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おぼつかない指先で君は僕に触れる
その優しさは砂糖のように甘く 毒のように僕を苦しめている そんな時僕はいつだって惨めだ 君が僕を憎んでいると知っていても 僕は君なしでは生きていけなかったから 可哀そうな君に寄生し続けたの 僕は君を歪ませた挙句、そんな暗い妄想ばかり だってどこまでも堕ちていけるなら 僕は君とが良かったんだ 願うなら、永遠にふたりでありたかったから この先君ではない誰かとふたりで歩んでいくときも きっと僕は君を想い出してその影を重ねるだろう なんだかまるで 心も身体も君のものになれたみたいだ そんな自分が嬉しくて、ただただ哀しい |
headache
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嘘ばかり
嘘ばかり、嗚呼嘘ばかりなのだ 貴方が私をこんな醜い道化に変えたのだ 残酷なまでに 私を指先から変えていったのだ 私を囲う暗闇は貴方との記憶を忘れられないまま 淋しそうに膝を抱えている そうしてきっと永遠に顔をあげることはない 私が私であるために 貴方と離れなければならないのなら それはなんて深い孤独だろうか 貴方を無くしては 虹を見ることすら適わないのに 眠りにつくまで 貴方の声を聴かせて 悪夢を見ないように そばに置いて 静寂の恐ろしさからどうか私を救って |
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あなたと私の真ん中には透明な壁があって
きっと二人とももうどうしようもないことを知っていた 揺るがないのはあなた自身か、それとも私か もう確かめるすべもない 胸が痛くてたまらないのは あなたが恋しいからじゃない きっとそう 毎日あなたの夢を見るけれど この胸の痛みは あなたのためじゃない つかの間の幸せにさかさまに溺れて 私はあなたの肌を漂う ああなんてしょうもない 本当はそばにいてくれるだけで それだけできっと ふたりの間には揺るがないなにかが在ったはずなのに |
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空しいと気がついたときには
もうなにもかもが遅すぎた
並木道をひとりぼっちで歩く僕と君は
伝えたい言葉も伝える術も亡くしていたから
どんなに呼び合ってももう響かない
「泣きたいけれど泣けないの」
けれど、弱いふたりにはたったそれだけでも致命傷だった
「最期まで何も言わないの
触れて欲しいのに触れないの」
だって、強がりなふたりにはたったそれだけしかなかった
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この手首をゆっくりときることが
果たしてあなたを救うことになるのだろうか
さめざめと泣き明かした夜
僕は枯れ果てて
きっともうじき溶けてゆく
それでもあなたに再び出会うことはないのだから
なんておかしな悪戯だろう
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