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本州北部に位置する県・秋田県。その秋田県の中西部に、日本海に突き出た東西約28km、南北20kmの半島がある。「男鹿(おが)半島」という。豊かな自然の残っているこの半島は、国定公園に指定されており、毎年多くの観光客が訪れる。
秋田の男鹿市といって、まず誰もが思い浮かべるのが、1千年もの歴史があり民俗文化財に指定されている「なまはげ」行事である。
男鹿半島ではどの地区でも、大晦日の夜になると、鬼のような格好をしたナマハゲと呼ばれる神の使いが「ウォー、ウォー、怠け者はいねがー」などと大声で叫びながら、家々(いえいえ)を回る。もちろんいちばん怖がるのは子どもたちである。その怖い姿に驚いて、両親や祖父母(そふぼ)にしがみついて泣き出す子どももいる。怖ろしい姿はしているが幸せをもたらしてくれる…そんなナマハゲを、人々はお酒やご馳走で丁重(ていちょう) にもてなす。無病(むびょう)息災(そくさい)・五穀(ごこく)豊穣(ほうじょう)などを祈願(きがん) する行事である。
今回ここで紹介するのは、そんな民俗行事の「なまはげ」と、同じ男鹿半島にある真山(しんざん)神社で行われる伝統行事「柴灯祭(せどまつり)」がいっしょになって行われる「なまはげ柴灯祭」である。
祭りはうっそうとした森に囲まれた真山神社が闇(やみ)に包まれる頃に始まる。神社の裏山の闇の中から松明(たいまつ)を手にした15匹のナマハゲたちが「ウォー、ウォー」と叫び声をあげながら下りて来る。突然現れるその姿は、不気味(ぶきみ)ではあるが幻想的(げんそうてき)でもある。
境内では火が焚(た)かれ、訪れた見物人(けんぶつにん)たちの冷(ひ)え切った体を暖めてくれる。ナマハゲたちの打ち鳴らす激しい太鼓の音が周りの暗夜(あんや)の森に吸い込まれていく。空からは白いものも舞ってくる。雪だ。ナマハゲたちの叫び声も更に大きくなり、太鼓の音も激しさを増す。暫くすると、それは静かな雅楽(ががく)の音に取って代わられ、周りは神秘的(しんぴてき)な雰囲気になっていく。最後に、暴(あば)れ狂(くる)ったナマハゲたちは、静かにもと来た山の暗闇(くらみや)の中へと帰っていく。祭りの終わりである。
ナマハゲが去ると、男鹿の人々は春の訪れはそれほど遠くないことを感じ取る。
出典: フリー百科事典:男鹿半島
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E9%B9%BF%E5%8D%8A%E5%B3%B6
なまはげ柴灯まつり行事案内:
http://www.namahage.ne.jp/ogakk/topic/sedo/
2007年なまはげ柴灯まつり:
http://local.yahoo.co.jp/static/event/a105/38263.html
なまはげ柴灯まつり観光情報:
http://www.oganavi.com/data/024.htm
私の勉強時間:
1.もたら・す 3 【▼齎す】 (動サ五[四])持って来る。持って行く。多く抽象的なものごとについていう。
「幸福を―・す」「新知識を―・す」
2.ていちょう 0 【丁重/▼鄭重】 (名・形動)[文]ナリ〔「鄭」は重んじる意。「丁」は代用字〕
(1)扱いなどが心がこもっていて礼儀正しく手厚い・こと(さま)。
「―な挨拶」「―にお断りする」「―に葬る」
(2)注意深く大事に扱う・こと(さま)。「―にしまい込む」
3.もてな・す 3 0 【持て成す】 (動サ五[四])
(1)御馳走を出したりなどして、心をこめて客を接待する。
「客を―・す」「手料理で―・す」
(2)人を取り扱う。待遇する。「丁重に―・す」
(3)うまくとりなす。
「世の覚えはなやかなる御かたがたにも劣らず、何事の儀式をも―・し給ひけれど/源氏(桐壺)」
(4)そうであるかのようにみせかける。外見・態度をとりつくろう。
「小舟に乗せ奉り、御上に柴をとりつみて、爪木の舟の如くに―・し/保元(中)」
[可能] もてなせる
4.ほうじょう ―じやう 0 【豊▼穣】 (名・形動)[文]ナリ
穀物が豊かにみのる・こと(さま)。
「―の秋」「五穀―」
5.うっそう 0 ―さう 【▼鬱▼蒼】/ ―そう 【▼鬱▼葱】
草や木がこんもりと茂るさま。「―とした森」
6.やみ 2 【▼闇】
(1)暗い状態。光のささない状態。また、その所。「―に紛れる」
(2)知識のないこと。道理がわからないこと。
「母の言葉の放つた光りに我身を (めぐ)る―を破らん/浮雲(四迷)」
(3)心が乱れて、正しい判断ができなくなること。「恩愛の―」
(4)人に知られないところ。「―に葬る」
(5)前途に希望のないこと。見通しのきかないこと。「一寸先は―」
(6)秩序の失われた状態。道義が行われないこと。「義理が廃ればこの世は―だ」
(7)月の出ない夜。闇夜(やみよ)。
(8)正規の手続きによらない取引。「―で買う」
(9)文字の読めないこと。文盲。「その余の文字は―なる男/咄本・醒睡笑」
(10)〔陰暦の三十日(みそか)は闇夜であることから〕馬方・駕籠(かご)かきなどの符丁で、三・三〇・三〇〇など。
「まんだ安いなら―げんこ(=「五」ノ符丁)で/滑稽本・膝栗毛 5」
(11)名詞の上に付いて複合語をつくり、正当でない意を表す。
「―物資」「―ブローカー」
――から闇に葬(ほうむ)・る
(1)都合の悪いことを秘密のうちに始末する。
(2)ひそかに堕胎する。
――に烏(からす)
見分けがつかないことのたとえ。闇夜に烏。
――に暮(く)・る
(1)日が暮れて暗くなる。「月もいでで―・れたるをばすてに/更級」
(2)分別を失う。迷う。「おとどの―・れ惑ひ給へるさまを見給ふも/源氏(葵)」
――に鉄砲(てつぽう)
目標の定まらないこと。また、目標を定めずに事をなすこと。しても意味のないことのたとえ。闇夜の礫(いしつぶて)。闇夜の鉄砲。
――に惑(まど)・う
(1)暗くて道に迷う。「御格子を苦しきに急ぎ参りて―・ふよ/源氏(東屋)」
(2)思慮分別をなくする。理性を失う。
「いかでわが心の月をあらはして―・へる人をてらさむ/詞花(雑下)」
7.たいまつ 1 0 【〈松明〉】
〔「焚松(たきまつ)」の転〕松や竹の割り木、または枯れ草などを束ね、これに火をつけ照明とするもの。ついまつ。
8.ぶきみ 0 1 【不気味/無気味】 (形動)[文]ナリ
何となく不安で恐ろしいさま。気味の悪いさま。
「―な笑い」「―に静まりかえる」
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