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青い空と大地が一体になったような田植え前の満々と水を湛えた一面に広がる田園風景の中。
5月の爽やかな風が水面をさざめかせ、上気した私たちの頬を冷却するかのように車窓より降り注ぐ。
私たちは引越しの荷物を待つため、新しい引越し先に向かっていた。
そこはこれまでの、徒歩でほとんどの用が足りる中都市の暮らすには便利のよい「町」ではなく、
びっくりするくらい周りに何もない、いやいや、田んぼと畑と少しの住居しかない場所に立った公営住宅。
私たちはこれから始まる修羅場を知りもせず、いや、心の奥底では多少(?)の予感はあったのかも。
荷物は20年近く暮らした4LDKのマンションの5人分のうち3人分。
理論的に考えて、人一倍物持ちの二人分が減れば2DKの公営住宅とはいえ何とか収まるはず。
・・・そういえば引っ越しの営業さんが『極力いらない荷物は引っ越しの期日までには処分しておいたほうが良いですよ』と仰っていたような・・・
・・・・待てど暮らせど来ない。午前中には一箇所に降ろし終わり、こちらに到着するはずが、何の連絡もなく来ない。昼に到着したエアコンを装着していただくはずの業者さんも、後日改めてということに。
いい加減待ちくたびれた14時過ぎころやっと荷物が到着。
最初は家具を指定の場所に設置していただき、少し予定通り行かないことはあったものの取り敢えず
荷物の搬入。こちらの部屋から運んでいきますね、と子供の部屋にどんどん荷物を運び始める。
程なくそこもいっぱいになりリビング、和室へ。最初は種類ごとに分けてもらっていたものの
もうそんな状況ではなく、この2部屋は立錐の余地もなくなり、遂にはベランダに・・・
ベランダに荷物がぎっしり積まれた所で何とか終了――――
時間は午後の10時をまわっていました・・・
責任者の方、作業員の方々にお礼を言い取り敢えず終了
さて今日どこで寝よう、、、、と室内を見ても、そこには、高く積み上げられたダンボールの山山山。
3人が布団を敷いて寝る場所は皆無でした・・・
「仕方がない、、帰るか・・・」
というわけで、元のマンションに布団を持って帰り寝ました・・・・(あほや)
こうした状況が数日続きます。その間、新居のダンボールを少しずつ処理し、寝場所だけは何とか確保
できる状態に。
現在、かなり人間が住める状態に近づきつつありますが、今なおベランダとリビングにはダンボールの
山が高く積み上げられています。。。
こうなってしまった要因としては、実家の処分しきれない荷物。自分のつもりに積ったモノ。
3人の子供の生まれてから今までの衣類等々の思い出の品。元ヨメの紛れ込んだモノ(これがおおい!)
今は、「必要なもの」「それ以外」の仕分けの日々です。
モノを処分するにもお金がかかる時代。捨てることは以前に比べより労力が必要となりました。
汗水たらして働いたお金で買った品物、と思うとまだ使える(と思われるものを)捨てることは抵抗があります。しかしながら、悲しいことに今、物の価値は無(またはマイナス)に等しいものになってしまっています。
総括としては、
『快適な生活のためには必要な物以外は捨てる!!』
ってことですか。
(世間では当たり前? 今気がついたんだかららしゃーないべ(汗汗汗) )
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