行く道 帰る道

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9月24日、帰り道

今日は、帰り道、支払いに寄らなければならず、いつもより早く事務所を出ました。



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美しいものをみると、なみだがあふれてこまります。

そしてきまって

思い浮かぶ  あなたやあの子やあの人や、あのかたたちの

お幸せをいのりたくなります。

ああ、歳のせいでしょうか。

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段々畑がある家

山中の長い上り坂のカーブを、登り着くまで何回も曲がり、杉木立の木漏れ日を浴びながら 峠をかけ下り県境を越えると、小さな集落が現れ始めます。
表側と違って、裏側から見る市房山は少し険しい表情をしています。

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ここ数日、昼間は残暑が厳しく30数度の気温を記録していますが、朝晩は過ごしやすくなりました。特に今朝は肌寒いような気さえしました。

窓を開け放ち、高原の風を楽しみながら走るのは気持ちの良いものです。

ここの道幅は、運転しあいながらすれ違うのはなかなか難しいです。譲り合いの心がなければ走れません。

立ち止まってぎりぎりまで車を寄せて相手の方が、行きすぎてくださるのを待ちます。この村を走るようになって行き交う車の運転手さんと挨拶を交わす習慣ができました。

きっと都会では想像できないのどかな光景でしょうね。

よく、耕運機に乗った耳の不自由だといううわさのあるおじいさんのあとを走ったりします。
何度もジェスチャーを交えた挨拶をしているからでしょうか。ゆっくりお話ししたことは一度もないのに
姿を2、3日見ないと心配になります。今朝、お会いして「ほっ」としてしまいました(笑)

緑陰を楽しみながらまた大きなカーブを曲がると、視界が急に開ける場所があります。
視線よりも高い位置の山の中腹にこんな景色が現れます。

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大好きな景色です。
平家の落人伝説で有名なこの村で、何代も何代も長い年月暮らしてきた人々に思いをはせる秋の朝です。

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帰り道

ここから眺める山の景色が好きだ
山は幾重にもかさなりあい
青緑から少しずつ薄く薄く薄く
やがてとけあって空ににじんでしまう
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ここから眺める山の風景が好きだ

一戸一戸にそれぞれのひとの暮らしがある
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たそがれてあかりがともりはじめれば
なぜだかほっとしてしまう

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幸おおかれといのりたくなる

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ここで感じる山の空気が好きだ
凛として冷たくはりつめた
山の空気が好きだ
わたしのこころのみにくさを
映し出し 戒める
山の空気がわたしは好きだ
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虹と夕焼け

山々の木々は  一斉に

風にあおられて 音を立てます

窓を開けた車に はいってくる風は

さっきまでとはちがいます  そのつめたさ

空には 怒ったような雲がつぎつぎに湧きだして

斜めの雨もアスファルトを打ち始めました

なのに

峠の木立をぬけると

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二重になって

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雨がやみました

夕焼け雲が きれいです

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