせて、 「カスタネット演奏」の写真を撮らせていただきました。 「いいかげんにしなさい」とは言われましたけれども。 でも、デジタル機械からの音に慣れた現代社会、
電子音ではなく、自然音に耳を傾けるしぐさとか、 最近の都会の子供さんの生活から、消えているような気もする。 そんなことも、ふと思ったのです。 |

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今晩は。
電子楽器の音と自然な楽器の音との本質的な違いは何ですか?
雑音とか誤差とかバラツキとかゆらぎとかの問題ではないか、と思うのですが。
2009/12/17(木) 午後 8:59
とうとんさん、いつもコメントを有難うございます。
戴いたコメントに正確に回答できませんが、電子ピアノを引き合いに出して、簡単に言いますと、電子ピアノの音はサンプルから落とされたもので、弾く人の指がしなやかであっても、ごつくあっても、1種類のサンプルの音質しか出てこないが、アコースティックピアノの場合、それらの違いも音質に顕著に出ます。例えば廊下を歩く足音で、パパか娘か分かる、ということを引き合いに出せば、分かりやすいでしょうか。
今回の記事については、例えば日常生活で耳にするのは電子レンジの音、ご飯が炊けた音、お風呂が沸いた音、電話の音、玄関のベルの音…これらは自然の音ではなく、機械にインプットされた音で、昔のベルのようにハンマーが打つとか、物理的に何かが動いて出てくる音ではない。また昔は、ご飯が炊けたくらいでお知らせピピッもなかったし、今ほど音が氾濫していなかった。子供が自然と耳にするのはピピピのほうが、物理音より多いような…。
2009/12/19(土) 午前 2:35
今晩は。
回答ありがとうございました。 サンプルから落とされた波形の定まった音と、物理的な条件に起因する波形の違いによる様々なニュアンスを持った音という違い、と言えるでしょうか。 納得できる気がします。
さて、まゆゆさん、よいお年をお迎えください。
2009/12/26(土) 午後 8:57
とうとんさん、うまくまとめてくださり、有難うございました。
この部分に、心をとめてくださるだけで、感謝です。
年の瀬、どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。
2009/12/26(土) 午後 9:17