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「錆びる心」を読んで

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               『錆びる心』桐野夏生 文春文庫定価476円

桐野さんの短編6話が収められている。

☆虫卵の配列(被害妄想の女性が出てくる)
☆羊歯の庭(煮え切らない元彼の話)
☆ジェイソン(ジェイソンと呼ばれる意味は?を突き詰めていく男性の話)
☆月下の楽園(荒んだ庭の美しさに魅了される男性に訪れる災難)
☆ネオン(やくざになりたいという若者の取った行動とは)
☆錆びる心(10年後に家を出ると決心し、それを実行した主婦の話)

6話とも現実にどこかでこれに近いことが起こっているんじゃなか、というリアルさと、

女性は男性と比べると一枚も二枚も上手(うわて)、そして「したたか」なんだなぁと

それぞれのストーリーに時を忘れて読んでしまう。

もし、私が話の中の女性だったらきっと同じことをしているだろう、なんて。



桐野夏生さんは本当に女性の心の中の闇を書くのが上手い、さぞかし女性ファンが多いこと

だろうと思っていたのだけれど、

数年前、桐野夏生さんのサイン会が新宿紀伊国屋書店で行われた時、

何階にも渡って階段にずらっと並んでいたのは中年の男性ファンだった。

男性が彼女の小説を読んでも、自分の身に起きそうだとはきっと思わないんだろうなぁ。

いや、そうでもないのかな、だって現実味のあるストーリーだものね。

なんて思ったり。

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焼きりんごを作りました〜と言ってもオーブンではなくてフライパンで。


池永陽さんの「走るジイサン」の次に「コンビニララバイ」を読みました。
この本はコンビニの店主とそのお店に来るお客さんとの心温まる話が7話入っている短編集です。

裏表紙には
小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。オーナーの幹郎は妻子を(交通)事故で
亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が
集まってくる。堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春
する女子高生。彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく。
温かさが心にしみう連作短編集
とありました。

コンビニと言えばあまり客との繋がりが無いように見えるのだけれど、やはりそこにも
さまざまな客の人生模様が見えてきます。
コンビニ店主の優しい眼差しが、徐々に悩みを抱える客の心をほぐしていく〜。
人の温もりって大事だなぁって〜そう思える一冊でした。

「走るジイサン」「コンビニララバイ」を読んでますます池永陽さんの居心地の良い温かさを感じます。これは浅田次郎さんさんや重松清さんのような涙するまではいかないまでも、どこか似ている「慈愛」を感じるからでしょうか。

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『父を葬る(おくる)』著者高山文彦 定価1900円 幻戯書房

故郷である高千穂で癌闘病中の父、介護する母、そして主人公と弟。
父や母の人生はどういうものだったのかを紐解きながら、父の死を
家族がそれぞれに受け入れていく。

家族の「死」というものがたとえ同じ屋根の下で暮らしていても
その死生観というのは母、子であっても違うのだなぁと。
母はいつまでも(苦しい闘病を送っていて、亡くなっても)父に対して傍にいて欲しいと
思うのに対して息子は父を楽にしてあげたい、父の意思を大事にしてあげたいと思う。
でもその一方で、母の為に延命処置を医師に頼むという矛盾。
父の骨をなかなか埋められない母に息子は苛立つが、時が経ち母もようやく
父を土に返す心境になる。父の死に思いもよらないいろいろな事が起こり、
そしてそれを受け入れていくそんなストーリーでした。

私もいずれ訪れるであろう両親の死に対して、こうしようと思ってはいてもいざ
その状況になったら、死なせたくないといった感情が最優先し、一つ決めるのも
あれこれと考えすんなりとは行かなそうな気がしました。

自分が父の立場だったら延命措置はして欲しくないと思うのだけれど、家族の
立場からするとそれをもやってしまいそうになるのかもと。
生前から家族でそれを話し合っておくということの重要さを感じました。

「最後のパレード」

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hoppyさんのブログで紹介されてあったディズニーランドで本当にあった心温まる話を

集めた本「最後のパレード」を読みました。

いろいろな心温まる話が30話以上載っています。

どれも涙なくては読めないお話なのですが、

私はその中でも特に「8時間の再会」という話に感動しました。


離婚して妻が息子を引き取り、半年振りの息子とディズニーランドで会い、
ぎこちない会話をしながら遊んだ。
そして夕闇が迫る駅のホームで、元妻に息子を引き渡し、自分は一本後の電車に乗ることに。
二人をホームで見送り、電車のドアが閉まるその時、
息子が突然「おとうさん、次はシーだよ!絶対一緒に行こう!」

おとうさんという言葉を聞いたのは、その日それが初めてのことだった。

こどもの複雑な気持ちが、痛い程伝わって来ますよね。

一話づつ、ディズニーランドではこういう理念の下に〜という解説もついていて、
本のエピソードが決して偶然ではないことも知ることが出来ました。



この本のまえがきに

パソコンの中にはハードディスクという記憶装置がありますが、

人の中には「はーとディスク」という記憶装置があると考えています。

とありました。

「はーとディスク」私のハートディスクには何が入っているでしょうか。

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