ここから本文です
クモハ101-902〜中央線と共に
私にとって2017年は大阪環状線103系と共にありましたが、引退後も103系との出会いは続きました。

東京から103系を目当てに毎月通うとあって、大阪でのコンサートや奈良への親戚旅行、兵庫での冠婚葬祭まで関西へ出向くあらゆる機会を捉えて、“ついで”(笑)に記録してきました。
一月一枚ずつ振り返ります。

その前に、時刻表の表紙を飾った103系をお目にかけましょう。通勤形電車が表紙に採用されることはあまり多くないと思います。

▼ 『携帯全国時刻表』2017年10月号は、この月に引退する大阪環状線103系が表紙を飾った
イメージ 1

【4月】
うららかな春を迎えると、毎年どこかへ列車と桜の共演を求めて出かけますが、国鉄の通勤形電車好きとして、2012・13年に秩父鉄道の元101系を収めて以来となる、満を持して大阪環状線103系と桜の共演を選びました。
結果的に大阪環状線を103系が走った最後の春となり、再掲ながらこれが103系に毎月通う原点となりました。

▼ 大阪環状線のクハ103-843と桜が最後の共演 (1396 2017.4.13 9:25 桜ノ宮−天満、桜ノ宮駅1番ホーム天満方) [再掲]
イメージ 2

【5月】
ゴールデンウィークの最終日、朝からユニバーサルシティで大勢の乗客を降ろし、その折り返しは心なしかのんびりしているように見えました。

▼ ゆめ咲線のクハ103-841は大阪環状線を走っているときとは異なる雰囲気 (2398E 2017.5.7 9:29 安治川口−ユニバーサルシティ、安治川口駅ホーム ユニバーサルシティ方) [再掲]
イメージ 3

【6月】
101系好きの私は、やはり103系の中でも101系の面影が残る初期の車輌に最も愛着を感じています。2017年3月のダイヤ改正で阪和線の本線を走る初期車は全て引退してしまいましたが、支線の羽衣線にHL102編成のクハ103-162が残りました。

▼ 半年待って順光で収められたクハ103-162 (883H 2017.6.2 15:36 鳳−東羽衣、鳳地下道(歩)付近)
イメージ 4

【7月】
両古都の間を10編成以上の103系が走る奈良線にあって、NS401編成のクハ103-167と168が最後の初期車として特別な存在になりました。

7月31日、一足早く阪和線の本線より引退しました。HK603編成が30日に225系のA64運用を代走し、日付が変わった31日に日根野駅へ到着、入庫しました。

▼ 京都鉄道博物館からの帰りに京都駅で出会った奈良線のクハ103-167はまだまだ現役 (1642M 2017.7.15 16:04 奈良−東福寺、京都駅10番ホーム 東福寺方)
イメージ 5

【8月】
親戚旅行で奈良に一泊することとなり、大和路線のNS617編成が休日の朝に1往復だけ加茂駅まで乗り入れる61A運用へ入ったので、早起きして朝食の前に出かけました。

▼ 休日限定の運用で加茂駅を目指すクハ103-197 (1706K 2017.8.13 6:50 木津−加茂、第一灯篭寺踏切付近)
イメージ 6

【9月】
OSAKA POWER LOOPラッピングのLA3編成が大阪環状線から引退し、5ヶ月近く森ノ宮支所から動かなかった最後の橙色LA4編成が再登板しました。
朝日がうっすらとあたる103系は普段と変わりなく、朝のラッシュに向けて出発を待っていました。

▼ 折り返しの合間にクハ103-802をあべのハルカスと絡めて (1347 2017.9.14 7:11 天王寺、12番ホーム)
イメージ 7

【10月】
毎年恒例となっている吹田総合車両センターの一般公開で、2017年は3色の103系が並べられ、時間帯によって方向幕も変えられました。

10月3日、大阪環状線とゆめ咲線よりLA4編成による午前の07M運用をもって引退しました。他の路線と異なって報道発表が為されたため、平日の午前中にも関わらず大騒ぎの最終日となりました。

▼ 壮観の一言に尽きるクハ103-802、842、241の3色並び (2017.10.28 13:25 吹田総合車両所 [一般公開時に撮影])
イメージ 13

【11月】
最後に京都鉄道博物館で展示された橙色の103系を見納めした後、まだまだ現役の奈良線103系に乗車しました。車内が空いていたタイミングを見計らって、博物館で購入した「ありがとう大阪環状線103系弁当」を頂きました。
先に高運転台の先頭車が姿を消すとは思ってもみませんでした。

