約束の虹

人生色々♪出会いと別れ、思いがけない救い。

すみれの歩んだ道

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夕映えの富士

生まれつきハンディがあった娘は、
生後1ヶ月の検診の日から治療に入った。
しかし、数カ月おきに地獄のような治療を重ねても、思ったような効果はなく、
やがて手術を勧められるようになった。
親としては体にメスを入れるのなら、最良の医療をと考え、
伝手をたよって紹介状を手に入れては、
今度こそ、と東京の名医を訪ねて歩いた。
名医と言われていても、思いやりのない人であったり、
もう少し別の専門であったりと、
なかなかピンとくる医者にめぐりあえなかった。
当時家にパソコンはあったが、
私は触らせてもらえなかったから、情報を集めるのは他人だよりだったのだった。
そうして友だちのアドバイスをきいて、ようやくとある病院で信頼できる主治医と出会えた。
感謝だった。
そして、びっちりつまったスケジュールに予約を入れてもらい、以降手術を数年おきに計3回。

今は経過観察中。

そして今日は、半年ぶりに主治医に予約を入れてあった日。
新年初登校してくたびれた娘が昼に下校してくるなり車に乗せて、目指すは東京の病院。

私は午前中は会計事務所に行って神経を使った後だったので、
ちょっとくたびれた(へとへと)。
おまけに予約した時間には間に合ったけど、待合室は満杯で、ずいぶん待たされた。

子どもには車中でパンを食べさせたのに、自分はまだだったから、
支払などすべて終わって食堂でお弁当を食べ終わったのは3時半。
「今日は痛いこと何にもなかったから、よかったね。」
と娘とほっと安心。
娘はホットケーキを食べました!

*****

今回限りで主治医が東京を離れることになり、
この次どうする?と尋ねられてうろたえてしまった私たち。

「でも1年に1回は先生に診ていただきたいです。」

と結局紹介状を用意してもらい、
来年はちょっと遠い病院まで、先生を訪ねることにした。

*****

ということは、
何度も入院したこの病院とのつきあいも、今日で最後ということだ…。
なんとなく離れがたい気分の私たちは、よくお世話になった売店で、
食欲がない時でもこれだけは食べられたね!と懐かしい梅干しを買ったり、
退屈でたまらない時、ラウンジのドリンクコーナーの点検をしているのを長いこと眺めてたね、と想い出を語ったり、去りがたい気持ちで病院内を回った。
あ〜いろんなことがあったな。
いろんな人に出会ったな。
どの親子も、頑張ってたな。
あの頃の自分は、今よりパワーがあったな。
痛がって泣くわが子の姿に、いたたまれなくなって廊下に出たことがあったな。
牧師の一家がお見舞いに来て下さったこともあったな…。

*****

4時を過ぎて、ようやく病院の駐車場を出たマイカー。
帰りはなぜか行きと違う道順になってしまい、
あれれ?あらら?と思いながらハンドルを切るうちに、夕映えの時刻がやってきた。



大きな橋を渡るとき、西の空に映える富士山を見た。
美しい富士山だった。



娘はやがて眠りにつき、私は運転を続けてようやく帰宅。
寝ぼけた娘をおろして息子に頼み、私は夕飯の買い物のため再び車で出かけた。
もう日が暮れる、というところでまた近所の丘から、富士山のシルエットを眺めた。
今日は本当に、よく富士山が見える日だった。


******

それにしても感無量。
娘の治療は、本当に一段落したんだなと思う。
終わりのない戦争のようだった暗い日々も、
今日の美しい富士の姿でかき消されてしまったみたいだ。

親の私が娘にしてやりたかったことに限界があるってことは、
本当はわかっていたんだけど、
今日主治医の話を聞いて、そうなんだな限界だと納得した私。
別の方法を探して、娘が自分で自分をどう見せるようになるかが、今後の課題だ。


************


家に帰ると、つまんなそうな息子が待っていた。
いろんな行き違いがあったことを、ぷんぷん怒っている。
怒られたって、私はもう、限界を何回りも超えちゃうくらいくたくたなので、
「悪いけど今日元気ないからさ、ご飯すぐつくるから勘弁して!」
とお願いし、
明太子の入ったおにぎりと、
スタミナ鍋をささっと作って許してもらった。




とこんな感じで、
今日は頑張ったけど、くたびれちゃった。

それでは、おやすみなさい。

4年と5カ月前に始めたこのブログ。

当初は「あ・し・あ・と〜すみれの傷だらけ日記」というタイトルでした。
壮絶な感じでした。

そのあと少しモラハラ脱出の毒が抜けたころに、「すみれの歩んだ道」とタイトルを変え、
さらにさらに、
2年半前に離婚が成立した時に、「約束の虹」とタイトルを変えました。

一時ここを終わりにして、他でブログを始めたもののすぐ出戻ったこともありました♪

きつい話や愚痴のほうが、生活記録よりもずっと多く、読みにくい記事が多い中、我慢強く
見守ってくださった皆様、これまでありがとうございました。

********

この間、私にとっての一番重大な問題は、別居しながらの子育てや仕事のこと、実家の両親との確執、登校拒否の子ども〜不登校へ、下の子の手術や治療、父親の看取りなど、時に応じて変化し、ブログの記事の内容も多岐にわたってきました。

********

現在の私の一大事は、来年収入が減ること!不安でいっぱいですが、まさかの時のための貯金を切り崩して、生きる道筋を見失わないように、来年も頑張ります。皆様どうぞ、よきアドバイスをお願いしますね!

