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埼玉県警は警察署で保管していた死亡小学生の遺品の腕時計を紛失した。事件を担当していた元男性警部補が紛失に気付いて腕時計の記載があった押収品目録交付書を遺族の母親から回収し、破棄した。腕時計は母親からの十歳の誕生日プレゼントだった。事件当時も身に着けており、母親が事件直後に署に任意提出していた。
埼玉県警は、リストを破棄したとして公文書毀棄(きき)の疑いで元警部補を書類送検する方針(「証拠品紛失を隠ぺい?遺族からリスト回収し破棄か」テレビ朝日2019年2月17日)。これに対して母親の代理人弁護士は「腕時計をなくしたことを隠すために文書を回収して破棄し、新たに虚偽の文書を作ったのではないか」と指摘。虚偽公文書作成の疑いもあると主張している(「紛失遺品記載文書を破棄疑い 埼玉県警、元警官を書類送検へ」東京新聞2019年2月17日)。
紛失を隠蔽した点で悪質である。自己の責任逃れしか考えない公務員体質である。腕時計は遺族にとっては形見である。埼玉県警では草加署刑事課巡査が遺族から金を騙し取る事件も起きた。警察の要求には一々合理的な目的を確認する必要がある。被害者や遺族にも警察対応で弁護士が必要になるのではないか。
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