▼ 奈良線のクハ103-168は秋の柔らかな陽射しを受けてこの日も快走 (641M 2017.11.5 15:29 新田−JR小倉、新田駅1番ホーム JR小倉方)
イメージ 8

【12月】
101系から改造された配給車クモル145+クル144が京都鉄道博物館で展示されると聞きつけ、懲りずにやってきました。
大阪環状線から103系が引退してしばらくは東京でおとなしくしているつもりでしたが、ここまできたら3月まで1年間続けようと決心して午後は宇治へやってきました。

▼ 師走の宇治川を渡る奈良線のクハ103-168 (633M 2017.12.23 13:19 宇治−黄檗、宇治街道踏切付近)
イメージ 9

【1月】
京都鉄道博物館に展示されたEH800を見物した後、以前から気になっていた東福寺駅のホームから撮ってみました。京都駅から1駅でホーム上から手軽ですが、順光の撮影は意外に時間帯を選びます。

1月9日、おおさか東線でNS617編成による64A運用が最後の営業運転だったと思われます。
1月24日、大和路線からNS617編成による61A運用をもって6輌編成が引退しました。

▼ ようやく順光で収められた奈良線のクハ103-168 (627M 2018.1.27 11:21 東福寺−京都、東福寺駅2番ホーム 京都方)
イメージ 10

【2月】
ザ・シンフォニーホールでのコンサートを前に、東福寺駅から歩いた近くの踏切へ寄り道しました。NS411編成を撮影、乗車する機会は最後となってしまいました。

▼ 103系を手軽に撮れる機会も終わりに近づいてきた奈良線のクハ103-252 (1645M 2018.2.22 15:11 東福寺−稲荷、本町19丁目踏切)
イメージ 11

【3月】
早々と開花速報が届いたので、一年前に失敗した鴬色と桜の共演をリベンジしました。
ダイヤ改正で奈良線に205系がデビューして運用を離れる編成が増え、NS413編成の撮影もこの日が最後になりました。加えて複線化工事の進捗で、この翌週には足場が設営されてしまいました。

3月16日、ダイヤ改正前日に羽衣線より引退しました。最終日、HL102編成の運用終了をもって、大阪府内での営業運転が全て終了しました。

▼ 再び桜の季節が巡ってきて奈良線のクハ103-246と共演 (1629M 2018.3.29 11:18 桃山−JR藤森、第二御陵踏切付近)
イメージ 12

2017年度は関西圏の103系にとって激動の一年になりました。このような大きな動きはもうこれが最後でしょう。
大阪環状線とゆめ咲線からの引退はある程度予想できたものの、阪和線、羽衣支線、大和路線、おおさか東線からも一気に引退してしまいました。
乗り鉄は初心者の私にとって、青春18きっぷを初めて利用したのは、元101系を追いかけてひたすら秩父鉄道へ通っていた頃でしたから、そう昔のことではありません。
当時の利用区間は専ら都内と秩父鉄道へ乗り換える熊谷駅や寄居駅との往復でした。

それから数年が経った2016年の冬、JR西日本とJR四国は細々と続けてきた青春18きっぷ常備券の発売をいよいよ終えると発表しました。最後の常備券を握りしめて、大阪で十数年ぶりにベートーヴェンの第九を聴いた日、103系三昧の一日を過ごしました。

▼ 青春18きっぷ常備券は2016年の冬が最後となった
イメージ 1

※“乗り鉄”と“撮り鉄”の両立は時間的に難しかったので、画像は別日に撮影した中から選びました。


暮れも押し迫った2016年12月27日。
いつものように早起きして、新宿駅で青春18きっぷの2日目を開始しました。

東京駅から東海道新幹線で京都駅へ急いだのは、オープンして半年ほど経った京都鉄道博物館へ開館と同時に入館するためです。
最初の103系は勿論、京都鉄道博物館に静態保存されている栄光のトップナンバー、クハ103-1です。東京オリンピックが開催された1964年に山手線へ投入された103系の量産車第1号で、後に京浜東北線、大阪環状線、阪和線を渡り歩きました。
京都鉄道博物館への収蔵が発表されたとき、山手線を走っていた製造当初の頃に復元されるのか、あるいは引退時の阪和線での姿だろうかと想像を膨らませていましたが、最も長い期間を過ごした大阪環状線の橙色で保存されました。中央線好きの私としては橙色も大歓迎です。
大勢の見学者が入館してくる前に撮影を終えるべく、これまでにも何度か10時の開館に合わせて入館し、クハ103-1を集中的に撮影してきました。
103系三昧で過ごす一日の冒頭にふさわしいスタートです。