10年ひとむかし

娘が今月10歳になる。
あ〜出産から10年もたつんだ!と思うと、感慨がひとしおである。

あの頃はもう必死で、
10年先のことを想像してもできなかった。

10年後まさか離婚して仲の悪い親の住む実家の隣に住んでいようとは、
思ってもいなかった。

10年前私を支えてくれた人たちと、今の私は遠く離れて暮らしている。
あのころ伝えきれなかった感謝の気持ちを、今再び伝えたい。

それから、心配ばかりかけた私を受け入れてくれた実家の家族や、
なんだかんだいっても結局いっぱい助けてくれたきょうだいや、
恩師や友達や子育て仲間など、
感謝を伝えたい人たちは数知れない。

当時夫だった子どもたちのパパは、
昨日上京して子どもたちと会い、
中学生の息子が観たがったから小学生の娘も一緒なのに映画「天使と悪魔」を映画館で観たんだそうだ。
私がいたら、迷わず「スタートレック」を観たはずなんだけど。
まあ、仕方ない。
任せた時は文句を言わないでおこう。
ひっさしぶりだから、子どもたちはちやほやとプレゼントを買ってもらったり御馳走をしてもらったりしてそれなりに楽しかったようだし。

私は家で、母の相手。
母には面倒もかけているが、かなり私も面倒をみていると思う。
なんだかもちつもたれつで、
結局相手が夫から母に変わっただけの、依存関係のような気がするけれども、
母も昔のパワー全開の母ではないので、
関係はだいぶ変わったように思える。

+++++++++

10年ひとむかしとはよくいったものだ。
さて、10年後の私は、どんな暮らしをしているだろう?
アラフォーじゃなくなってる私、
ちょっと今は想像ができない。

勝間和代

昨日「スタジオパークでこんにちは」というNHKのトーク番組で、
勝間和代を初めて見た。
この人が噂の人か…。

その後ブログを発見。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/

この人も本を読んだり、日記を書いたり、多くの人と会ったりすることを勧めているようだ。

先日紹介した雫石さんとは全然違う、私からしたら共感しきれない部分もある女性だけれども、
勝間さんの言っていることはなるほどと思うことも多い。

ただ、少し知が勝ち過ぎているような…。でも、波瀾万丈の人生であることは確か。

雫石とみ

先日何気なくNHKをつけていたら、
雫石とみ という人のインタビューを放送していた。
もう何年も前に亡くなった作家だそうだ。
番組についてはこちらを↓。
http://www.nhk.or.jp/archives/anohito/past/2008/206.html

++++++++++++

天涯孤独の労働者だった雫石とみは、
日記を書くことによって気持ちを整理し、
やがて作品を世に出して賞をもらった。
そして作家になったそうだ。
なんのぜいたくもせず、
自伝的な本を書いてためたお金で、
晩年文学賞を創設した。
自分をあまやかさず、
人生の最後になっても逆境にある人に勇気を与えたこの人は、本当に偉いと私は思った。

「書くこと」で逆境にあっても人生の意味を見つけた雫石とみを、
私は敬する。
今の時代新たにこの人の本を読もうと思ったら、
図書館に頼るのが一番らしいけれど、
現在私の住む地域の図書館ではすべてその本は貸し出し中である。
番組で知りうる限りの情報で、その生き方に感銘を受けた人が、
私以外にもいたのだなあ。
そういうわけで、私は順番を待っているところだ。

+++++++++++++

雫石とみを知ったことで私は、
日記をつけること、
心を吐きだす場所を持ち、
日々の思いを書き続けることの大切さを再認識させてもらえて、
本当にありがたいと思った。

考えることや勉強することに、資格なんかいらない。
日記を書くことに許可はいらない。
誰にだってできることだ。


++++++++++++++

意味のない人生なんてない。
どんな人間でも心は自由なのだ。
敗北の人生にたちすくんでしまっている人に、
勇気をくれた人。
この人は身をもって、人間にはだれにでも価値があることを教えてくれたのだと思う。

だから、あきらめないで生きよう。
自分を卑下しないようにしよう。
自分のことを自分がみとめてあげよう。

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