鉛筆をきちんと持ちなさい。完全に握ってるよ、おかしいよ。
声に出して四分休符と言いながら、鉛筆は「しふきょうふ」と書いているよ。
「ふ」なのか「ぶ」なのか「ぷ」なのか、てんてんかマルか、きちんと書きなさい。
あれ、カタカナの「ラ」、どう書くのか忘れたの?
二年生なんだから、しっかりしなくちゃ。
本を読んでますか?読んでないの?
ほらぁ、字から離れた生活をしてる。笑ってる場合じゃなくてよ。
言葉をきちんとしないと、頭が悪くなるよ。
いっそのこと、自分で童話を作ってみようか。
あら、ピアノのお稽古なのに。先生が脱線しました。
まゆ山先生は、あみだくじを書きます。
縦線は6本。さあ、登場人物をあみだくじで3つ決めるから、まず6つ出して。
例えば犬。他には?
「んーとね、ぶたさん」と生徒が言います。
あみだくじには、犬とぶたが書かれます。あと4つ出してもらいます。
「おじいさん、おばさん、ワニ、リス」。
おばあさんじゃなくて、おばさんでいいのね。
うん、と答えるので、選択肢は犬、ぶた、おじいさん、おばさん、ワニ、リスに決定。
これらから、あみだくじで3つ決めます。
くじの結果は、おばさん、ワニ、ぶたさん。
さあ、童話を作ってきてください。宿題ですよ。
翌週、生徒の創作童話を拝見。
わー短かっ。言葉もへんてこりん。音読してごらん。
生徒は、音読しながら、変なところで奇声を上げます。
「ひとりぼってり」って書いてるー。「ひとりぼっち」だよー。エトセトラ。
本人が、どんな話を書いたのか、著作権に従って公開は控えます(笑)
単純に説明すれば、おばさんの家の、仲良しのワニとぶたさんがケンカした、というもの。
ここで終わっていたので、宿題として、続きの展開を書かせることにしました。
並行して、本人の強い希望で、二作目も作ることにしました。
先生は、またあみだくじを書き(というか、今度は生徒に強要されて)、
二作目の登場人物は、おじいさん、お姉さん、リスに決定。
さて、まゆ山先生も書いてみるか。
おばさん、ワニ、ぶたさん。
あるところに、ワニ君がいました。
( ̄_ ̄|||)
続きは後日にしよう…。
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