▼ 史上最大の3,503両は、このクハ103-1から始まった (2016.5.19 14:24 京都鉄道博物館)
イメージ 2

やがて館内が賑やかになってきたので早々に退館し、のんびり歩いて京都駅へ戻ると、ホームには奈良線の103系が佇んでいました。朝、新幹線を降りたときにも同じ光景を目の当たりにしましたが、博物館に保存されている103系を観にきたというのに、同じ103系が普通に発着している様子には、良い意味で唖然とさせられます。

早速“動く鉄道博物館”ともいうべき奈良線の103系に乗り込みました。

▼ 京都駅へ入線する奈良線のクハ103-187 (1642M 2016.5.19 16:04 京都−東福寺、京都駅10番ホーム東福寺方)
イメージ 3

京都駅から乗車したクハ103-186は、1972年に非冷房で製造され、東海道・山陽本線の各駅停車として走り出しました。
奈良線はかつて2両の105系が走るのどかな路線でしたが、近年の観光ブームで東福寺、伏見稲荷大社、平等院など沿線の寺社仏閣へ向かう大勢の観光客で賑わい、4両編成の103系が4ドアの特性を如何なく発揮しています。

続いて奈良駅からは大和路線の愛称で呼ばれている関西本線へ乗り換えて天王寺駅を目指します。

▼ 大和路線のクハ103-241 (1797K 2015.8.14 14:40 三郷−王寺、三郷駅1番ホーム王寺方)
イメージ 4

天王寺駅まで乗車したクハ103-243は、1973年に新製冷房車として大阪環状線へ投入されました。
同じ鴬色でもこちらは6両編成で存在感が増します。

2017年までの天王寺駅は、橙色の大阪環状線、水色の阪和線、鴬色の大和路線という3色の103系が集う駅でしたが、2018年1月に大和路線からの引退をもって、定期列車で天王寺駅へやってくる103系は消えました。ここのところは天王寺駅を経由して吹田へ廃車回送される103系が通過する寂しいニュースが多くなりました。

大阪環状線ではかつてトップナンバーのクハ103-1や101系改造のサハ103-750番台を夢中で追いかけましたが、しばらく鉄道趣味から遠ざかっている間に全て高運転台のクハ103に統一されました。
この頃はまだ運用を調べて少し待っていれば103系がやってきました。

▼ 大阪環状線のクハ103-843 (1422 2016.7.1 10:31 福島−野田、福島駅ホーム野田方)
イメージ 5

大阪駅まで乗ったクハ103-802は、関西初の高運転台として1979年に製造されたグループで、後に大阪環状線の最終編成として有終の美を飾った1両です。
天王寺駅からの半周を過ごした103系の車内では、あまりに馴染み深い、最近まで当たり前だった雰囲気を改めて味わい尽くし、あっという間に大阪駅へ到着しました。

さて、103系の旅はしばし中断し、夜のコンサートに備えてお昼寝させてもらいにJR神戸線西宮駅最寄りの本家へ向かいました。本家を守る従姉夫妻のおかげでゆっくりと休息を取った後、頭も体もすっきりしていよいよ第九のコンサートです。

勿論、コンサートホールへも103系で向かいます(笑)

▼ 大阪環状線のラッピング編成クハ103-848 (1437 2015.8.14 12:14 大正−弁天町、大正駅2番ホーム弁天町方)
イメージ 6

関西ではJR宝塚線が黄色い103系でしたがすでに姿を消し、大阪環状線を走るLA3編成が“OSAKA POWER LOOP”として黄色っぽいラッピングに包まれましたので代打に起用しました。大阪駅から乗り込んだクハ103-841は1981年、JR宝塚線の愛称で呼ばれている福知山線の電化開業に際して黄色で投入されたクハ103の最終グループです。
国鉄形の無骨さは延命工事で幾分和らぎましたが、紛れもない103系に乗ってコンサートホールへやってきました。

1999年の暮れにフェスティバルホールで朝比奈隆先生の指揮する大阪フィルハーモニー交響楽団の第九を聴き、17年ぶりに大阪で聴く第九は、ザ・シンフォニーホールで外山雄三の指揮する大阪交響楽団のコンサートを選びました。学生の頃、街の合唱団に入って外山雄三の指揮で第九を歌っただけに懐かしさもひとしおでした。

