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No.1474 洗足学園音楽大学 名誉教授 松尾 篤興

「森友問題で籠池夫妻の長期勾留から感じ取る政治的な思惑」


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 民事再生中の学校法人森友学園(大阪市)の籠池泰典前理事長と、妻の諄子氏が昨年7月、大阪地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された。21日間の勾留後、同8月、両氏は再逮捕。そして以後、2人の長期勾留生活が続いている。

 私は法律の専門家ではないため、籠池夫妻を詐欺罪で逮捕することの法的問題を、十分に理解できない。そこで、元特捜部検事の郷原信郎氏の発言を探ると、こうあった。

〈籠池さんの逮捕は、本来補助金適正化法違反が適用されるべき案件です。検察実務としてはあり得ないやり方です〉

〈補助金の不正受給問題は特別法である適化法が適用され、法定刑も5年以下と定められています。補助金の受給の場合は、すでに国の厳格な審査を経た上で交付されていますから、法の趣旨は詐欺罪とは違います。それを勝手に「けしからん」と言って、詐欺罪を適用する権限など検察にはないはずです〉

〈籠池さんは不正に受け取った5600万円の補助金をすでに返しています。これを大阪地検が手を付けるに値する事件なのでしょうか〉

〈しかも5600万円全額の話ではなく、正規に受け取れる金額との差額ですから、おそらく1000万円から2000万円の額だと思います。それを全額弁済して返済済みという事であれば、通常はわざわざ検察がそれを取り上げるということはしませんね〉

〈要件が十分に整っていないのに補助金を貰っているケースについては、行政が指導して是正していくのが基本です〉

 表向き、籠池夫妻は証拠隠滅の恐れがあるために勾留期間が長期に及んでいる――というが、果たしてそうなのか。おそらく多くの国民は「籠池夫妻が保釈されて安倍首相の妻・昭恵氏との関係をいろいろ話されたら困るのではないか」という当局の政治的な思惑を感じ取っているはずだ。

 日本の司法が政治に侵され、三権分立が成り立たなくなっていると指摘されて久しい。籠池夫妻の長期勾留はおかしいのではないかと、なぜ、法曹界は意見表明しないのか。あるいはマスコミがなぜ、黙認しているのかが分からない。
(日刊ゲンダイ・孫崎享)






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