『母を訪ねて3000円』

歴史って見る角度を変えると面白いかもよぉ♪『最後』に拘る♪

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今から297年前の1709年(宝暦6年)の今日1月20日

天下の悪法と名高い「生類憐れみの令」が廃止されましたw

 「生類憐れみの令」とは江戸時代の元禄期に出された多数の法令のことですw
 特定の成文法として存在するもんじゃなくて複数のお触れを総称してこのように呼ぶんです!
 「犬」が対象だと思われてるけど実際は犬だけじゃなくて猫や鳥・魚類貝類等にまで及んでます!!
 生類憐みの令に関して実はいくつかの説があるんですよ!
【通説】

江戸幕府第5代将軍徳川綱吉は跡継ぎが無い事を憂い仏教信心と迷信から貞享4年(1687年)殺生を禁止する法令を制定したんですw特に綱吉が戌年であったんで犬を虐待する事が厳禁とされたんですよ!現在の東京都中野区には“お犬屋敷”があって野良犬約10万頭が収容されその費用は江戸の町の負担となってたんです…違反者は厳しく処罰されたんで一般の間に幕政への不満が高まってったんです!!こうした事から綱吉は「犬公方」と呼ばれてたのは有名ですよね!庶民だけでなく幕閣の人間にもこの法令に疑問を抱く者が沢山いたんですよ!!御三家水戸藩徳川光圀は綱吉に上質な犬の皮を20枚(50枚との説有)送りつけると言う皮肉を堂々と実行しちゃってるんですw
この法令に基づいて諸大名もこれに追随して同様の法令を施行したんで「悪法」として幕府への不満が人々の間に高まり幕府の権威の失墜を伴っちゃうんです…このため「徳川禁令考」など幕府やその関係者が編纂した法令集には意図的に削除されてるとも言われてるんです…
綱吉は死の間際に「生類憐みの令だけは世に残してくれ」と遺言したけど綱吉の死後1709年(宝暦6年)1月20日新井白石が第6代将軍家宣の補佐役になると真っ先にこの法令を廃止しちゃうんですw
【見直し説】

生類憐みの令について江戸幕府第5代将軍徳川綱吉が跡継ぎが無い事を憂い母桂昌院が寵愛してた隆光僧正の勧めで発布した説は現代はほぼ否定されてるんですよ!!最初の生類憐みの令が出された時期はまだ隆光僧正は江戸にいなかった為ですw生類憐みの令が出された理由は他に長寿祈祷の為と言う説もあるけどこれも隆光僧正の勧めとされてるんで事実じゃないっぽいですw
「黄門様と犬公方(山室恭子著 文春新書)」は「生類憐みの令の目的は綱吉の時代にはまだ残っていた戦国時代の荒々しい風潮を一掃することであった」と推測してるんです!!ただ意外性の強いお触れであったんで江戸の人々は次々に裏をかいて馬鹿にして幕府側も次々に詳細なお触れで対抗すると言うある意味で不幸なループに陥ったんじゃないかとの説なんです…そのため実質を遥かに上回る「面白い話」として後世に伝えられてる事実があるし…また同じ綱吉時代に豊臣秀吉が刀狩令を出して以後事実上の野放し状態だった庶民への帯刀禁止が強化されてる事と重ね合わせると考えられる説もあるんです!!
「生類憐みの令は些細な殺生を禁じ違反者に対して厳罰で報いた悪法である」とする確かな根拠は実は確認されちゃいないんですけどね…
 当時の処罰記録の調査だと極少数の武家階級の生類憐みの令違反に対しては
 厳罰が下された事例も発見できるんだけど多くは生類憐みの令に違反した為と言うよりは
 お触れに違反したと言う「反逆罪」的な要素をもっての厳罰であるという分析なんです…
町民階級等に至っては生類憐みの令違反で処罰を受けた事例は殆ど発見出来ないんですよ!!
 厳罰説は当時の戯作者が生類憐みの令を面白おかしく大袈裟に記した文書が
 後世史実と受け止めらる事という説は説得力がありませんか?
 また徳川綱吉の側用人柳沢吉保の日記にも生類憐みの令に関する記述は殆どなくて
 重要な法令とは受け止められてなかった可能性が強いんですよねw

 徳川綱吉の治世についてはこの「生類憐みの令」が主な理由で評価は低いんです!
 でも網野善彦サンに端を発する江戸時代見直しの流れの中で徳川綱吉の再評価が進行中で
 「生類憐みの令」についても改めて調査研究が進められてるんですよ!!

むかし学校で習った“生類憐みの令”はきっと何年かすると違った意味になるんでしょうね…

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