ベートーヴェンの音楽を全身に浴びた後、帰京せず西宮の本家で一泊させてもらうのを良いことに、少し足を延ばして阪和線羽衣支線に初めて乗車しました。鳳駅と東羽衣駅の1駅間だけを行き来するのは和田岬線と似ていますが、こちらはほぼ終日にわたって運転されています。
鳳駅からは初期形のクハ103-162に揺られて到着した東羽衣駅では青春18きっぷに下車印をもらいたかったですが、駅員が不在の時間帯で残念でした。

▼ 阪和線羽衣支線を走るクモハ103-2503 (828H 2017.6.3 8:41 鳳−東羽衣、鳳地下道(歩)入口付近)
イメージ 7

東羽衣駅からの折り返しは今回の旅で唯一となったクモハ103-2503へ乗車しました。モハ103-241として大阪万博が開催された1970年に東海道・山陽本線の各駅停車を皮切りに、片町線へ移った後に先頭車化されました。改造車とはいえ、最後のクモハ103として貴重な存在でした。唸るMT55のモーター音も、暑いぐらいな足元の暖房も、身近に103系が走っていた頃を思い出させてくれました。

再び西宮駅に降り立ち、本家へ着いた頃には日付が変わっていました。
ありがとう大阪環状線103系弁当は、2017年11月5日に京都鉄道博物館にて1,100円で購入しました。

▼ ありがとう大阪環状線103系弁当 (2017.11.5 13:58 クハ103-168車内)
イメージ 1

淡路屋が2017年10月3日から販売を開始した駅弁です。
大阪環状線から引退した103系が最後に京都鉄道博物館で公開された脇で、大阪環状線弁当とありがとう大阪環状線103系弁当が限定販売されました。

▼ ふたを開くと103系の外観や運転台の写真と大阪環状線の路線図がデザインされている (2017.11.5 13:59 クハ103-168車内)
イメージ 2

すぐに売り切れましたが、幸いに両方とも1つずつ購入できました。
ありがとう大阪環状線103系弁当は、奈良線城陽駅から乗り込んだクハ103-168車内で遅めのお昼ご飯に頂きました。
大阪環状線弁当よりも具材を絞って、それぞれのおかずやご飯が多めになり、中央のゆで玉子が存在感を示していました。パッケージにおしながきは見当たりませんでしたがプレスリリースによれば、鶴橋焼き肉風牛肉・ボイルキャベツ・糸唐辛子・トンテキ・菜の花ごま油炒め・煮玉子・かやく御飯・青のり・紅しょうが・大阪寿司風ちらし寿司(玉子・えび・がり)・たこ焼き・串カツ・焼きそば・たこウインナー・煮物(いも・たこ・なんきん)・いんげん、というメニューです。

▼ 淡路屋が調製し、京都鉄道博物館の特設コーナーで購入 (2017.11.5 14:02 クハ103-168車内)
イメージ 3

ちなみに、大阪環状線弁当は帰京する新幹線の車内で夕ご飯に頂きました。

▼ 大阪環状線弁当とありがとう大阪環状線103系弁当を並べると低運転台と高運転台の103系が心をくすぐる (2017.11.5 11:04 クハ103-1車内)
イメージ 4

大阪環状線103系とお別れの日に103系をテーマにした2つの駅弁を堪能できました。
大阪環状線弁当は、2017年2月28日に大阪駅の旅弁当にて900円で購入しました。

▼ 大阪環状線弁当 (2017.2.26 14:34 クハ103-802車内)
イメージ 1

淡路屋が2016年12月20日から販売を開始した駅弁です。
桜島駅から、がらがらのクハ103-802車内で食べ始めましたが、西九条駅へ到着しても食べ終わらず、ついに大阪環状線の車内で駅弁を食べ続けるという暴挙(笑)に至りました。大阪駅を過ぎ、ようやく終点の京橋駅を前に完食しました。

▼ パッケージの裏面におしながき
イメージ 3

おしながきによれば、串カツ、だし巻き卵、鶏つくね串、鮭の塩焼き、白飯、焼肉、お赤飯、いもたこなんきん、かやくご飯、天ぷら、焼きそば、たこ焼きという、大阪の味が並んでいます。

▼ 淡路屋が調製し、大阪駅の旅弁当で購入 (2017.2.28 11:12 クハ103-802車内)
イメージ 2

103系が大きく描かれた大阪環状線弁当を大阪環状線103系の車内で頂くのも、これが最初で最後だろうと思い、串カツやたこ焼きまでたくさん詰まった大阪名物を楽しみました。

たぶん匂ったと思う周りのお客さん、ごめんなさい。

[ すべて表示 ]

クモハ101-902
クモハ101-902
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

最新の画像つき記事一覧

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新のコメント最新のコメント

すべて表示

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事