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東急不動産だまし売り裁判
東急不動産消費者契約法違反訴訟を描くノンフィクション『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』。だまし売りのない世界へ

書庫日記

治療拒否を忖度させる佼成病院
11月8日放送予定の日本海賊TV『金八アゴラ』は「治療拒否を忖度させる佼成病院」をテーマとします。佼成病院裁判の上告受理申立書から分かった問題を紹介します。

治療拒否を忖度させる佼成病院
佼成病院裁判の上告受理申立書から佼成病院医師が患者の長男に治療拒否を忖度させた実態が浮かび上がった。「第2 8月21日に点滴を中止して経鼻経管栄養に切り替えたことの最善診療義務及び採証法則違反と期待権に関する判例との相反」で指摘する。
佼成病院は2007年8月20日の長男の「延命につながる治療を全て拒否」に従い、Div(抹消点滴)を中止して経鼻経管栄養を再開した。しかし、経管栄養には吐瀉物が気管に入ることによる誤嚥性肺炎発症の危険がある。静脈栄養法に切り替え、回復が確認できるまでは経鼻経管栄養法を再開してはならないものであった。これは最善診療義務に違反する。
原告が側提出した医師の陳述書では以下のように指摘しており、これを無視した高裁の事実認定は採証法則に違反する。
「誤嚥性肺炎を発症した5日後に、誤嚥性肺炎が完全に治癒していることを確認せずに、Divから経管栄養に戻すことはありえない判断である。誤嚥性肺炎の悪化は必発で、生命予後を考慮しない判断である。」(甲B15・9頁)
長男の要望は本人の治療を中止する理由にならず、期待権を侵害する。最善の治療がなされなかったことの背景には佼成病院医師の特異な理念がある。治療拒否をしたのは長男であるが、それについて佼成病院医師は以下のように述べる。
「私は、大事を取りすぎて、意思疎通ができないまま寝たきり状態になるのが最善とは言えない、という主治医の理念をわきまえた上での延命治療拒否だと思いました。」(陳述書(乙A3)8頁)。医師が治療拒否を誘導したと読み取れる。長男に医師の理念を忖度させており、インフォームド・コンセントの精神から乖離している。
尚、この「延命治療拒否」はカルテには「延命につながる治療を全て拒否」と書かれており、狭義の延命治療ではなく、病気で亡くなることを避けるための全ての治療を意味する。
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