Megalomaniac Memoly

しばらく休止します・・・。

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「・・・・・寒ないか?」
しばらくしてまどかが落ちかけたジャンパーをかけなおしてくれた。
「・・・ごめんなさい。私・・・・。」
「気にせんといて。泣かしたんは俺やからな。謝るのは俺の方や。」
「そんな・・・・。」
「現に今もごっつ邪なこと考えてたしな。」
少し笑いながらそう言うと、まどかは立ち上がって真っ暗な海に向かってうーん、と大きく伸びをした。
「寒ないかって聞いたんは、優しさからとちゃうで。このまま無言やったら、確実にジブンのこと押し倒してまいそうやったからやで。」
「・・・・・まどか君・・・。」
「うそやって。」
アハハとおかしそうに笑う。
「奈津実から、あいつの事であずちゃんが落ち込んでるって聞いて、なんやろ。いてもたってもいられんっちゅーか、気がついたら電話しとったっちゅーか・・・。」
海のほうを見ているまどかの表情は見えない。
「はっきり言うとまだジブンへの気持ちをキッパリスッパリ忘れ去ったわけちゃうんですわ。いや、分かってんで。ジブンの気持ちはちゃんと分かってるし、スキ狙ってるつもりもない。ん〜・・・、全くないって言うたら嘘にはなるけど、それが目的でジブンに電話かけたわけではないねん。ただな、あずさが悲しそうにしとったら放っとかれへん。ジブンを泣かすような男は許されへんっちゅーことやな。」
行こか、まじで冷えてきたわ。しばらくの沈黙の後、まどかがそう言って座ってるあずさの方に手を差し伸べた。恐る恐るその手を握ると、まどかはぐいっとあずさを立ち上がらせ、そのまま自分の方に引き寄せた。ひんやりとしたまどかのパーカーが頬にあたる。
「・・・・まどかくん・・・・。」
あずさの背中に回した腕に力がこもる。
「ホンマはめっちゃ腹たってんねん。あいつが、氷室がお前にこんな思いさせてんのが許されへん。俺は、お前が選んだんがあいつやったからあきらめよう思ったんや。」
まどかの言葉に、また涙があふれる。どうしてこんなに優しくしてくれるんだろう。どうして、ただわがままなだけな自分を思いやってくれるのだろう。
あずさは、自分はわがままを言って駄々をこねているだけの子供だと思った。
しっかりしなくては。
泣いているばかりじゃだめだ。
「ごめんなさい。・・・・ごめんね、まどかくん。ごめん・・・・・。」
あずさは、まどかの腕の中で何度もそうつぶやいた。

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